LATER SEQUELS SERIES #08
2023年6月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
勇者王ガオガイガー (1997~1998)
ベターマン (1999)
勇者王ガオガイガーFINAL (2000~2003)
勇者王ガオガイガーFINAL GGG (2005)
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~ (2016~2021)
Continuation from last page. 08-2 https://no-value.jp/column/41355/
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時に西暦二〇一〇年、地球人類は禁断の果実に手を出した。
触れてはならぬものに触れた時、大いなる罰が天から舞い降りる。
その名は“覇界王”!!
さらに時は流れ──
西暦二〇一六年、GGG機動部隊隊長・天海護が木星へと旅立つ。
それは人類、ベターマン、覇界王──三つ巴の死闘の開幕であった。
勇者たちの物語と神話は終わり、星を越えた御伽話が始まる──
概要・4 覇界王~ガオガイガー対ベターマン~
『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』とは『矢立文庫』で連載された、小説作品。著者はガオガイガーシリーズの脚本や小説作品を担当していた竹田裕一郎。
『勇者王ガオガイガーFINAL』のその後を描く物語となる。
元々、ガオガイガーシリーズの監督を務めた米たにヨシトモ氏には『ベターマン』および『FINAL』の草案が出た段階で、裏設定的に世界観やキャラクターを共有している二作品を纏める『ガオガイガー対ベターマン』を構想中であった。
また、勇者シリーズ最後の作品として、『勇者エクスカイザー』からなる歴代勇者総出演の舞台とするべく構想されていた「覇界王」という企画もあったが、昨今の戦隊・ライダー・プリキュア等のオールスターブームと違い、当時の時代的にお祭り的な作品には難色を示され、企画が通らずにボツになっていた。
ちなみに大分構想が大きくなったため単純比較はできないが、1クール「覇界王」その後1クールで歴代勇者総出演の2クール構成の予定だったとか。
その後、『FINAL』が制作されたもののストーリーの肥大化に伴って初期構成案でのGGG地球帰還までをOVAでは描き切ることができず、『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』の『ディスクZ』映像特典のプロジェクトZという形で世に出すことしかできなかった。
そして覇界王の舞台となる2016年…竹田裕一郎氏が大人の事情で無職になったことと『矢立文庫』の設立で「覇界王」の小説化企画が実現。
2016年9月30日に連載がスタート、2021年3月17日に完結。2017年6月21日には上巻、2020年4月30日には中巻が刊行。
さらに2018年9月25日からは藤沢真行氏による漫画版の連載もスタートしている。
舞台となるのは『FINAL』から3年後、中学二年生となった護が、凱達と再会するために奔走するプロローグnumber.00。
木星より到達した異常電磁場現象インビジブル・バーストの影響を受けたその後の世界を描く、二十歳となった護たちを描く本編・第一部。
帰還したGGGのメンバーたちと覇界の眷属との戦いを描く第二部、および最終章…という構成となっている。
時系列を簡潔に纏めると『勇者王ガオガイガー』→『ベターマン』→『勇者王ガオガイガーFINAL GGG』→(勇者娘ガオガイガールズ)→本作、となる。
FINAL開始までの詳しい時系列はガオガイガー公式サイトに、またより詳細な年表は小説巻末に掲載されている。
作中設定には、『勇者王ガオガイガー』時点で採用が見送られた、翔竜やゴルディオンダブルハンマーの登場、当時のムック本等でのみ語れていた情報や外伝作品の内容を持ち込んだマニアックな部分も存在している。
あらすじ・4
西暦2010年、いまだ未帰還のままである獅子王凱たちGGG隊員を救出する計画「プロジェクトZ」が始動しようとしていた。
だが、計画発動の直前…後にインビジブル・バーストと呼ばれる現象により、世界は大災害に見舞われ、プロジェクトZは中断された。
そして西暦2016年、新生GGG「ガッツィー・グローバル・ガード」の機動部隊隊長となった天海護が、ふたたび木星を目指す──
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