THRILL SHOCK SUSPENSE #11
2024年1月 変わらない評価を受ける名作推理ADVを紹介 愛及屋烏
AGAIN FBI超心理捜査官
前述
推理ADVという一大ジャンル。
日本では1983年の『ポートピア連続殺人事件』から幾星霜。
名作と呼ばれるゲームはFCやPS1のソフトであろうとも未だに上位を譲らない。
そんな中でも実際にプレイしてみて、おススメしたい作品を紹介したい。
自叙
相棒DS・DS西村京太郎が面白かった流れで同じテクモから発売されたので購入したゲーム。
当時は今ほど海外ドラマに嵌ってなかったが、それでも「遊べる海外ドラマ」という感想になった作品。 刺激的なストーリー展開と実際に足を使う捜査が楽しめる。
海外ドラマのシーズン終わりの続きが気になる〆方はどうかと思うが。 まだ所持しているので久しぶりにやっても良いかも。
概要
『AGAIN FBI超心理捜査官』は、テクモ(後のコーエーテクモゲームス)より2009年12月10日に発売された、テクモ最後のニンテンドーDS用ゲームソフト。
開発会社(株式会社シング)が同じ『ウィッシュルーム』等と同じで、DSは縦持ちスタイル。
物語は全11章で構成。ゲームは「捜査パート」と「パストヴィジョンパート」の2つに分かれており、これをくり返すことで捜査を進めていく。
あらすじ
19年前の連続殺人が“再び”始まる…。
時を超えて蘇った殺人鬼“プロヴィデンス”。
突如として“過去を見る力”(パストヴィジョン)が覚醒したFBI捜査官のジェイ。
行く手に迫る連続殺人の謎とは…?
“1ドル札の切れ端”に隠されたメッセージが罪深き過去の真実を解き明かす!
物語は、新聞社クロックフォード・タイムズに送られてきた1通の手紙から始まる。
アメリカ合衆国連邦捜査局――FBIに所属する、特殊犯罪捜査官のジョナサン・ウェーバー(通称ジェイ)。
彼を名指しして送られてきた手紙の差出人は、19年前に起こった連続殺人事件の犯人とされる「プロヴィデンス」を名乗っていた。
5件の被害者を出したその事件は迷宮入りしており、殺害現場には毎回1ドル紙幣の切れ端の「プロヴィデンスの目」が残されていることから、「プロヴィデンス連続殺人事件」と呼ばれていた。
差出人の正体を探るべく、かつての一件目の殺害現場に向かったジェイ。
そこで「プロヴィデンスの目」を見つけ手にしたジェイは、事件現場の現在と過去を同時に見通せるという不思議な能力に目覚めてしまう。
時を同じくして、19年前の「プロヴィデンス連続殺人事件」に酷似した殺人事件が発生。
プロヴィデンス本人による新たな犯行なのか、それともプロヴィデンスを真似た模倣犯によるものなのか。ジェイは特殊能力「パストヴィジョン」を使って事件の真相に迫る……。
プロヴィデンスの目
プロヴィデンスの目とは、目が描かれたキリスト教における意匠。プロヴィデンスはキリスト教の摂理という意味で、神の全能の目を意味する。
光背や、三位一体の象徴である三角形としばしば組み合わせて用いられる。
またフリーメイソン陰謀論者やそれにまつわる都市伝説では、三角形に目を配したプロヴィデンスの目はフリーメイソンの象徴とされる。
この紋章がUSドル紙幣に描かれていることはアメリカ合衆国がフリーメイソンの支配下にある証拠だ、と唱える者もいる。
図像学研究においては、プロヴィデンスの目は「神が全てを見通す目」だと考えている。
未完成のピラミッド型の建造物の上で、まわりを栄光の光によって囲まれる三角形の目で監視する、という意味。神の目で人類を監視していることを示しているとされる。
ガンダムSEEDのラスボスが『プロヴィデンスガンダム』だが、これはコーディネーターからナチュラルへの『神意』であり、『天帝』たる機体、と訳される。
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