LSS #09-13

LATER SEQUELS SERIES #09

2023年12月  後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ  愛及屋烏

蒼穹のファフナー(2004年・第一期)

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(2005年・前日譚)

蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(2010年・劇場版)

蒼穹のファフナー EXODUS(2015年・第二期)

蒼穹のファフナー THE BEYOND(2019年・第三期 OVA)

蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE(2023年 スピンオフ OVA)

Continuation from last page. 09-12 https://no-value.jp/column/49903/

新たな二人の主人公

皆城総士(CV:喜安浩平)


第四次蒼穹作戦で砕け散った総士が生まれ変わった少年。通称・子総士
一騎達に見守られながら成長していたがマリスによって海神島から攫われ、その後は記憶を書き換えられ偽竜宮島で普通の少年として生活していた。


一騎との再会を経て外の世界を知ると同時に妹という事になっていた偽の乙姫を目の前で消されてしまい、一騎と海神島の面々に反感を抱くようになってしまう。
しかし自分の無力さと隠されていた世界の真の姿、そして海神島の人々の在り方を見つめる中で自身の信じるモノを探し、一方で自らを手中に収めようと欺瞞と犠牲を重ねるマリスやベノンと対立することを選択。
生まれ持ったエスペラント、エレメントとしての力によって竜宮島と繋がりその道標となる。

フェストゥムの影響で一騎を同化しようと時の左目の傷が無い事を除けば容姿は先代の彼そっくりだが、長い髪はポニーテールにしてまとめている。
成長速度が普通の人間とは違うようで、第二話では14歳相当の姿になっているが、実年齢は5~6歳。
頭脳明晰だが、性格の方は几帳面で極度に不器用だった先代とは正反対に大雑把で勢い任せの部分が目立ち、ややお調子者気質で子どもっぽい。
一方で自身が体験し感じたことを信じ突き進もうとする愚直ながらも強い心は持っており、一騎やマリスに対する反発心が大きな原動力にもなっている。
先代は「(自らの命を使ってでも)島を守る」ことを存在理由として育てられたが、こちらはそのような前提を持たない為、誰かの命を犠牲にする前提で行動する人々に対しては理解こそすれど自分はその道を選ばないと意気込む。
アルヴィスの面々とは少し異なるその考え方、そんな彼だからこそ持ちうる「存在と無を超えた可能性」は美羽たちにも影響を与えていく。

搭乗機は先代の総士から受け継いだ虚無の申し子・マークニヒト。
ルガーランス(初戦闘時に駄々をこねたら出てきた)を使用する他、複数の小ワームを生成して飛ばす戦法を好んで使う。

総士自身は先代の存在を認識していなかったが、マークニヒトに遺されたいつもの録音(デスポエム)を聞いたことがきっかけでその存在に触れる。
あくまでも総士は先代を他人と思っているが、認識して以降時折同じような言葉遣いになってしまうなど同一化していることが窺える。

日野美羽 (CV:諸星すみれ)

日野道生と遠見弓子が遺した娘であり、世界最高のエスペラント。
ファフナーパイロットになっており、一騎たちと共に戦場に出ている。
かつて交流を持ったマリスの離反などに心を痛めており、第五次蒼穹作戦では彼と総士を撃つことを躊躇い見逃してしまった。
その後海神島に戻った総士を遠見家に迎え入れ、彼に付き添いながら島と自分のことを教えていく。

第五次蒼穹作戦では『EXO』から少し成長した姿だったが、二話時点では14歳相当の姿になり髪も伸ばし大分印象も変わった。
でも前作の急成長もあるので実年齢は9歳。
穏やかで明るく優しい少女となっている反面、幼くして母親や親友を含む多くの人々が犠牲となっていったのを目の当たりにし受け入れてきた事で、自身が犠牲になることをも許容してしまっている危うさを秘める。
そのため自他を失うことを嫌う総士と喧嘩になってしまう事もあるが、普段怒らない彼女が唯一怒る相手が総士(ついでに言うと、美羽に反対意見を述べる相手も真矢を除けば総士しかいない)なのである意味微笑ましく、過酷な話が続く本作の癒しどころとも。

搭乗機は一騎から譲り受けたマークザイン。
フェストゥムとの対話の力を行使するため最前線へ出る事から、保有する中で最強の機体に乗せる事で安全を確保するという措置らしい。
積極的には戦わず「おはなし」でフェストゥムを退けようとするがベノンの統制下におかれたフェストゥムやソルダートには通じず、総士からは「(君は強いから)怒りで敵を退ければいいのに」と苦言を呈されている。

3つの『島』

海神島わだつみじま

かつての第三アルヴィス。前作『EXODUS』にて発見され、第四次蒼穹作戦において多大な犠牲を払いながらもミール・アショーカが根付きその器となった。
竜宮島から脱出したボートも接続され住人の殆ども移住を果たし、現在は彼らの拠点となっている。
竜宮島とややまた異なる趣ながら、温かな人類の営みを受け継いでいる。(移住最初期は物資不足だったらしく、その頃の苦労を忘れまいとフリーマーケットが定期的に開催されている)
防衛能力についてはアショーカの守りが非常に強力であり、基本的にはアショーカの力で敵の攻撃や侵入・探知を防いでいる(このため竜宮島に存在していたような物理防壁が海神島では確認できない)。
一方でフェストゥム探知に重要な役割を果たしていた液体コンピューター・ソロモンが海神島には存在していない、引退と脱落でファフナーパイロットが総じて不足しているなど不安な面も抱えている。

ちなみにモデルとなっているのは北海道函館市であると思われる。

偽竜宮島

拉致した総士を自分たちの側に引き込むためベノンが北極に建造した施設。
竜宮島を模して造られ、総士と共に人間に化けたフェストゥムたちに人間の営みを経験させることで彼らに感情を学ばせる場となっていた。
偽装鏡面が完全再現されており、総士は一騎に連れ出されるまで自分が北極に居たとは気づかず、海神島陣営も彼を発見するまで3年の月日を要することになった。

竜宮島

旧シリーズのホームであり、総士や一騎たちの故郷。
第四次蒼穹作戦の折、アルタイル※を眠らせるための器として島民を逃がし海中へと消えた。
現在もその存在を隠しており、その在処を巡って人類とベノンの争いが続いている。

※『EXO』終盤地球に到来した純粋ミール。
巨大な力を秘めており、その入手を巡り人類とフェストゥムが入り乱れ争われたが、力が巨大すぎた為に最後は竜宮島を揺り籠にする事で眠りにつかせた。
5年後も依然竜宮島と共に行方不明。ベノンにせよ人類にせよ、この力を得る事で戦局を決定づける事ができるとみているが新国連はそのための手段を『EXO』で失ってしまった為、新国連と人類軍はアルタイルとの対話及び助力を得る事に関しては海神島陣営に一任している。

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愛及屋烏

ゲーム好き、小説好き、アニメ好き、三役揃いの物書きの端くれ。 ピンチに陥っても、それはそれで気楽にやるタイプ。 ●好きな言葉:続編・クロスオーバー・オールスター・アンサーソング・データ引継ぎ ●好きなゲーム:DQ・軌跡&イース・スパロボ・ゼルダ・神宮寺・逆裁・ラチェクラ ●好きなサブカル:ロボ全般・特撮全般・少、青年誌系 ●好きなドラマ:科捜研・相棒・CSI・キャッスル・十津川警部・赤い霊柩車 ●利用ソシャゲ:へプバン・ギアスロススト・Dr.STバトクラ・シンフォギアXD・スパロボDD・うたわれLF・ギター少女・勇者の飯 ●経歴:宮城出身、30代、なろう出版経験有 ●現在:脳梗塞療養にともないリハビリ&失業中

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