THRILL SHOCK SUSPENSE #07
2023年3月 変わらない評価を受ける名作推理ADVを紹介 愛及屋烏
THE 鑑識官シリーズ
SIMPLE 2000シリーズ Vol.70 THE 鑑識官
SIMPLE DSシリーズ Vol.8 THE 鑑識官 〜緊急出動!事件現場をタッチせよ!〜
SIMPLE DSシリーズ Vol.15 THE 鑑識官2 〜新たなる8つの事件をタッチせよ〜
前述
推理ADVという一大ジャンル。
日本では1983年の『ポートピア連続殺人事件』から幾星霜。
名作と呼ばれるゲームはFCやPS1のソフトであろうとも未だに上位を譲らない。
そんな中でも実際にプレイしてみて、おススメしたい作品を紹介したい。
自叙
このゲームの設定だと一つの事件に対して、一人の鑑識官が責任をもって捜査に当たる(刑事の協力や専門家の分析はある)ので、展開が海外ドラマのCSIに近い。それを自分の手で動かせるのが実に楽しい。
DS以降はより体感的な鑑識作業が可能でマイクやタッチの機能を活かした操作が出来る。
概要
『THE 鑑識官』(ザ・かんしきかん)は、トムキャットシステムが開発し、ディースリー・パブリッシャーより発売された、SIMPLE 2000シリーズ第70作目の推理アドベンチャーゲーム。
同社発売の『THE 推理』『THE 裁判』『THE 爆弾処理班』などと世界観を共有している。
特に『THE 爆弾処理班』では当作品のキャラがゲスト出演している。
その後、ニンテンドーDS用ソフトとして2本の続編が発売されている。
姉妹作である『THE 推理』シリーズと同様に、1時間程度のプレイでクリアできるような短編シナリオを8~10収録しており、親しみやすいキャラクターたちとの掛け合いと推理が楽しめるようになっている。
『THE 推理』がネットを通じて送られてきたり検索したりした証拠のみを使い、主人公は事務所の外に出ることのないのに対し、本シリーズはタイトルどおり主人公が鑑識官として現場に出向いて証拠品の収集を行い、オフィスに持ち帰った証拠品を科研専門課スタッフに鑑定してもらいつつ捜査を進行するのが特徴である。
あらすじ
今よりほんの少しの未来。日本の司法改革によって半民・半官の捜査機関である科学捜査研究所(通称「科研」)が設立された。
組織として事件を担当する警察の鑑識とは別に、1人の鑑識捜査官が1つの事件を担当し、自身の責任を持って捜査する米国的なシステムである。
全国に13箇所ある科研のひとつ「南東京市科学捜査研究所」は、能力としては優秀だがアクの強い面々の集まった科研。
ここの新人鑑識捜査官である江波識子は、代々警察に関わる家系の出。
科研への就職に際し、江波の本家で暮らす事になった識子は、家に伝わる十手に眠る、ご先祖様の霊・査之介と出会い、家に住み着く猫の鑑太が実は猫又である事を知った鑑子は二人を引き連れ、科研所属の専門家と協力し、様々な事件を捜査する事となる。
to be next page. 07-2 https://no-value.jp/column/37705/