読んでいるうちに怖くなってきた料理本

怖い料理本

皆様は、いろいろな本を読まれた事がおありの事と推測致します。

筆者も、今までに4桁単位の冊数の本を読んで参りました。

おかげで、かなり重度の近眼になりましたが・・・

面白い本、考えさせられる本、怖い本も読みました。

料理の本は、読んでいると作ってみたくなってわくわくするのが普通なのですが、

数年前に読んだ1冊の料理について書いた本だけは、

読んでいるうちに怖くなって参りました。

古い外国語のカラー料理本の画像

外国の料理本の画像

とにかく調理の時間が長い!

それは、大体400年前くらいのイタリア料理の本だったのですが、

どれもこれも、下ごしらえだけで1時間はかかり、

実際の調理時間も含めると、3時間以下のお品がない、

という家庭料理の本だったのです。

こういう時間がかかる料理が主流の国と時代では、

女性が勉強に行ったり、習い事をしたり、働きに出ながら家事をする、

というのはほぼ不可能です。

現状は「悩む余地あり」

今の日本の料理本を見ると、下ごしらえも簡単で、

調理時間もかなり短くなっているのが分かります。

物流の関係で、食材も豊かで、手をかけなくても食べられるものも豊富です。

この時代のこの地域に生まれて育っているので、

筆者の周りの女性はワークライフバランスに悩む余地があるのだな、

と妙に納得致しました。

400年前のイタリアの、この料理本が使われていた地域では、

料理と家事と子育てをいっぺんに行っていたら1日が潰れて、

ワークライフバランスなどという単語も出て来る余地がないでしょう。

未来への期待

今はこの時代に比べれば恵まれているとは言え、

育児ノイローゼ、ワンオペ育児、孤育て、ガラスの天井等という言葉が

リアルに聞こえる状況になっております。

この現在の状況が「一昔前の怖い話」になる未来が来る事を説に願っております。

日本食の画像

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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