【ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝】
『~永遠と自動手記人形~』の感想です。
原作 暁佳奈 監督 藤田春香
キャラクターデザイン 高瀬亜貴子
京都アニメーションの事件の前日に完成したという作品です。
鑑賞してきましたので、感想を書きたいと思います。
《行列だよ!》
映画館に着くと、とあるシアターの前に行列が出来ています。
何番シアターか確認すると『ヴァイオレット』ちゃんです。
皆、ちゃんと見に来ているのですね。
《外伝だよ!》
外伝なので、主役はイザベラ・ヨークさんです。
ヴァイオレットは、全寮制の女学校へ手紙を書くのではなく、
イザベラ様の教育係として着任します。
前半は、この2人の3か月の様子をずっと追っています。
《最初は険悪》
最初は、「教育の事以外、話しかけないで」とか言われるヴァイオレットですが、だんだん打ち解けていきます。
時間の関係か、ずいぶん態度が変わるのが(早いなぁ~)と思いました。
また、貴族のお嬢様のお部屋にしては、狭いのでは?とか、
どうでもよい事を考えていました。
《ヴァイオレットは?》
まるで少女漫画に出てくる『ナイト』のように、至れり尽くせりで、イザベラ様のお世話と、教育をこなしていきます。
ヴァイオレットの礼儀作法は、お嬢様達から感嘆の声が出るほど完璧のようで、どうやって身に付けたのでしょうね。
《進化するよ》
イザベラ様も、仲良くなってからはヴァイオレットのいう事をよく聞いて、どんどん礼儀作法を身に付けていきます。
《展開が早い》
全体的に展開が早いな・・・と思ったら、2部構成になっていました。イザベラ様は最後に、ヴァイオレットに自分の生い立ちを話します。
「ボクは、最初からヨーク家の人間だったわけじゃないんだ」と。自分の本名『エイミー』と妹『テイラー』の存在を明かします。
《前半のラストは・・・》
最後の夜、ヴァイオレットは、イザベラ様に頼まれて、テイラーへ手紙を書きます。別れの朝、ヴァイオレットは、「また会えるかな」というイザベラ様にむかって、本名の『エイミー様』呼びで、返事を返します。
※ちなみに映画では、妹『テイラー』の事で頭がいっぱいぽいイザベラ様ですが、特典の小説では『ヴァイオレット』の事でいっぱいです。
《後半はテイラーだよ》
後半は、イザベラ様の妹のテイラーが、ヴァイオレットを訪ねてくる所から始まります。テイラーもだいぶ大きくなっています。
ただ、字がまだ上手く読めないのを、ベネディクトに指摘されてしまいます。
そのため、ヴァイオレットがテイラーに付き添うようになります。
《手紙も書くよ》
ヴァイオレットと言えば『手紙』です。
なので、ラストはテイラーから姉『エイミー』への手紙を書く事になります。
文字の勉強中のテイラーは、ヴァイオレットに手伝ってもらいます。
《ベネディクトが頑張るよ》
イザベラ様の居所を突き止めたり、テイラーをイザベラ様の所へ連れて行ったり、テイラーの手紙をイザベラ様へ渡したり、大活躍です。 後半は、ヴァイオレットではなく、ベネディクトとテイラーのコンビが主流です。
《私としては・・・》
会える時に会わせておいたほうがいいのでは?と思ってしまいました。
でも、子供にはよくある事ですね「一人前になってから会いに行く」。
でもまぁ今回の事件などを考えると、いつ何が起こるか分からないしな~、と思ってしまいました。
《エンドロール》
ある意味、今回の主役でしたね。
《交換して~》
上映終了後、なんか出入り口の付近でザワザワして、人だかりが出来ています。(何だろう?)と思って、近づいてみると、一人の男性が、
「特典の小説が被ってしまいました。何でもいいので交換して下さい」と声を上げて頼んでいました。
一人の女性がまだ開封していない特典を出してきて、男性に渡しました。
男性は中身を確認して、「ああ、これで大丈夫です。ありがとうございます。」と言っていました。
劇場での交換募集は他の地域ではよくあるみたいですが、 仙台で見たのは 始めてでした。ランダムは大変ですよね~。