LATER SEQUELS SERIES #01
2022年10月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
電光超人グリッドマン(1993~)
SSSS.GRIDMAN(2018~)
SSSS.DYNAZENON (2021~)
Continuation from last page. 01-4 https://no-value.jp/novel/31309/
SSSS.DYNAZENON 概要
『SSSS.DYNAZENON』とは2021年4月2日から放送開始したアニメ。
『SSSS.GRIDMAN』同様に『GRIDMAN UNIVERSE』の中核を担う作品。
ちなみに今回も発声する時『SSSS』は読まない。
『SSSS』の意味は1話によると『Scarred Souls Shine like Stars(傷ついた魂は星のように輝く)』
作品はダイナドラゴンをモチーフとする合体ロボット「ダイナゼノン」を中心としたロボットアニメとなっている。元々ダイナドラゴンは、尺の都合で『SSSS.GRIDMAN』に登場させられなかった要素だった。加えて雨宮がグリッドマン役の緑川光よりダイナドラゴンの登場する作品を強く熱望されていたことや、かつてTRIGGERの大塚雅彦より合体ロボット物の作品を提案されていたこと、緑川と同じ気持ちのユーザーがいるのではと考え、企画が展開された。
同時に、前作では敢えて封印された、原作との明確なリンクを前面に押し出し、ダイナドラゴンが初登場した原作第18話『竜の伝説』におけるミイラと関係した伝承や、恋愛関係の要素も取り入れられた。
スタッフは前作『SSSS.GRIDMAN』と同じで、アニメ制作はTRIGGER。
監督は雨宮哲。脚本は長谷川圭一。
キャラクターデザインは坂本勝、ダイナゼノンを野中剛。
怪獣デザインを西川伸司、酉澤安施、丸山浩、田口清隆、岡本英郎、板野一郎、後藤正行と前作と一部違うが豪華スタッフが担当。
音楽は鷺巣詩郎が担当し、音響効果は森川永子が担当。
OPは前作の『OxT』から、そのメンバーのオーイシマサヨシに変更(つまり『ウルトラマンR/B』仕様)EDは内田真礼が引き続き担当。
前作は元祖実写版『電光超人グリッドマン』の続編企画だった『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』を下敷きにしていたが、 今作はまったくのオリジナルストーリーで展開されるため、予測不可能な展開が待っている。
主題は複数存在するが、全体としては「仲間」をテーマにしており、個性の異なるキャラクターたちが心を合わせてダイナゼノンを操り、ピンチを切り抜ける姿を描くことが毎回意識されている。
雨宮は、出会いや別れを描くうえで合体ロボットという題材が最高の舞台であると語っており、これを中心に据えることで、問題を抱えた人物たちが傷つけ合いながらも同じ道を進むという、ある種面倒くさい人の営みを描こうとしたと語っている。
この他には「過去」という要素も主題に挙げられており、昔がどうあれ今、何をするのが大切なのか、最終的に各々が最善ではなくても、後悔のない終わり方を目指すことがテーマとなっている。
あらすじ・3
東京都アヤナシ市のフジヨキ台に暮らす高校生の麻中蓬はある日、河川敷で空腹で行き倒れていたガウマという青年を助けたことで、彼の命の恩人として慕われるようになる。
翌日、クラスメイトの南夢芽に呼び出されて水門に向かった蓬は、巨大な怪獣が出現して対岸の街を破壊するさまを目撃する。
その場に居合わせたガウマが携えていた竜の副葬品を天に掲げると、巨大ロボット・ダイナゼノンが現れた。ダイナゼノンはガウマの他、蓬・夢芽に加え、河川敷に怪獣騒ぎを見物しに来ていた無職の男性、山中暦をパイロットとして怪獣に立ち向かい勝利を収める。
ガウマは自身を「怪獣使い」と名乗り、怪獣を使って世界の破壊を企む「怪獣優生思想」という敵の存在と、ガウマ自身もかつてはそのメンバーであったこと、自分たちは今から5000年前に一度死に、現代に蘇った人間であることを明かし、暦の従妹である飛鳥川ちせを加えた5人で、ダイナゼノンを駆って怪獣と戦う「ガウマ隊」を結成。ダイナゼノンを使いこなす訓練を重ねつつ、怪獣優生思想が次々に繰り出す怪獣に戦いを挑んでいく。
故事成語な主要キャラ達・ガウマ隊
SSSS.DYNAZENONにおけるダイナゼノン操縦者たちのグループ。
それぞれの名前が故事成語から由来している。
劇中での初出は第5回における、ちせのグループLINE名だったが、それ以前にもラジオでこの名前が登場していた。
ちなみに、第2回時点では、グレージョムの出現を受けて蓬を呼び出す際に、夢芽が人伝手で蓬の携帯番号を入手して、ガウマが夢芽のスマホから連絡をとっていたので、「ガウマ隊」のグループLINEが出来たのはこれ以降っぽい。
メンバーの中にしっかり学校に通う高校生が2人おり、うち1名がバイトに時間を割いているが、日曜日は定休日らしい。残りのメンバーはフリーターと無職+登校拒否なので、怪獣が出現した際の現場への急行も早い。
第6回では、ガウマ以外の各人の葛藤やすれ違いから心がバラバラになってしまい、ダイナゼノンの窮地を招いてしまう。
ガウマ
人事万斉塞翁が馬
~人間の幸不幸は転々として予測できないこと~
怪獣使い。ダイナゼノン及びダイナレックスのメインとなる操縦者。ダイナゼノン及びダイナレックスの脚部になるダイナダイバーの操縦を担当する。
ちせからは「隊長」と呼ばれており、名実共にリーダー的存在と思われる。
……ぶっちゃけ、ちせしか「隊長」呼びしていない。なんだかんだで面倒見の良い長兄的存在。
麻中蓬
麻の中の蓬
~まっすぐに伸びる麻の中に生えれば、曲がりやすい蓬も影響を受けてまっすぐに伸びるように、善人と交われば、自然に感化されて善人になること~
ダイナゼノンのコアユニットとなるメカダイナソルジャーの操縦を担当する。
人型に近いダイナソルジャーは汎用性が高く、各種メカとの合体による拡張性もあるため、分離状態では戦闘の中心になることが多い。
南夢芽
南柯の夢
~はかない夢、とりとめのない夢、どんな栄華も やがては夢のように空しく消えていくこと~
ダイナゼノンの飛行ユニットとなるダイナウイングの操縦を担当する。一番不真面目そうだが、ガウマについで真面目に訓練に参加している。ダイナウイングを私用で使うことが多い。あと武装の名前を覚える気がない。
山中暦
山中暦日
~俗世間を離れて、山の奥深くで月日を忘れるほどにのんびりと生活すること~
ダイナゼノンの腕部及びダイナレックスの尻尾となるダイナストライカーの操縦を担当する。無気力気味な陰キャだが洞察力の高さや機転を利かせることも多く、やる時は決める無職。
ダイナストライカーが合体時に腕部になることから、車形態に囚われない活躍を見せている。
飛鳥川ちせ
飛鳥川の淵瀬
~氾濫しやすい飛鳥川のように、 世の中のことや人の身の上は移り変わりが激しいこと~
山中暦の従妹であり、現在のところ蓬の代打として1度だけ実戦でダイナソルジャーを操縦したことがある。処理すべき情報量も作業量もほかのユニットよりかなり多い「人型ロボット」のダイナソルジャーでムーンサルトを決めて「簡単」と言ってのけるので、実は操縦技量が隊の中でトップクラスだったりする。
麻中蓬が出撃できない時のサブパイロットを自認しているが、暦が二日酔いの際は、ダイナストライカーのサブも務めようとしていた。
超竜と竜人/強竜
ドラゴニックキャノン
電光超人グリッドマンに登場するAW。龍を模した大型プラズマ火炎砲で、一平が中国でミイラと共に発見された龍の副葬品をヒントにプログラムした。
ダイナファイター
ドラゴニックキャノンに変形機構を追加した、小型戦闘機のAW。
キングジェット
ダイナファイターのシステムの強化のために開発された大型戦闘機のAW。
ドラゴンフォートレス
ダイナファイターとキングジェットが合体した超大型戦闘機。
合体超竜ダイナドラゴン
ドラゴンフォートレスが超竜合体した恐竜型サポートロボ。 日本で発掘されたニホンティラノサウルスの復元図の骨格データをベースに変形機能を組み込んで完成。ネオメタラス戦で初陣を飾る。
主武装は口から高熱火炎に変換された咆哮の際に発するエネルギーを放射する、ドラゴンロアー、両肩に装備したペネトレーター砲とフォトンランチャー。
合体シーン時、何故かペラペラな感じになる。
合体竜人 ダイナゼノン / 合体強竜 ダイナレックス
ガウマが自身の副葬品であった竜の置物を媒介に召喚した謎の巨大ロボット。
当初は光と共にフレーム状態で出現し、ガウマ、蓬、夢芽、暦を飲み込んだのちに真紅のカラーリングとなる。
4種のメカニックが変形・合体することでダイナゼノンを形成しているが、 ダイナゼノンとなるには操縦者が一人ずつ、計四人必要らしく、人数が足りないと近くにいる人を強引にインナースペースに取り込む。
各機体のダイナレックスの頭部を模したインナースペース内で牙の内側に映し出されるモニターで会話をしながら、操縦が行われる。
ちなみに操縦桿は元祖実写版でアシストウェポンを操作していたテンキー付きのジョイスティックと同じデザイン。
初陣となったシャルバンデス戦以降は機体を構成する4体のメカに分離し、初回の起動メンバーに選ばれたガウマたちがそれぞれを所有することになる。
合体時は、主にガウマがメインで操るが、4人の気持ちが1つに合わせないと合体すらままならず、できたとしても弱体化するという制約がある。
出自や全機能に関しては、ガウマも把握しておらず、平時は人気のない奥多摩の渓谷に集合し、機能把握と操縦技術向上のために訓練を重ねる。怪獣が出現する世界に現れる抗体(アンチボディ)のような存在であると分析されている。
合体竜人 ダイナゼノン
基本形態となる巨大人型ロボット形態。戦闘開始時の合図は「ダイナゼノン・バトルゴー」、分離時の合図は「一時解散!」。格闘戦や各部の武装を用いて戦闘を行う。背中のブースターを使用することで大気圏外まで飛び出すことも可能。ゴッドゼノンとダイナドラゴンの電光超人グリッドマンにおける、二大AWから名前が引き継がれている。
合体強竜 ダイナレックス
ガウマ曰く「本当の力」。
合体したダイナゼノンの姿から更に分離し、変形合体した赤いドラゴン型の巨大メカ。鋭い牙による噛みつき、さらに嚙みついたままの投げ飛ばしや強烈な尾の一撃などその姿に相応しい荒々しい攻撃を繰り出す事ができる。
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