LATER SEQUELS SERIES #06
2023年1月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
破邪大星ダンガイオー(1987~89)
破邪巨星Gダンガイオー(2001)
Continuation from last page. 06-1 https://no-value.jp/column/35389/
四人のサイキック・ダンガイオーチーム
ミア・アリス(CV:荘真由美)
本編の主人公。地球出身で、美白でサラサラヘアが特徴。 潔癖症気味な性格で悪には屈しない強い信念を持った美少女である。
見かけによらず実際は熱い性格。争い事は好まず、敵であろうと弱った相手には単身で助けに行くほど。
ダンガイオーチームの中で最大級の超能力(念動力、飛行能力、バリア能力、衝撃波など)を持っているのだが、不安定で制御しきれていない。これまでの記憶が曖昧であり、覚えているのは「故郷が地球」であるということだけ。
冒頭で断片的な記憶は思い出していたが、チーム各自が徐々に記憶を思い出していく中、ミアだけは完全に思い出せずにいた。
第1話で一旦は地球へ戻ったものの、仲間達と共にチームとして戦い続けることを決め、地球を後にする。
ロール・クラン(CV:神谷明)
ダンガイオーチームの4人で唯一の男性。
普段は少々気弱な性格だが、ダンガイオーに乗り込んでいるときは強気になる。 走ることで光を発し敵を倒す。
正体はクローン人間で、前世はレジスタンスのリーダーで勇敢無比だったがバンカーに魂を売った仲間のフラッシュとバーストの裏切りで非業の死を遂げる。
ロールの遺体から採取したDNAを元に復元したが、殺害されたトラウマからか、普段は気弱な性格となってしまった。
ダンガイオーに変形合体して、漸く前世の勇敢無比な性格に戻るのは『冥王計画ゼオライマー』の天のゼオライマーの秋津マサト=木原マサキとどっこいどっこいである。
「主役ロボのメインパイロット」「チーム唯一の男性」「声優が神谷明氏」と色々な要素が重なっているため時折ダンガイオーの主人公と勘違いされることが有る。
しかし、同作の主人公はミア・アリスである。
ランバ・ノム(CV:岡本麻弥)
ダンガイオーチームの4人では最も幼い感じ。指先からレーザーを発することができる超能力者。
明るい性格でチームのムードメーカー的存在だが、実は滅亡した惑星リリスの王女であった。
それもありダンガイオーがサイキック・ウェーブを放つ際に浮かぶ紋章は惑星リリスの物。
これにより、第2話の敵である、かつてはリリス星の王家の侍女であったシャザーラはランバがリリスの王女であることを知り、ランバの決意でブーストナックルを強化したスパイラル・ナックルで討ち果たされる事となる。
ダンガイオーの両腕となるダンメカニックに乗り込み、合体後のランバのコックピットは右腕になる。
…なので、ロールにブーストナックルで飛ばされ絶叫し、当たった後は「こらぁ!勝手に飛ばすな!」と怒鳴る。原作では一度きりのセリフだが、スーパーロボット大戦では気力が充実するまでしょっちゅう見るセリフ。
パイ・サンダー(CV:松井菜桜子)
怪力が能力の褐色娘。コスチュームの露出度はダンガイオーチームの中では一番高い。
根は優しいが乱暴な物言いと、アグレッシブな強引な性格でチームを引っ張る姉御肌。
その素性はバンカーの首領ガリモス大船長の娘で、本名はバリアス。ガリモスを敬愛しているため、第1話で記憶を取り戻した際にはロールを手みやげにバンカーへ舞い戻る。
しかし、ガリモスから忠誠の証として、ロールの殺害を迫られた為に、これを拒否して改めて「パイ・サンダー」を名乗り、バンカーに反逆する。
宇宙最強のロボット・弾劾凰
「クロス・ファイト! ダンガイオーッ!!」
宇宙最強のロボットを求める宇宙海賊バンカーのガリモス大船長のために、ターサン博士によって作り上げられた。4機の「ダン・メカニック」と呼ばれる戦闘機が合体して完成する。メインパイロットはロール・クラン。
デザインは河森正治。スマートな体型に骸骨を模した顔がカッコいい。
ダン・メカニックのパイロットは全て超能力者で構成され、その能力がダンガイオーのパワーに直接影響をする。
ブーストナックル:カッター付きの腕を射出する、ロケットパンチ系の武装。
射出するとランバの「勝手に飛ばすな!」等の悲鳴が聞こえるという、コミカルだが気の毒な演出がある。パイロットが搭乗したロケットパンチは『超重神グラヴィオン』に継承された。
ショルダーカッター:両肩から射出する手裏剣状のカッター。 ダンガイビーム:額から青色光線を放射する。
破邪の剣 「弾劾剣」:ダンガイオーが所持する大剣であり、主力武器。ダンガイソードとも。
サイキックウェーブ:4人の超能力を増幅してダンガイオーの掌から放つ念動波。1話と2話では敵の動きを封じ必殺技につなぐ超電磁タツマキ的な位置の技だったが、最終話では捕えたブラストとライドールを2機まとめて圧殺している。SRWではサイキック斬やスパイラルナックル使用時の演出として登場。
サイキック斬:超能力を使い、サイキックウェーブで相手を拘束しながら圧殺して、破邪の剣で一刀両断する技。専用BGMが存在する、次項説明。
スパイラルナックル:両腕のブーストナックルを握り締めて、射出して回転させる。強化型のブーストナックル。前段階としてサイキックウェーブでの拘束が入る必殺技。
ファイナルサイキックウェーブ:最終回でギル・バーグのギル・ギアを圧殺した強力なサイキックウェーブ。『K』より登場。衝撃波で一度敵を弾き飛ばし、分離して追撃、再合体して4人のカットインと共に閃光を放つ。ギルと決着をつけるときに追加される。
サイキック斬、そして
『宇宙刑事ギャバン』等の「宇宙刑事シリーズ」で渡辺宙明氏が製作した「レーザーブレードのテーマ」こと「マクーの攻撃」のセルフパロディ的な曲。処刑用BGMとも呼ばれる。
これは製作者側が『ダンガイオー』の劇中音楽を『ギャバン』のそれを作曲した渡辺宙明氏に依頼し、「ギャバンのレーザーブレードみたいな~」と発注した為である。
スパロボでは『IMPACT』『K』でダンガイオーの必殺技BGMとして採用。
『K』では同じく「レーザーブレードのテーマ」のセルフパロの『神魂合体ゴーダンナー!!』の「紅蓮の戦闘領域<A-11>」と同時に収録された。
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