LATER SEQUELS SERIES #06
2023年2月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
破邪大星ダンガイオー(1987~89)
破邪巨星Gダンガイオー(2001)
Continuation from last page. 06-3 https://no-value.jp/column/36177/
概要・2
『破邪巨星G(グレート)ダンガイオー』は、2001年4月から同年7月まで毎週木曜の深夜からテレビ朝日で1クール・全13話が放送された、AIC製作のロボットアニメ。
本作放送当初は、OVA『破邪大星ダンガイオー』との関連性が不明であったが、世界観を引き継いだ続編であることが中盤過ぎに判明する。
ストーリーは最終回に登場する謎の新ロボット・Gダンガイオーの正体や宇宙海賊バンカーとの勝敗が明らかにならないまま、多くの伏線と続編を匂わせる結末を残して、当作品も13話で打ち切られてしまった。
いまだに続編の制作は実現していない。
監督である平野俊貴は「『弾劾凰』と名のつく作品はみんなちゃんと完結できない運命なんじゃないかって」とコメントしていた。
随所にマジンガーZやグレートマジンガー他、声優・神谷明が主役を演じた昭和ロボアニメのオマージュが随所に見受けられる。
あらすじ・2
ある日、九州近海に浮かぶ「双神島」に、宇宙から謎の物体が飛来。
凄まじい衝撃と爆風を発生させ、島を壊滅状態に陥れた。
その惨劇から十数年。双神島に白き要塞が建造されていた。
その名は「新未来創世機関アヴァルダ」。
宇宙からの侵略者に対抗するために、謎の「財団」が創りあげた超科学研究組織である。
そして、アヴァルダが完成させた巨大ロボット「弾劾凰」こそ、地球防衛の最大の切り札であった。
宇宙からもたらされた超科学によって無敵の強さを発揮するダンガイオー。
しかし、その敵は宇宙からの侵略者だけではない。超科学の秘密を欲する大国、さらには、かつて財団から離反し超科学を悪用する者たちまでもが、アヴァルダに牙をむいて襲いかかる。四方八方の侵略者から地球を守る為、ダンガイオーはいつ果てるとも知れぬ戦いへとその身を投じるのだった。
対バンカーの主導権を争う、地球産ダンガイオー
「ラウド・ディメンジョン! ダンガイオーッ!!」
今作ではダンメカニックではなく、ダンガイナンバーズという3体の人型ロボットが合体して完成する。
ダンガイナンバーズ
ダンガイオーB(バースト):射撃戦用の機体。天城空也が操縦する。 弾劾凰の頭部および両腕に変形。そのほとんどは弾劾凰のブラックボックス部分で形成されている。
ダンガイオーF(フレイル):電子戦用の機体。海潮真波が操縦する。 情報分析、ジャミングが可能。弾劾凰の胴体に変形。弾劾凰の頭脳。
ダンガイオーX(クロス):格闘戦用の機体。地堂仁美が操縦する。 弾劾凰の足に変形。重装甲と高出力を誇る弾劾凰のメインエンジン。
地球に漂着した前作の主人公である、ミア・アリスのメッセージを受けた与那嶺軍司、色谷美也が開発。本編開始前、合体はシミュレーションのみだったが、第1話で初合体を成功させる。
前作のダンガイオーよりも、細身になったマジンガーZを思わせる外見となっており、合体、分離による高速機動戦を得意とし、陸、海、空など様々な空間での局地戦が可能である。
しかし、パイロットにかかる肉体的精神的負担は凄まじく、長時間の戦闘は生命に関わる。機体の約三割が解析不能のパーツ(前作由来)で構成されている。
プロトタイプとしてダンガイオーUr、後継機にグレートダンガイオーがいる。
この辺りの関連性は、後年の『勇者王ガオガイガー』シリーズにおける、
- ジェネシックガオガイガー(大本の異星文明産)
- ガオガイガー(その断片的な情報を受けての地球での再現機)
- ガオファイガー(純正の完全地球産)
の流れに近い。
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