LATER SEQUELS SERIES #09
2023年12月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
蒼穹のファフナー(2004年・第一期)
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(2005年・前日譚)
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(2010年・劇場版)
蒼穹のファフナー EXODUS(2015年・第二期)
蒼穹のファフナー THE BEYOND(2019年・第三期 OVA)
蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE(2023年 スピンオフ OVA)
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島外派遣
『EXODUS』にて実行された竜宮島からエリア・シュリーナガルへの派遣行動。
フェストゥムと対話が可能な新人類・エスペラントである、日野美羽をシュリーナガルの世界樹と対話させ、同時に地球に接近していた新たなコア・アルタイルにコンタクトを取るのが目的である(当初の派遣期間は1か月を予定)。
シュリーナガルはインドの奥地にあり、竜宮島を動かして直接行く事は不可能、また幼い美羽を1人で行かせる事など論外であった為、彼女を護る為に母親である日野弓子及びアルヴィスから数十人が選ばれ同行した。
主な同行メンバーは後輩組のパイロットから堂馬広登・西尾暉(竜宮島へ映像記録を伝える為のTVカメラマン役も兼ねる)、そして彼らを引率する為に溝口恭介と遠見真矢。(ナレイン将軍と配下のエスペラント、およびエメリーも帰還する為に随行した)。
彼らが島を出た直後に目覚めた、新たな島のコア・皆城織姫はアザゼル型の襲来と派遣組に迫る危機を察知し、島の残留パイロット達のSDP能力の発現を見届けた後、皆城総士と真壁一騎をマークザインとマークニヒトでエリア・シュリーナガルへ向かわせた。
新次元戦闘
あらすじ
竜宮島派遣部隊が駐留するシュリーナガルを、フェストゥムが襲撃。防衛圏外からだけでなく、市内にも突如出現したフェストゥムに人々は逃げまどう。
真矢は弓子と美羽の元に走るが、シュリーナガルの世界樹からの影響で急激に成長した美羽の姿を見て言葉を失う。
その数時間前、竜宮島も複数のフェストゥムに襲われていた。
島に残ったファフナー部隊はパイロット達の戦法や機体能力を踏まえたフェストゥム達の執拗な攻撃に防戦一方となり、危機を迎えるが、それと呼応するかのようにある変化が現れる。
一方、一騎と総士も訪れている危機に向かう為、二機の救世主の封印を解き出撃しようとしていた。
それはふたり一緒でなければ成し遂げられない、危険な挑戦だった……。
僕らの願いは一つだった。長く続く平和。
だが、そのために僕らが手にするのは、いつでも平和とは程遠い力だった。
概要
『新次元戦闘』は『EXODUS』の第7話にして、神戦闘回の一つ。 前述したSDP発現回。
不穏な時でも一文字だけなのにタイトルが全て赤という予告で視聴者に恐怖を与えた。
ほぼ全編戦闘シーン、封殺されていく味方、絶望的な状況からの力の覚醒、主役機とラスボスの復活、OP曲のインスト→二番の挿入、とロボットアニメ的に評価点しかない怒涛の回。
更にすぐ後に「英雄二人」という神回が待っているのが恐ろしい。
英雄二人
あらすじ
アザゼル型の襲撃を受けたシュリーナガルは壊滅寸前だった。
エメリーたちエスペラントは世界樹を守ろうと精神の防壁を築くが、逆にフェストゥムに心を浸食され、苦しむ。
一方、美羽ら竜宮島の派遣部隊は空路での脱出を試みるが、フェストゥムの大群に阻まれ飛び立つ事すらできない。
ミツヒロ率いるペルセウス中隊は、マカベと交わした命に替えても美羽たちを守るという約束を果たすため、少ない防衛力を派遣部隊の救援に回すが……?
その頃、シュリーナガルに近い人類軍基地では、ある作戦が検討されていた。
手にした力を振るう理由は、いつでも変わらない。
命、生きる場所、人としての誇り、穏やかな生活。それらを奪われるから
ただ奪われないために、僕らは力の限り、多くのものを敵から奪い続けた
概要
「飛行体接近!凄まじい速度です!」
「?!」
「電波信号、メッセージを受信!」
「読み上げろ!」
「『竜宮島部隊、戦闘に参加す』!
繰り返す!『竜宮島部隊、戦闘に参加す』!」
「Dアイランドの…ファフナー?」
『英雄二人』は『EXODUS』第9話のサブタイトルにして、アザゼル型・個体名『ロードランナー』と配下の群れの攻撃により壊滅寸前だったシュリーナガルの地に降り立った、竜宮島のファフナー部隊の事。
神戦闘回その2。 全26話2クールTV放送アニメ作品のまだ第9話なのだが……。
たった二機の部隊であったが、救世主の名に恥じないその戦力は圧倒的(エメリー曰く、フェストゥムが怯える程の力)であり、あっという間に絶望的だった戦況をひっくり返した。
因みに引っくり返した方法だが……。
◇=マークザイン ◆=マークニヒト
◇シュリーナガルに到着早々、挨拶がわりにルガーランスでビームをぶっぱなし、ビームの線上にいたフェストゥムを一掃。
◆相方同様到着早々、両手から黒い電撃のようなビーム(ワームスパーク)を放ち、たった一撃で多数のフェストゥムを掃討。
◇フェストゥムにより機体ごと同化されていたアイシュワリア・フェインや操られた大勢の人類軍兵士の同化を解除(真壁一騎が肩代わり)して半数を生還させ、発令されていた交戦規定αを撤回させる。
◆フェストゥム(ディアブロ型・スカラベJ型)や人類軍戦艦など、武器として使用できそうなモノを片っ端から同化して、敵の技や強化した兵器などでフェストゥムを殲滅。
◇ルガーランスによる拡散ビーム。流星群を思わせる攻撃で、相当数のフェストゥムを倒した。
◇◆ロードランナーへ2機同時に直角に突撃し、シールドを破壊しようとする攻撃の余波で数百体のフェストゥムが消し飛ぶ。
などなどやりたい放題…。主人公機と(元)ラスボス機の力を遺憾無く発揮し、窮地に陥っていたシュリーナガルの人々と竜宮島派遣部隊を見事に救ってみせた。
因みに、一騎はともかく、シリーズを通してパイロットの指揮管制を行っていた皆城総士はこの戦闘がパイロットとしての初陣である。
そうだ…あれがザルヴァートルモデル…。
父が作ろうとした、人類救済の力…
いや、ミツヒロ……君の父親が作ったのは人を救ってるザインじゃなくて、向こうで塵殺してるラスボスっぽい方ね?
この9話は絶望しかないAパートを越え、挿入歌である『その時、蒼穹へ』と共に始まるBパートの展開が好評を博し、ニコニコ生放送のアンケートで【1.とても良かった】⇒98.8%という数値を叩き出した。その後19話で98.9%を記録しており、単回放送としては新記録更新した。
to be next page. 09-12 https://no-value.jp/column/49903/