THRILL SHOCK SUSPENSE #06
2023年3月 変わらない評価を受ける名作推理ADVを紹介 愛及屋烏
THE 推理シリーズ
SIMPLE1500シリーズ Vol.59 THE 推理 IT探偵:18の事件簿
SIMPLE2000シリーズ Vol.17 THE 推理 新たなる20の事件簿
SIMPLE2000シリーズ Vol.67 THE 推理 そして誰もいなくなった
SIMPLE2500シリーズ ポータブル Vol.3 THE どこでも推理 IT探偵:全68の事件簿
SIMPLE DSシリーズ Vol.47 THE推理 新章2009
前述
推理ADVという一大ジャンル。
日本では1983年の『ポートピア連続殺人事件』から幾星霜。
名作と呼ばれるゲームはFCやPS1のソフトであろうとも未だに上位を譲らない。
そんな中でも実際にプレイしてみて、おススメしたい作品を紹介したい。
自叙
SIMPLE1500でのお手軽な推理ADVシリーズをご紹介。
私自身は初期の単発発売された物を普通にプレイしていたが、
PSP版の一括移植版を買い直している。ミッシングパーツのパターン。
なにせ、総数が多いので中には結構な名・迷事件もある。
独自の世界観を構築していて、多数のスピンオフが存在しており、
単発で終わらず、シリーズ化されている『THE鑑識官』も良作なので
そちらは次回コラムで別途紹介したい。
概要
現在の数年後を舞台に、プレーヤーは主人公である探偵となり、
猫や女性の姿のナビゲートシステム「擬人」と共に事件を解決する推理アドベンチャー。
殆どの場合現場に赴かずパソコン等で情報を集め、安楽椅子探偵的に各話の事件や謎を解いていくアドベンチャーゲーム。
1作品につき5〜20話で構成されている(話数は再録分は除外)。
プレイ時間は1話につき5分〜15分程度でアニメの一話より短い。
システムは画面上をクリックしてヒントを集め、推理していくオーソドックスなもの。
2作目以降はキャラクターに音声が付くようになった。
キャラのゲスト出演に加え、世界観・設定を共有したゲーム、『THE 裁判』『THE 鑑識官』『THE 爆弾処理班』も発売されている。
過去に多く発売された他の推理系アドベンチャーゲームの傾向と異なり、一話毎のボリュームを適度に抑えつつ、ゲームの基本となる部分は造り込まれている。
IT探偵とあるが、IT絡みの話はむしろ世界観に関しての方が強く、解決する事件の大半は現代日本と変わらないご近所のいざこざ。
ちょいちょい、どこかで見た様なキャラが登場したり、パロディネタがぶち込まれたり、話が暗くなり過ぎる事は無い。所謂、『日常の謎』系統の事件も多く、手軽に謎解きが出来る。
あらすじ
5年後か10年後か、少しだけ未来の日本の物語。
擬似人格インターフェイス、通称「擬人」という、質問に対し、膨大なパターンの中から適切な答えを返す、一種の会話専用人工知能が社会に広まりつつあった。
だが同時に、引きこもり・人間雇用の減少・人間になりすます詐欺などの社会問題も生んでいた。
主人公は擬人スタッフと共に、近所の揉め事の仲裁から殺人事件の捜査まで、インターネット社会の様々な事件に挑んでいく。
to be next page. 06-2 https://no-value.jp/column/37370/