Cross Over Is Like #10
2024年7月 好きなクロスオーバー作品をご紹介 愛及屋烏
仮面ライダーSPIRITS The Legend of Masked Riders
Continuation from last page. 10-2 https://no-value.jp/column/30641/
仮面ライダーZX/村雨良
神の器として産み出されし、その体
ブラジルの大学に通う青年。
悪の秘密組織バダンに姉・村雨しずかと共に拉致され、目の前で姉は殺され自身も改造人間にされ、脳を除く肉体の99%を機械化されたパーフェクトサイボーグになってしまう。
同時に村雨良としての記憶を消去(洗脳)され、その後は三影英介/タイガーロイドと共にバダンの兵として活動していたが、1号・2号のダブルライダーとの死闘の後、任務での事故をきっかけに記憶(自我)を取り戻す。
反抗心に目覚め脱走に成功した後、日本の海堂博士から自身が改造人間である事を改めて知り、絶望する。
バダンへの復讐を誓うが9人ライダーとの出会いが良の心を変えていき、姉を始め、ZX実験の犠牲となった人々の無念を晴らすべく、「仮面ライダーZX」として命ある限り戦うことを誓う。
仮面ライダーとして、『人類の自由と平和』の為に10号ライダー・仮面ライダーZXとしてバダンに決戦を挑む。
脳髄以外の全てが機械であるという事から分かる通り、人間体の普段の姿も改造前の姿を人工物で模したものに過ぎない。
「最後の者」を意味する「ZX」の名が示す通り、そのスペックは高く、1号ライダーに半壊させられた身体を一瞬で自己再生し、その直後にZXキックで1号・2号に大きな大ダメージを与えた。 ただし、これ程のスペックを完全に発揮する為には全身が赤く発光していなければならず、基本的には発光する為には特定ポーズを取らなければならない。
記憶を取り戻す以前はバダンの調整を受けて高いスペックを持っていたと言われるが、「痛覚の喪失(脱走の後に回復)」等、記憶と共に彼が喪失感に苦しむ様に意図的に調整されていた模様。
髪型は特徴的な天然パーマで、コマンダー時代は完全なパンチパーマだったが、戦いと共に徐々にクセが抜け、現在では軽いパーマ程度になっている。
1号ライダーとの初対峙の際に受けたライダーきりもみシュートを後に会得する、スーパー1の赤心少林拳の一部“梅花の型”を再現する等、修得能力に長けている様である。
ZX搭載装備
十字手裏剣
両肘に装着された手裏剣。体内で高速生成されるために連射も可能。 射出時に伸びる刃部分は、ダイヤモンド以上の硬度を持つ。 1,000メートル先の敵にも有効で、ZXのパワーによって高速回転する。
電磁ナイフ
左大腿部のスリット内に縮められた状態で収納されているナイフ。 強力な磁気を帯び、高い磁力を持ち、飛来する銃弾の軌道をも変える事が可能。 十字手裏剣と同様の硬度に鋭い切れ味と発電能力を併せ持っており、刺した相手を高圧電流で更に圧倒する事が可能。
マイクロチェーン
両手首のシャッター内に格納されている鉤爪がある分銅が付いた20メートルまで伸びる極細チェーン。 超小型ウインチを腕に内蔵し、最大1トンの物体を牽引する事が可能。 また、鉤爪部分の破壊力も非常に高く、建物の壁はもちろん怪人の身体を貫き、更にZX本体からの5万ボルトの高圧電流を流せる他、ムチの様にも使える。
衝撃集中爆弾
両膝に装着されている特殊爆弾。 外見は十字手裏剣と同じデザインだが、刃は無い。 対象物に装着し、ZX本体からの指令波で、周囲に向かって爆発する事や爆発時の衝撃を1点に集中する事が出来る他、至近距離から爆発の巻き添えにならずに一撃で怪人を葬り去る事も可能。
虚像投影装置
ベルト中央のバックル部に内蔵。自らの立体映像を何もない空中に映し出す事が可能。何体もの同時投影もできる為、撹乱や脱出時に使う事で効力を発揮する。 『仮面ライダー大戦』では、この装置で暗闇大使に化けていた。
煙幕発射装置
両上腕部の黒い部分と大腿部の付け根部分に内蔵。相手のレーダー電波やアンテナを無力化できる磁気を帯びた赤・青・黄のレーダー撹乱煙幕を上腕部スリットから噴出する。ただし、煙幕を出す物を放出するのか、直接ここから煙幕を噴出するのかは不明。虚像投影装置と併用することで、その効力は倍増する。
大首領JUDO
大首領JUDOとは、『仮面ライダーSPIRITS』の登場キャラクター。『SPIRITS』の原作である『仮面ライダーZX』に登場するバダン総統に当たる人物。
概要
バダン(BADAN)の支配者であり、1号~スーパー1までの歴代ライダーに倒された、ショッカー~ジンドグマまでの全組織を裏から操っていた悪の大首領。即ち「真のショッカー首領」である。
その正体は二人の従者を伴って、「竜」と呼ばれる生物に乗って、太古の地球を訪れた地球外生命体。この世界観の日本神話でスサノオと呼ばれる神でもある。
ショッカー首領(=ゲルショッカー首領・デストロン首領)や岩石大首領は自律プログラムによる影武者とされており、思考そのものはJUDOと同じと思われるが彼らの行動については、自身にフィードバックしなければ記憶として残らない。
この為、デストロン首領がスカウトした、後のライダーマン・結城丈二の存在を知らなかった。
その一方で地獄大使の事は覚えており、死神博士には後述の計画を一任していた為、この時期は表に出ていたか情報の回収をしていた模様。
因みに彼の声はショッカー首領と同じものらしい。 その姿は、黄金になった仮面ライダーZXというべき容姿。細かい差異では、身体のモールドがZXの物とは全て反転している事、複眼の色が灰色、マフラーをせずに黒いマントを羽織っている事を除けば完全にZXそのもの。
これは、元々ZXの肉体=「ZXボディ」はバダンが大首領JUDOを復活させる為に作り上げた代替用の「器」であり、正確さから僅かな歪みまで全てが全く同じの「もう一つの大首領の肉体」だからである。
ZXボディに適合した「器」となる人間の人格とJUDOの人格を同物質同士の干渉によって発生する「人格交換」をおこなう事で復活が成される事になっていた。
更に本作では、ライダーマンを除く残り8人の先輩ライダーは皆、ZXのボディを製作する「偉大なる計画」の過程で生み出されたZXの試作型(プロトタイプ)という設定である(しかし、彼らのパワーアップ形態やライダーマンの誕生はJUDOにとっても予想外の出来事だった)。
これにより、半公式ではあるものの「何故歴代組織は仮面ライダータイプの改造人間を作るのか?」というファンの長年の疑問をスマートに、納得のいく形で解決させる事となった。
後述
絵良し、話良しな上に昭和ライダーの活躍を特撮には難しい部分も漫画として描いてくれる作品。
そろそろ終わりが見えて来たがシナリオは膨大なのをプラスに見るかマイナスに見るかは人によるだろうが、ドラマとしての特撮作品も50話ぐらいなので一巻=1話ぐらいと考えると二期突入ぐらいである。
完結すれば伝説級の作品になるのは確実なので期待したい。いっそ、アニメ化もして欲しい所だが。
END.