LATER SEQUELS SERIES #03
2022年10月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
大空魔竜ガイキング (1976~1977)
ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU(2005~2006)
Continuation from last page. 03-2 https://no-value.jp/novel/31745/
旧メカを活かした新機体・合体形態
元祖ガイキングの大空魔竜戦隊には恐竜モチーフの三機のサポートメカ、剣竜バゾラー、翼竜スカイラー、魚竜ネッサーがいるのだが、LOD版の大空魔竜隊にも役割周りの設定を踏襲した艦載機が登場する。
エイ型・戦闘機 スティンガー(改修後・スペリオルスティンガー)
首長竜型・戦闘機 サーペント
蟹型・万能戦闘機 クラブバンカー
これに加えてキルジャガーという機体も登場するがこちらには合体形態は無い。
それぞれ、高速戦闘形態のスカイ、長距離砲撃形態のバスター、水中戦形態のダイバー、へと合体が可能。ガイキングと艦載機はそれぞれパーツ干渉を避けての合体が出来るよう設計されており、同時に合体したスカイバスターやトリプルガイキングも登場している。
この辺りの工夫は後年のSSSS.GRIDMANにも共通点が見出せる。
また平成ライダーのごちゃ混ぜ系フォームにも似ている。(アギトトリニティ、キバドガバキ)
好敵手から仲間へ ライキング・バルキング
物語の中盤から登場する文字通りのライバルメカ。敵のダリウス軍に利用されたが、後に自軍で運用する事になる。汎用機のガイキングより先に建造された炎の巨人で性能は、ガイキングより各方面に特化している。
ライキング
ダリウス軍建造の魔竜一番艦『天空魔竜』のスカルエンブレムをベースとした炎の巨神。非常にスリムで鋭角的なデザインをしており、見た目通り空戦、機動力、攻撃の鋭さに特化、三大巨人の中で最も素早い。額の角は一本。
雷の王の名前どおり、攻撃の際には青い稲妻が走る。 旧作のガイキングが大空魔竜との合体攻撃として使用したジャイアントカッターはこちらに引き継がれている。
バルキング
ダリウス軍建造の魔竜二番艦『大地魔竜』の頭部をベースとした灼熱の重巨人。
頭に巨大な一本角を生やしたゴツいフォルムをしており、腕部分が蛇腹状になっている。見た目通りの砲戦、重装甲・強攻型の機体であり、動きはやや鈍いが、パワーは誰にも負けない。
旧作のガイキングが使用したミラクルドリルは、こちらに引き継がれている。
荒神 ガイキング・ザ・グレート
そうだ…そうだったぜ……
この戦いは皆の魂で戦うんだった……
これだけ皆から火点けられてよ……
俺が燃えないわけにはいかねぇよなぁ!
『ガイキング・ザ・グレート』は、勇者シリーズで俗にいうグレート合体とも、ガンダム等での後継機体への乗り換えとも違う、変則的な最終形態ガイキング。
ライキングの上半身部分のPART-1、バルキングの下半身部分のPART-2、そしてガイキングの胸部と頭部のPART-3が集結合体した究極の炎の巨人。
3機それぞれの最も強固で優れたパーツが使われている。
ニコイチ修理、という表現があるが言わばこれは、ミ(三)コイチ合体。
合体でヘルメットを被るシーンは、ゴッドライジンオーやSRXよろしく、手動で被っている。
ガイキングの10倍の火力を誇ることから理論上では最強の巨人と言われているが乗り手がおらず、その存在はキャプテン・ガリス、サコン・シロウの2人しか知らない。
また動かすには、搭乗者にもガイキングに乗っている時の10倍以上の心の炎が求められ、炎がそれ以下になると強制的に分離してしまう。
ガイキングのPART-1とPART-2、ライキングのPART-2とPART-3、バルキングのPART-1とPART-3は余りとして地面に転がっているらしい。
「余ったパーツで合体しろよ」と言われる事もあるが、各機の強力なパーツを持っていかれている上に無理に合体してもバランスが悪くなりそうな物ばかり余っているので仮に合体できても活躍は厳しいだろう。
たった3話だけしか登場していないが、いずれでも圧倒的な強さを見せている。
第31話でライキング、バルキングの奪取に成功する大空魔竜隊だが、プロイストの操る超魔竜ドボルザーク※に苦戦する。(※旧作のガイキングの超兵器ヘッドの顔をしている)
圧倒的な力に敗北寸前の一同だったがサコンの機転により三大巨人が合体しダイヤが搭乗する荒神ガイキング・ザ・グレートが現れる。
ここから怒涛の逆転劇が始まり超魔竜ドボルザークを撃破する。 さながらSサイヤ人に覚醒して、フリーザを圧倒する悟空状態である。
第31話の次回予告でも合体後の姿を見せてなかったのも相まって朝っぱらから視聴者に強烈なインパクトを残した。
第35話では噴火により吹き出した溶岩に飲み込まれそうになるダリウス帝都とそこに住む人々を救うために合体する。
溶岩に飲み込まれないように帝都をまるごと持ち上げる姿は、まるでアクシズ落としも単機で阻止できるんじゃないかと思わせる。
最後は、極大巨人キングダリウスに乗るプロイストとの最終決戦時。 途中リーが乗るバルキングのアクシデントを乗り越えつつ合体。
この時も圧倒的な力を見せ、フェイス・オープン・ザ・グレートで急接近→キングダリウスに受け止められてしまうが、受け止めたキングダリウスも装甲が砕け、内部構造が露出するほどのダメージを受けて怯む→両肩を掴まれていたため頭部と胸部を分離して離脱→ガイキングに再合体した後の近距離ハイドロブレイザーで見事勝利を納めた。
一連の流れはスパロボでは最強武装の演出となっている。
合体時に流れる挿入歌は、キン肉マンや宇宙刑事ギャバン、そして富士サファリパークでお馴染みの串田アキラ氏が歌う『その名はガイキング・ザ・グレート』である。
後述
続編としての側面がある鋼鉄神ジーグに対して、こちらは名称等、引き継いだ要素以外のシナリオ等は完全にオリジナルであり、前述した複数展開されたリメイクロボの中であっても、1クール(13話)ではなく珍しく長編としてローカルとは言え、地上波放送されている。
そもそも早朝にやるアニメの熱量じゃない、と言われるが、昨今だと熱血カードゲームアニメなんかも割と朝っぱらからやってるので既定路線なのか。
END.