『料理2』

♢おはしのルール

次のようなおはしの使い方には注意しましょう。  

刺し箸  ⇒ 料理をはしではさまずに、突き刺して取ること  

探り箸  ⇒    食器の中をかきまわして、はしで中身を探ること  

迷い箸  ⇒    どの料理にしようか迷って、はしを料理の上で行ったり来たりさせること 

寄せ箸  ⇒  はしを使って食器を引き寄せたり、押したりすること  

涙 箸    ⇒ はしの先から汁をポタポタ落とすこと  

かき箸  ⇒  食器のふちに口を当てて、はしで料理をかき込むこと  

握り箸  ⇒  はしを握ったまま手で食器を持つこと  

箸渡し  ⇒  はしではさみあげた料理を、はしからはしへ受け渡すこと  

ねぶり箸 ⇒  はしについたものを口でなめること

♢食事の配膳をおぼえましょう!

和食の配膳  和食は「一汁三菜」といわれています。

ご家庭でも意識して食器を並べて食べるようにしましょう!  

手前の左にごはん茶わん、右に汁物を置くのが基本。

そして主菜は汁物の向こう側。

副菜はごはんの向こう側。

【主食(しゅしょく)】 

<ごはんやパン、めん類など> 

【主菜(しゅさい)】 

<主に魚や肉を使ったおかず> 

【副菜(ふくさい)】

<主に野菜やきのこ、海藻を使ったおかず> 

【汁物】

♢食事をしっかり食べることは、元気の基本 !

【三角食べをしましょう】  

1、汁もの→ごはん→おかず の順番で食べましょう※ごはんとおかずで味を調節しながら食べられ、また残してしまっても、おかずとごはんが同量になるため栄養バランスが偏らないという利点もあります。 

2、ごはんを中心に多くの食品を組み合わせることで、栄養バランスを整えたり、食事全体の味を楽しんだりすることができます。 

【あいさつをしましょう】   

「いただきます」「ごちそうさま」と感謝する心を育みましょう。   

私たちは生き物の命をいただき、自分の命を養っています。

自然の恵みである食べ物が、生産者や料理を作ってくれた人など多くの人々の手を経て食卓に届くことを理解し、「いただきます」「ごちそうさま」と感謝する心を育みます。

皆さんも参考にしてみてください。

良い食べ物!!・良くない食べ物!!

皆さんは、体に良くない物を食べていないですか?

体に良いものを食べると体にもいいですよ。

♢医学的に体に良いことが証明されている6つの食べ物

体に良いとされている食べ物はたくさんありますが、中には、根拠に乏しいものもあります。

複数の信頼できる研究結果によって医学的・科学的に体に良いことが証明されているのは、以下の6つの食べ物です。

1魚 

2野菜 

3果物 

4精製されていない茶色い炭水化物(玄米、全粒粉) 

5オリーブオイル 

6ナッツ類

1:魚 

魚にはn-3系不飽和脂肪酸であるEPA・DHAや、アミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれています。

EPAやDHAには血栓を防ぐ効果や、悪玉コレステロールや血圧を下げる効果も。

タウリンは肝機能を高め、代謝や解毒、胆汁の生成などを助ける働きがあります。  

また、煮干しなどの小魚には免疫機能を調節するビタミンDや、免疫システムを正常に作用させるために欠かせないカルシウムも豊富です。

ビタミンDやカルシウムの不足は骨粗鬆症のリスクを高めるため、骨の健康を守ることにもつながります。

2:野菜

野菜には、体の調子を整える栄養素であるビタミンやミネラルが豊富。

また、食物繊維やカリウムなどは生活習慣病を予防するので、健康的な生活の維持につながるといわれています。  

厚生労働省が推奨する野菜の1日の摂取量は緑黄色野菜120gと淡色野菜230gで、合計350g。

一方、厚生労働省が実施した令和元年の「国民健康・栄養調査」における野菜類平均摂取量は、成人男性で約290g、女性で約270gという結果に。  

野菜350gは意識しなければなかなか摂取が難しい量であるため、意識的に野菜を取り入れていきましょう。

煮る、蒸す、炒めるなど火を通すとかさが減り、食べる量を増やせます。

3:果物

果物 厚生労働省(日本人の食事摂取基準2020年版)によれば、成人女性が一日に摂取するビタミンCの推奨量は約100mgだそうです。

ビタミンCは体内で生成できないので、食べ物から摂取することが必須です。

ビタミンCが多く含まれている果物は、かんきつ類やキウイフルーツなど。

野菜ではブロッコリー、ピーマンに豊富に含まれています。  

赤ピーマン半分(約60g)で100mg、ブロッコリー4分の1個(約60g)で84mg、イチゴ4分の1パック(約90g)で56mgになるとか。

小鉢に一杯分くらいの生野菜と果物を食べることを心掛ければ、必要なビタミンCを摂取できる計算になりそうです。  

また、ビタミンCは身体の免疫力を上げてくれる機能があります。

風邪をひいたとき、親からビタミンCを取りなさいと言われた人もいるのでは。

その背景にはこうしたことがあるのですね。  

また、ビタミンCには、肌トラブルを防いでくれる効果もあるようです。

さらに心身のストレスに対抗するホルモンの生成にも関わっているというからすごいですね。  

それだけでなく、骨や腱(けん)などの形成に欠かせないコラーゲンを生成するのにもビタミンCが使われているとか。 

ビタミンCが不足すると体内のコラーゲンが足りなくなるので、血管や関節がもろくなってしまいます。

その結果、歯ぐきから出血したり、筋肉が弱っていく壊血病という病気になってしまう可能性もあるそうです。  

ビタミンCはお肌に良いというイメージが強かったのですが、健康維持の面でも大切な栄養素なんですね。  

さらに、ビタミン・ミネラルが豊富な果物は疲労回復にも効果的。

特に、クエン酸が含まれる柑橘類は疲れを感じるときにおすすめです。

その他、カリウムが余分な塩分を体外に排出したり、ブドウ糖が脳の活性化を促すといった効果も期待できます。  

果物や野菜を摂取するときに注意したいのが、野菜ジュースやフルーツジュースなどではなく、加工されていないものを食べるということ。

フルーツジュースは血糖値が急上昇しやすく、多く飲むと糖尿病のリスクを高めてしまうこともあるため、注意しましょう。

4:精製されていない茶色い炭水化物(玄米、全粒粉)

精製されていない茶色い炭水化物(玄米、全粒粉) 炊いた玄米白米(白いごはん)を100gあたりのカロリーで比べると、玄米152kcal、白米156kcalと、だいたい同じくらいです。

しかし栄養素を比べると差は歴然。

玄米が優秀なのです。  

玄米には、食物繊維が白米の4.7倍、ビタミンB1が8倍、B6が10.5倍、ビタミンEが6倍、マグネシウムが7倍、さらにナイアシンが14.5倍も含まれているのです。 

玄米の栄養価が高い理由は「ぬか」にあります。  

そもそも玄米は、稲に実ったお米の一番外側のもみ殻を外した状態です。

この玄米から、ぬか層を取った状態が胚芽米、さらに胚芽米から胚を取ると白米になるわけですが、玄米のぬか層にこそ、ビタミンやミネラル、食物繊維が大量に含まれているのです。

さらに胚にもビタミンやミネラル、タンパク質が含まれています。  

私たちが食べている白いごはんは、玄米にあるぬか層と胚の栄養素を失った状態なわけですね。

いわゆる白米と呼ばれる胚乳だけの部分に含まれているのは、ほとんどがでんぷん質、つまり糖質です。  

せっかくごはんを食べるなら、糖質の部分だけでなくいろいろと栄養素を含んだ部分も一緒に食べたいですよね。

そのためには、白米より胚芽米、胚芽米よりも玄米がおすすめです。  

さらに、ぬかや胚芽部分には、LPS(免疫細胞のマクロファージを活性化する働きを持つ)という成分が含まれており、玄米は免疫力アップにもおすすめです。

3続く・・・

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