LATER SEQUELS SERIES #01
2022年10月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
電光超人グリッドマン(1993~)
SSSS.GRIDMAN (2018~)
SSSS.DYNAZENON (2021~)
Continuation from last page. 01-2 https://no-value.jp/novel/31027/
SSSS.GRIDMAN 概要
独りじゃない。いつの日も、どこまでも。
『SSSS.GRIDMAN』とは2018年から放送していたオリジナルアニメ。1993年に円谷プロが製作した特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』をベースにしている。
時代を先取りし過ぎたと言われる名作に25年の月日をかけて時代がやっと追いついた。第50回星雲賞メディア部門を受賞。
ちなみにタイトルの『SSSS』は発音する際には読まない。
「じゃあ、なんで付けたん?」という疑問が出るのは当然だが、実はこの理由をキャストもスタッフも知らないらしい。 前述のスーパー・ヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッドが由来というか元ネタだというのが専らの噂。一応、最終回で本当の意味は示される。
アニメ制作はTRIGGER。監督は雨宮哲。 シリーズ構成は円谷プロ関係には『ギンガ』以来となる長谷川圭一。
キャラクターデザインは坂本勝、グリッドマンデザインを後藤正行。 怪獣デザインを西川伸司、丸山浩、板野一郎、山口修、前田真宏と豪華スタッフが担当。音楽は鷺巣詩郎が担当し、音響は原作と同じく森川永子が担当。
OPには同時期に放送している『ウルトラマンR/B』でも主題歌を担当しているオーイシマサヨシが所属するOxTが担当。
オーイシマサヨシ氏は全話分の脚本を読んだうえで作詞をしているとの事。 EDには『ULTRAMAN』の佐山レナ役などでお馴染みの内田真礼。今作では、ヒロイン以上に重要な新条アカネ役。
監督は元々はウルトラシリーズのアニメ化を目論んでいたようだが、円谷プロがそれに難色を示し、「『グリッドマン』か『アンドロメロス』ならいいよ」と言われたので、本放送と再放送を見ていたグリッドマンをアニメ化する事にした。
2015年に「日本アニメ(ーター)見本市」の9話として配信された短編アニメ『電光超人グリッドマン boys invent great hero』は本作のパイロットフィルム的な役割もあったそうな。
脚本は「この話でパワーアップ」「この話で新メカ登場」と言った「玩具が先行するシナリオ作り」出来る人が前提条件で探していたらしい。
企画開始時点では玩具が出るとは決まっていない段階だったのに。
長谷川氏になったのは円谷プロから紹介されたからであり、上記の事ができた事と、『ウルトラマンギンガ』の閉鎖感や低予算感がグリッドマンに近かった事もあり決定した(無印ギンガの評価にグリッドマンっぽいというものもあった)。
長谷川氏はグリッドマン当時に撮影が大変という噂話を聞いた程度で番組を見た事がなく、話が来た時ロックマンエグゼみたいなものかな?と思ったらしい(彼は第1シリーズのみだが、アニメ版エグゼで脚本に参加しているためそう思ったのだと思われる)。
グリッドマンのデザインは円谷プロ所属の後藤正行氏が担当している。
監督の雨宮哲氏が語るには、近年のウルトラマンのデザインをしている後藤氏に担当してもらう事で、最新のヒーローと並べても綺麗に映えるようにしたとのこと。
作画面に関しては通常作画監督の他に、電柱などの建設物の作画監督、戦闘作画を別に担当するヒロイック作画監督といった感じで細分化して担当している。
特にヒロイック作画は「勇者シリーズ」のオマージュが多く、雨宮監督は大張監督へのラブレターと称している。
元々「電光超人グリッドマン」が実写でやる勇者シリーズという要素もあり、上記の短編アニメでもふんだんに盛り込まれていたが、
本作は原作を含めた円谷特撮ヒーローと勇者シリーズをリスペクトしつつも、重厚かつケレン味溢れた戦闘シーンを作り上げている。
主要キャラに響裕太、新条アカネ、アレクシス・ケリヴがいるが、これはいずれも没企画『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』の主役/ヒロイン/ラスボスの名前である。
加えてキャラのカラーや服装・小物の意匠には『トランスフォーマー シャッタード・グラス』の要素が取り入れられている。有志による解説動画などもあり、ファンによる分析や考察が、実に捗った作品でもある。
あらすじ・2
響裕太はある日、クラスメイトの宝多六花の家の前で倒れ、自分の名前を含めたあらゆる記憶を忘却した状態で目覚める。
混乱する裕太は六花の家が営むジャンクショップに置かれていた古いパソコンから呼びかけるハイパーエージェント『グリッドマン』より、自身の使命を果たすように諭される。
失われた記憶、裕太にしか視認できない、街の霧と景色となった怪獣。
裕太は戸惑いながらも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネ達に助けられながら日常生活に戻るが、その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏みつぶされた――。
街に謎の怪獣が現れたとき、グリッドマンに導かれるまま、裕太は彼と合体して怪獣を撃破する。
帰還した裕太は、内海の勧めで六花を加えた三人でグリッドマン同盟を結成し、怪獣の脅威に立ち向かう事となる。
翌日、破壊された学校が一夜にして直った現象に驚く三人。 しかも、怪獣によって死んだクラスメイトが過去に既に死んでいた、と改変されていた。自分達の暮らす街には秘密がある。
次々と出現する怪獣との戦いの中、グリッドマン同盟は街の真実を迫れるのか。
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