以下、ネタバレあり、なので、自己責任でお読み下さい。
あの『おそ松くん』をリメイクした本作品です。中身は“ギャグ”ですが、かなり際どい問題を扱っています。
TV版では、大ヒットしました。チビ太やイヤミも出ます。
《6つ子達の“今は?”》
なんと『ニート』です。6人ともです。映画はそんな6人を追い込むように高校の『同窓会』の場面から始まります。
《異世界かな?》
2次会に参加しないで、自宅に戻った6つ子達は、なぜか“不思議な世界”へ迷いこみます。自宅を飛び出して町へ出ると、町の様子が違います。あるハズのお店が無かったりします。
そんな時に、『デカパン』に出会い、自分たちの“今”の状況を説明します。
《高校生の頃って?》
デカパンから、6人のうちの誰かが「高校3年生の頃に、後悔を抱えている」からだと言われます。誰が”後悔”を抱えているのか?犯人探しが始まります。
そのために高校へ、高校生の自分達を見に行きます。
《今、流行りの?》
ここら辺では、今流行りの“異世界転生”か、過去に戻って、現在を変える”タイムトラベル”ものかな?という感じです。まぁ、高校生時代の6人の姿が見れるので、その辺は大変興味があります。ただ、実際の高校生活は、EDのイラストや人伝ての情報しかないので、ちょっと物足りないですね。
まぁ、あくまで主役は”今”の6人という事なのでしょう。
《メインヒロインとは?》
この世界では、高校生の『トト子ちゃん』も見られます。”メインヒロイン”を演じる毎日に悩み葛藤しています。そこから、どうして“今”のような“メインヒロイン像”になったのかが、描かれていきます。中身はともかく目の保養になりますので、しっかり見ましょう。
《黒猫は運ばない?》
全編をとおして『黒猫』が登場します。だからといって、宅急便ではないのですが、道案内はしてくれます。これ以上言うとネタバレになります。
《ゲストキャラは?》
物語のほとんどは、高校生の6つ子を見たり、不思議な世界に同一人物が存在している事による、ゆがみ等が描かれます。
6人とも意外と世界を壊さないように、慎重に行動します。
ゲストキャラは、大方の予想通り”女の子”です。
《12人は大変?!》
実は、舞台挨拶付きの上映会へ行ってきました。
監督とトド松役の入野自由さんがきました。監督が「ラストの12人を動かすのが大変だった」と、言っていました。高校生の6つ子とニートの6つ子が一緒に行動するのは、ラストだけです。なかなかに見ごたえのある場面なのですが、制作側は”大変”だったんですね~。
《意外と普通?》
見た感想としては『意外と普通?』ですね。意外に真面目に、問題に取り組んで行きます。ストーリーもそれほど奇をてらった物ではありません。
それでも、よく『おそ松さん』で、映画が作れたなー、と思いました。
ギャグも忘れていませんが、意外と普通に見る事が出来ます。
©赤塚不二夫/えいがのおそ松さん製作委員会 2019
出典:https://osomatsusan-movie.com/