最後の生き残りの「ラ・フランス」

もうフランスでは残っていない「ラ・フランス」の樹

皆様は、洋ナシはお好みでしょうか。

ヨーロッパの巨匠が描かれた洋画の中にも、

あのような形の洋ナシが頻繁に出てくるので、

ヨーロッパでも一般的な形のもの、

と思っておられるお方がいのではないでしょうか。

ところが、日本で「ラ・フランス」と呼ばれ、高評価を得ているあの洋ナシは、

現在は日本だけで栽培されているものなのです。

洋ナシ「ラ・フランス」の果実の画像です。

ラ・フランスの画像

栽培されなくなった経緯

確かに美味なのですが、現地フランスの気候にあまり合わず、

見た目も悪く、栽培も難しかったので、他の品種にとって変わられた模様です。

日本の産地でも、洋ナシが缶詰として盛んに販売されていた頃は、

授粉用の木でしかありませんでしたが、

生食用の洋ナシの需要が増えるにつれて、「ラ・フランス」の

栽培も盛んになっていったそうです。

「ラ・フランス」の再発見

見捨てられていた樹種が、高級贈答品として使われる果樹の樹になる、

まるでシンデレラのストーリーのようです。

これからも、今まで注目されていなかった品種が高級食材になったり、

その逆の現象がおこったりする事でしょう。

次は何が起こるのか、その意味では未来が楽しみです。

筆者の好みの「ラプンツェル」も、

近いうちに人気の野菜になる日がくるのかもしれません。

「ラ・フランス」について

https://zatsuneta.com/archives/003192.html#:~:text=%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%80%81%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%81%A3,%E3%82%92%E5%AE%89%E5%AE%9A%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%80%82

https://www.kiyokawaya.com/yamagata/36155/

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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