『昭和・平成・令和 スイーツ6』
♡たい焼きブーム
ド定番の「たい焼き」がブームだったというの実感した人は意外と少ないのでは?
タピオカ粉でつくる「白いたい焼き」を、メディアが面白がり追いかける一方で、従来からのたい焼きも消費者に再認識されたのがこの年で、21年のたい焼きチェーン市場は前年(78億円)の5倍近くの急成長(388億円)を遂げた(富士経済調べ)。
さらに”熟練の鯛焼職人が一匹ずつ焼き上げる鯛焼”をコンセプトする、チェーン店「鳴門鯛焼本舗」(ドリームアドバンス)も、この年にブランド展開を開始し、現在も出店攻勢している。
まさに「たい焼きブーム」だったのだ。
♡訳ありスイーツブーム
急成長する、ネット通販業界の食品部門の売り上げを牽引したのが型崩れしたものや、規格外商品などを、まとめて激安価格で販売する商品だ。
中には、そのお店の販売売上数が、正規品よりも多いという、ありないバカげた状況もあったそうで、この影響からネット通販スイーツの安かろう、悪かろうというネガティブな印象を持つ者がいたのは残念である。
♡パフェ
スイーツ番長著書「男のパフェ」発売とともにパフェが、大人が楽しむ本格デザートとして注目され、カフェやレストランなどで多様化する。
♡コンビニ和スイーツ
平成21年からにコンビニロールケーキに続き、ローソンが4月に発売した「純生クリーム大福」が大ヒットに。
各社がわらび餅など和スイーツを多様化
♡ポップコーン
原宿表参道エリアにギャレット ポップコーン、ククルザポップコーンなど、フレーバー付きグルメポップコーンの専門店が登場。
ポップコーンだけど高価格なのに行列が話題に。
♡シメパフェ
札幌エリア飲食店で流行りだした、夜のシメパフェが話題となり、全国に知られだす。
♡ショコラティエ
平成15年から毎年新宿伊勢丹で開催されている、チョコレートの祭典「サロンデュショコラ」に公式サイトがリリースされ、「ショコラティエ」というワードが知れ渡り、ショコラブームがさらに過熱。
海外から多くのブランドが日本市場に参入してくる。
♡カップケーキ
アメリカの人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」に登場し、アメリカにカップケーキブームを巻き起こした『マグノリアベーカリー(MAGNOLIA BAKERY)』が表参道に海外初出店。
カップケーキが注目される
♡ガトーショコラ
食べログの”全国のチョコレートのお店”カテゴリーで連続1位のケンズカフェ東京のオーナーシェフが執筆した「1つ3000円のガトーショコラが飛ぶように売れるワケ 4倍値上げしても売れる仕組みの作り方 (SB新書)」がビジネス書として話題となり、「ガトーショコラ」が注目され、各店も同タイプのガトーショコラを製造販売するようになる。
♡かき氷
天然氷や専門店のフワフワかき氷などですでにブームになっていたが、26年8月に奈良にて、かき氷イベント「ひむろしらゆき祭」が初開催され、イベンターヒライソウスケ氏自ら27年に、エスプーマを使った通年営業のかき氷店「ほうせき箱」をオープンし行列。
台湾からは雪花冰の人気ブランド「アイスモンスター」が原宿に上陸。
さらに人気テレビ番組「マツコの知らない世界」でかき氷が特集され、大ブレイク。
かき氷を求め食べ歩く者を「カキゴーラー」「かきごおりすと」と呼称するようになる。
♡クロナッツ
ニューヨークよりドミニク・アンセルベーカリーが海外最初の店舗として、表参道にオープン。
クロワッサンをドーナツのように揚げるクロナッツが日本に初登場、このころから、スイーツを掻き合わせたものを「ハイブリッドスイーツ」と呼ぶようになる。
♡いちごスイーツ
“15=いちご”の語呂合わせにより2015年は100年に一度の「いちご」Yearとスイーツブロガーが語ったことで、いちごスイーツが注目されメディアが特集。
その後のインスタブームもあり、平成26年以降もシーズンにはいちごスイーツが多出することになる。
♡グラノーラ
厳密にいうと、食品でスイーツではないのかもしれないが、ブームの影響から、パフェやパンケーキのトッピングに使われたり、パティスリーで製造販売されるようになる。
22年ごろからカルビーの「フルーツグラノーラ」の人気が際立ち、5年後の27年には売上が7倍に上ったという。
♡チーズタルト
自由が丘に焼き立てチーズタルト専門店がオープン。
その後、同業態店が各地に出現しブームに。
♡パイ
西海岸で人気店が新宿に上陸。
西海岸スタイルの同業態パイ専門店が各地に。
♡ビーン トゥ バー チョコレート
ビーントゥバー(Bean to Bar)とは、Bean=カカオ豆 to=から バー=板チョコ、のことで、カカオ豆の仕入れや焙煎など、チョコレート製造の全工程を一ヵ所で行うクラフトチョコレートの事で、23年ごろから日本でも注目されはじめ、28年ごろに国内外のブランドが出揃う。
♡ホールアイスクリーム
月、渋谷・原宿にオープンしたROLL ICE CREAM FACTORY(ロールアイスクリームファクトリー)は、オープン当初は最長5時間の行列ができその人気は現在も。
♡ホテルアフタヌーンティーセット
インスタ映えを狙ったメニューが、各ホテルから出そろい、インスタ女子などで、予約が大盛況に
♡フルーツサンド
断面萌えなどのインスタ映えでブームに
♡スムージーボンボン
韓国発のカップに入ったスムージーとフルーツのパフェ。
苺ブームと相まって、行列店も出没する。
♡コッペパン専門店
盛岡のソウルフード、コッペパン専門店「福田パン」の成業を見て、各地にご当地コッペパン専門店が登場。
♡チョコミント
昭和のころから、地味ながら存在感を放ち、脈々と支持され続けてきたチョコミントがついにブレイク。
17年放送のバラエティ番組「マツコの知らない世界」でチョコミントが特集され、インスタの「映え」によりさらに話題拡大に。
♡第3次タピオカブーム
平成25年に本場台湾のタピオカミルクティーの元祖「春水堂」が日本上陸したのを皮切りに、台湾のタピオカティー人気店が、原宿・表参道エリアに出そろい、地方にも進出。
雨後の筍のように各地に独自のタピオカ入りティーショップが誕生、インスタ映えで一大ブームに。
♡桃スイーツ
インスタ映えすることから、桃パフェなどがブレイク
♡令和に流行るスイーツとは?
「令和」の引用元「万葉集」の「「梅花の宴」が詠まれたとされる「筑紫歌壇」の地にちなんだスイーツがブームになれば、浪漫だね。
それこそ太宰府の{梅が枝餅」などにもスポットあてたいし、万葉のふるさと「奈良」や「明日香」のスイーツにも注目です!!
~令和スイーツ~
令和スイーツを皆さんは、覚えていたりしますか?
まだ最近の流行ったスイーツもあります。
目まぐるしいスピードで変化する毎年のトレンドグルメ&スイーツ。
☆揚げパン・香港式フレンチトースト
実は日本ではなつかしの揚げパンやカレーパンなど、いろんな揚げパン専門店がジワジワ増えているんです。
そのなかで、もしかしたらブームが到来するかもとウワサされているのが、台湾朝食の定番メニューである「揚げパン」。
カロリーかなり高めなので、果たして日本で受け入れられるのか微妙ではあるのですが、やっぱりおさえておきたいフワッと何年おきかにやってくる台湾スイーツ。
そういえばあのタピオカも台湾スイーツのひとつでしたよね。
中華風揚げパンが流行るとしたら、見栄え良くアイスクリームやフルーツと合わせて食べるものとして流行りそうな感じですね。
また似たようなジャンルで、焼くのではなく、揚げるスタイルの香港式フレンチトーストにも注目したいところ。
どの揚げパンも、揚げることで外はサクッと、中はフワッとの食感が楽しめるのが魅力です!
☆韓国風パウダースノー食感のかき氷
小さな頃に「粉雪を食べてみたい」と思っていた人に朗報!韓国風のサラフワ食感かき氷が、夏を中心に日本でも盛り上がっていく候補に上がると予測しています。
お店によってヌンコッピンス(雪花氷)であったり、北海氷水(プッケピンス)であったり、これからどう呼ばれていくかはわかりませんが、都内での注目は2022年に自由が丘スイーツフォレストにオープンした北海氷水(プッケピンス)。
冬場は少し落ち着くものの、かき氷ブームは結構長い間続いていますので、SNSを中心に「氷活」で話題となりそう!
☆進化系シュークリーム
日本人が愛してやまないスイーツのひとつであるシュークリーム。シューアイスやクッキーシューなど、これまでも進化系版は出てきて、定番化しつつありますよね。
そもそもシュークリームにチョコがかかっただけのエクレアも、シュークリームと並んでるほど定番化しやすいものなのかもしれません。
そして今後の注目は、「ルリジューズ」と「サントノーレ」。
ルリジューズは、“ラデュレ”で定番となっているパリ生まれのスイーツで、大小2つのシュークリームが雪だるまのような形になった、見た目もかわいいお菓子です。
サントノーレもフランス生まれで、パイ生地の上にクリームとキャラメルがかかった身にシュークリームが飾られたスイーツ。
マカロンタワーのような華やかさのあるビジュアルです。
フランスといえば次の夏季オリンピックのホスト国でもありますので、2024年を中心にフランス生まれスイーツが盛り上がっていく可能性も大いに期待できますね!
☆進化系カヌレ
日本でカヌレブームが最初にあったのは1995年頃。
20年経った頃から「第2次カヌレブーム」として、ミニカヌレやカラフルなカヌレ、エディブルフラワーを纏ったデコレーション要素の高いカヌレなどの専門店がジワジワと人気に。
元から食感には定評のあったカヌレですが、前回のブームよりも、写真映えするオシャレスイーツとして注目を集めている様子です!
☆わらびもちドリンク
わらび餅店でバイトをしていた女子高生が、このわらびもち飲めそうという発想で生まれた“わらびもちドリンク”。
新食感の写真映えするドリンクで、タピオカに次ぐヒットドリンクになるのではと注目。
抹茶や黒糖など掛け合わせに寄り味は多少変わりますが、甘いものが好きな人は好きという女子ウケに期待される商品となっています。
7続く・・・