LATER SEQUELS SERIES #07
2023年2月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
スーパードクターK(1988~1996)
Doctor K(1996~1998)
K2(2004~)
前述
早過ぎた名作に時代が追いついたのか、
かつて『それ』に触れた人物が次代の作り手になる程の時間が経ったのか。
続いた作品が評価される保証はない。
でも、そこにある熱量が新しい波を作ることは、きっとある。
自叙
ブラックジャックをマイルド化し、減った部分に北斗の拳をぶち込んだ様な医療漫画。
下手なバトル漫画よりもアクのある人物が出てくるが、医療に関しては普通に為になる。純正の医療漫画があまり長期連載にならない事を考えると、破格の連載期間である。
その為、登場人物達の長い人生を垣間見る事が出来る。またコロナに関しても、医療側の実情を正面から描写しているのも素晴らしい。
概要・1
野獣の肉体に天才の頭脳——そして神業のメスを持つ男、その名は…K!!
『スーパードクターK』は、真船一雄による日本の漫画作品。 講談社『週刊少年マガジン』にて1988年17号から1998年45号まで連載された。
作者の真船一雄は、高校時代から漫画を描き始め、卒業後にはその作風からも分かる通り、『北斗の拳』の原哲夫のアシスタントをしながら、自身の作品を投稿していた。本作は医師兼漫画家の中原とほるが原案協力、万丈目喜介が取材協力を担当している。
裏の世界で生きる医師の家系という宿命を背負った主人公KAZUYAが、様々な事故、事件、陰謀、そして病気と出会い解決していく人間ドラマである。
キャッチコピーは「ハードボイルド医学伝説」。
ケンシロウみたいな見た目でやっている事はどちらかと言えばトキなのだが。
連載当初はKAZUYAの超人的な肉体面が強調されていたが、医学監修を導入して以降、医療問題やそれに携わる人々のドラマを描き出してゆく内容に変わっていった。
当初はキャッチコピーの通りハードかつバイオレンスな作風であったが、途中からは脇役をメインとしたコミカルなエピソードも増えていく。
更に終盤ではKAZUYAが校医としてとある高校に赴任、生徒との交流を描く学園漫画のような作風となり、KAZUYAや医療行為が全く登場しないエピソードも存在する。というか、下手な学園物より○○先生感がある。
こうした柔軟かつ幅広いストーリー展開もあり、連載期間は10年以上と数ある医療漫画作品の中でも屈指の長期連載作品となった。
特徴としてスポーツ医学を題材としたエピソードも多く、KAZUYAが本編でセコンド(資格有)として活躍する描写もある。
1996年にタイトルが『Doctor K』へ変更され(前出の「校医編」の後から)、よりドラマ性が重視された作品へと移行した。
2004年からは続編の『K2』(ケーツー)が講談社刊『イブニング』にて連載を開始、シリーズ3作共コンビニコミックス「講談社プラチナコミックス」(KPC)版も存在し、前2作のKPC版は「アンコール刊行」もされた。
同時期に『少年マガジン』で連載されていた『はじめの一歩』や『ミスター味っ子』の登場人物がモブとして出演している。
2021年9月時点で「スーパードクターK」シリーズ累計発行部数は1500万部を突破している。
改題前は全394話、改題後は全91話の、計485話。
あらすじ・1
かつて日本に、日本医学界の最高権威・帝都大医学部を首席で卒業した天才青年医師がいた。若くして国際レベルで活躍し、その執刀技術は特Aランク。
しかし、彼はある日、忽然と姿を消した。
彼こそは野獣の肉体に天才の頭脳、そして神技(しんぎ)のメスを持つ男。
その名は「K」。
Kがその卓越した医療技術によって多くの人命を救う中で多くの仲間が触発されながら成長し、K自身も成長していく。
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