LATER SEQUELS SERIES #06
2023年1月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
破邪大星ダンガイオー(1987~89)
破邪巨星Gダンガイオー(2001)
前述
早過ぎた名作に時代が追いついたのか、
かつて『それ』に触れた人物が次代の作り手になる程の時間が経ったのか。
続いた作品が評価される保証はない。
でも、そこにある熱量が新しい波を作ることは、きっとある。
自叙
続編を出しながら、どちらも未完状態というアニメ界においても異質なシリーズ作品。
特にGダンガイオーのラストはマジンガーZのオマージュなので、グレートに助けられた状態で終わる、という恐ろしい所業をしている。
一方の破邪大星ダンガイオーの方はスパロボIMPACTにて、補完・疑似完結がされているのでGを参戦させて、同じ様な完結を望む声も多いようだ。
概要・1
『破邪大星ダンガイオー』(はじゃたいせいダンガイオー)は、1987年から1989年にかけてOVA全3巻がバンダイビジュアルから発売されたロボットアニメ。
2002年にDVD(全1巻)が発売され、2006年にパソコンテレビGyaOにて全3話が配信された。
1980年代に『機動戦士ガンダム』を端緒として開花したリアルロボット系アニメのブームは、数年と経たないうちにそれまでのいわゆるスーパーロボット系アニメを駆逐するまでになっていた。
その一方、1980年代中頃からアニメ業界の第一線に台頭し始めた若手クリエイターの中には、1970年代のスーパーロボット系アニメの影響を受けてアニメ業界を志した者が少なくなく、彼らやそのファン層には1970年代の荒唐無稽なロボットアニメを懐かしむ風潮が高まっていた。
そのような状況にあった1980年代中盤、OVAとして『大魔神我』が企画された。これは永井豪の『マジンガーZ』を原作として、平野俊弘、會川昇、大畑晃一など当時の若手クリエイターがストーリーとメカの両面で大胆なアレンジを加えるリメイク作品として構想されていた。
しかし、この企画は一部の準備稿と會川による脚本が完成した段階で、諸事情から制作中止となってしまう。
急遽穴埋めの代替企画が計画された結果、結実したのが本作と『大魔獣激闘 鋼の鬼』である。
かつての平野俊弘の代表作である『戦え!!イクサー1』を踏襲し、平野アニメらしく当時の主流の超能力+美少女+ロボットの組み合わせ、堀江美都子と水木一郎の黄金タッグによる主題歌、渡辺宙明によるBGM、神谷明の演じるロールや技名の叫びなども、1970年代のアニメ作品の様式を踏襲したものである。
あらすじ・1
天才科学者ターサン博士は、宇宙船ダルダルで兵器を作っては売り歩いていた。
そんな中、遂に宇宙最強の合体ロボットダンガイオーの開発に成功。
超能力を持つミア達3人の少女と一人の少年をパイロットとして養成し、宇宙海賊バンカーに売ろうとしていた。だが、博士の計画を知ったミア達はダンガイオーで脱走を企てる。
元々、最強兵器としてバンカーに売られる筈だった元ターサンの部下のサイボーグ・ギルは、その立場を取って代わられた復讐の為、ダンガイオーの打倒に燃える。
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