私が『ミステリー』好きになったわけ
私は、推理小説やドラマ、マンガなどなど、ものすごーく好きです。
きっかけは、幼少の頃の経験から。
私は団地住まいでした。ある日、母を含めたママ友が敷地内にある9階建てのアパートの屋上でランチをしました。
会話に夢中になっている中、当時2歳程度だった私は、屋上の端にいました。
このアパートの屋上には柵がなく、ドアにも鍵がなくて誰でも出入り自由でした。屋上の端に立った私には、まだ『怖い』とか『死ぬ』とかいう感情はありませんでした。
ただ『高い所にいる』というのは分かっていたので、下を覗きこみながら、
(道路がものすごく近くに見える)と思っていました。
もう少し覗き込もうとした時、気づいた母に連れ戻されて、難を逃れました。これが原因だったのか、その後、屋上に柵が作られ、ドアには鍵がかけられて、『立ち入り禁止』になりました。
数年後、小学2年生くらいの頃でしょうか?
例のアパートの『下』が騒がしかったのです。
見てみると、警察がいました。調べが終わった後らしく帰っていきました。
警察が居た辺りへ近寄ると、道路に白いチョークで【人型】がありました。
それを見た時、2歳の頃の屋上での出来事を思い出して、初めて、
(落ちてたらこうなってたんだ・・・)と思いました。
私が年のわりに淡々と見ていたのは、父の影響です。
父は「刑事ドラマ」が大好きで、よく見ていました。
よく「本当は警察官になりたかった」と言ったりしていました。
そのため、小学生女子なのに、『張り込み』『聞き込み』『ガサ入れ』『ホシ』『指紋採取』など、簡単な知識は持っていました。
父は警察官になりたかったそうですが、私は本を読むのが好きだったので、
なぜか家に数冊あった『推理小説』を読んで(〇川〇郎だったはず)、
『トリック』というものを覚え、警察より『探偵』に興味を持ちました。
そのためか、周りからはよく『変わった子』と言われました。
例のアパートはその後も、白いチョークを使うような事件がちょくちょく続き、今では立派な『心霊スポット』にもなっています。大人になってから、新聞のローカル欄に例のアパートの事件が載ってるのをみて、(まだ名所なんだな)と思いました。
というのも、屋上は閉鎖されたものの、9階までは誰でも行けるからです。ちなみに、よくマンガでみる『屋上でお弁当』は、全く経験した事がありません。
なぜか私の通う学校は、屋上はあっても全て『立ち入り禁止』だったからです。一度くらい、『屋上でお弁当』してみたかったですね。
※『人型』のチョークを片付けずに帰ったのは、
たぶん、警察の“ミス”だったのでしょうね。次の日には、キレイさっぱり消えていたし、その後は、事件があっても見たことがありませんので・・・。
↓こんなのでした。本物だよ~。