『宮城のおすすめスポット4』
♢ふかひれラーメン
中国料理の高級食材として知られるフカヒレ。
文字通りサメのひれのことですが、サメをあまり食用としない日本人にとっては遠い存在と思われるかもしれませんね。
実際のところ、サメは日本国内でも水揚げされており、そのうち8割を宮城県の気仙沼港が占めています。
気仙沼でのフカヒレ生産の歴史は古く、その高い加工技術は本場中国でも絶賛されているほどです。
気仙沼でサメが豊富に水揚げされる理由として、この地方では昔からマグロやカジキなどの延縄漁業が盛んだったことが挙げられます。
対象であるマグロなどと一緒に、ヨシキリザメなどのサメ類が大量に漁獲されたこともあり、こうしたサメを原料とする水産加工が発達してきました。
フカヒレ自体には味や香りがありませんが、トロミのあるシャキシャキした食感がやみつきになり、調理法次第では垂涎の絶品料理に生まれ変わります。
しかも、コラーゲンやコンドロイチン、カルシウムなど栄養素をたっぷり含んだ栄養食品でもあります。
♢気仙沼ホルモン
漁師町である気仙沼のご当地グルメといえば、フカヒレなどの絶品の海産物が筆頭に挙がりますね。
しかし、この地には、魚の街・気仙沼のイメージとは程遠い、名物肉料理が存在します。 前項でも少し触れた「気仙沼ホルモン」です。
遠洋漁業が盛んであり、一度漁に出れば長い期間船上で生活しなければならない気仙沼の漁師にとって、帰港するとどうしても肉の味が恋しくなります。
そんな背景から生まれた気仙沼ホルモンは、一般的なホルモン焼きとはひと味違った特色を持っています。
豚のモツ(内臓)を具材として使用することは、通常のホルモン焼きとあまり違いがありませんが、ボイルせず生のものを使うことが第一条件です。
大腸や小腸(白モツ)だけでなく、赤モツとよばれるハツ(心臓)やレバーなども使用します。
また、味付けは味噌ニンニクだれを使用し、唐辛子を加えるなど辛口に仕上げるのが第二条件となります。
最後の条件として、千切りキャベツにウスターソースをかけたものと一緒に食べることが求められます。
上記3つの条件をクリアしないと「気仙沼ホルモン」とは認めてもらえないのです。
♢石巻焼きそば
気仙沼市の南部、三陸海岸に面した石巻市も漁業の盛んな街です。
仙台に次ぐ宮城県第2の都市ですが、こちらにはちょっと風変わりなご当地焼きそばが存在します。
「石巻焼きそば」は、完成すれば普通のソース焼きそばと同じに見えますが、調理前の麺もまた茶色!
通常の焼きそばは調理前は黄色っぽい色をしていますが、最初から茶色い麺なんで他に類がなく、この焼きそば最大の特徴となっています。
B級グルメの祭典「B-1グランプリ 」にも登場しており、全国的にも知る人ぞ知る存在です。
石巻焼きそばは茶色い理由は、通常の焼きそばが強力粉を使用して作っているのに対して、中力粉を使っていること。
また、通常の焼きそばが1回しか蒸さないのに対して、2回蒸すために変化すると考えられていますが、実際のところは不明です。
2回も蒸し焼きにするためふっくらと仕上がり、液体を吸収する能力が高まるため、だし汁を加えて味わいを深め、蒸し焼きにして食べます。
濃いめの味がついているイメージがありますが、意外とあっさりしているので、仕上げにたっぷりソースをかけて食べるのが一般的。
最後に目玉焼きをトッピングすることも条件のひとつとされています。
♢油麩丼
岩手県と県境を接する県最北部に位置する登米市。
最近では、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台にもなったことでも知られています。
市内には明治時代にタイムスリップしたかのようなレトロな街並みが残り、「みやぎの明治村」の異名を持つ魅力的な街です。
そんな登米市を訪れたらぜひ味わっておきたいご当地グルメが、他の地域ではみられない「油麩丼」です。
まず「油麩」自体が馴染みのない食べ物で、はじめて名前を聞く人も多いと思います。
油麩は、宮城県北部から岩手県南部にかけて伝統的に伝わる郷土料理で、小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを油で揚げて作った「あげ麩」のことです。
長さは25cm程度、太さは直径5cm程度のフランスパンに似た形をしており、元々はお盆の時期に作られる「お供え料理」として伝わってきました。
今では年間を通じて作られ、主に煮物や味噌汁の具として用いられています。
登米市内にある7~8社程度の業者によって製造されていますが、登米エリア以外ではほとんど流通していない幻の食材です。
♢南三陸キラキラ丼
南三陸町は宮城県北部の臨海エリア。
文字通り三陸海岸の南部に位置する漁業が盛んな街です。
周辺の自治体と同様に、この町も東日本大震災で壊滅的な被害を受けたことは記憶に新しいところかもしれません。
そんな南三陸町には、震災前から町おこしの一環として企画されたご当地グルメが存在します。
豪華絢爛な丼ぶり飯として知られる「南三陸キラキラ丼」です。
南三陸町は宮城県北部の臨海エリア。
文字通り三陸海岸の南部に位置する漁業が盛んな街です。
周辺の自治体と同様に、この町も東日本大震災で壊滅的な被害を受けたことは記憶に新しいところかもしれません。
そんな南三陸町には、震災前から町おこしの一環として企画されたご当地グルメが存在します。
豪華絢爛な丼ぶり飯として知られる「南三陸キラキラ丼」です。
そのキラキラネームから、いったいどんな丼ぶり飯なのかイメージできないかもしれませんね。
キラキラ丼とは、地元南三陸の海で獲れる豪華で新鮮な海産物をたっぷりとのせた丼ぶり飯のことです。
その食材が放つ光沢が、神々しいまでキラキラと輝いていることから名付けられました。
これまでも宮城発の海鮮系丼ぶり飯をご紹介してきましたが、旬の時期でなければ食べられないものもあったと思います。
ところが、このキラキラ丼はシーズンによって趣を変えながら年間を通じて味わうことができるんです。
南三陸キラキラ丼は、季節に応じて下記4種類の丼が提供されています。
1、キラキラ春告げ丼(3月1日~4月30日):春野菜と春に旬を迎える魚介(マグロ・帆立・タコ・ヒラメなど)
2、キラキラうに丼 (5月1日~8月31日):南三陸産の新鮮・無添加のウニをたっぷりと盛り付けたもの
3、キラキラ秋旨丼 (9月1日~10月31日):カツオ・サンマ・サーモンなど秋に旬を迎える魚介の盛合せ
4、キラキラいくら丼(11月1日~2月28日):南三陸産のイクラを丼ぶりたっぷりに盛り付けたもの 使用する魚介の種類は提供するお店によって異なりますが、宮城県産の米を使用することや、価格を1500円以上に設定するなど共通の取り決めもあります。
贅沢すぎるほど海産物を堪能できる「南三陸キラキラ丼」は、南三陸町内にある12店舗の加盟店で楽しむことができます。
~エピソード~
宮城のおすすめスポットには、
宮城にはこんなにもおすすめスポットがあることが分かりました。
宮城県は、春・夏・秋・冬の季節四季彩な所が分かりました。
~まとめ~
今回は、宮城のおすすめスポットのことを深堀していきました。
まだまだ知らないところもありそうです。