LATER SEQUELS SERIES #14
2025年4月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
戦姫絶唱シンフォギア(2012)
戦姫絶唱シンフォギアG(2013)
戦姫絶唱シンフォギアGX(2015)
戦姫絶唱シンフォギアXD(2017~2024)
戦姫絶唱シンフォギアAXZ(2017)
戦姫絶唱シンフォギアXV(2019)
前述
漫画原作でアニメが長期シリーズになる事は多いが
オリジナルアニメが五期に渡るとなれば
それはある種の怪物である。
自叙
存在自体は割と初期から知っていたが、改めて視聴したのは五期が始まる直前でシリーズ一気見だった。 すぐに嵌って、楽曲もヘビロテ、スマホ入手後はアプリもやっていた。
コラボ先が好きな作品しかないのもアレだがアプリ稼働7年もスゴイ話である。 2024年始にてサービス終了が決まったが、代わりに劇場版が決定した。
概要
――少女の歌には、血が流れている。
『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズはサテライト制作のオリジナルテレビアニメシリーズである。2012年の第1作から約2年ごとに新作が放映されている。
アニメを中心に音楽活動を行っていた上松範康氏が、SCE三大RPGの一作とされる『ワイルドアームズ』シリーズ等で知られる、シナリオライター・金子彰史氏に企画書を持ち込んだ事が全ての始まりであった。
金子氏は持ち込まれた複数の企画の中から、「女の子が歌を歌って得た力を駆使して戦う」というコンセプトの企画を選び、シナリオ執筆を開始。
僅か1週間で1クール、全13話分のシナリオを書き上げ、その熱意で上松氏を大いに驚かせたという。シナリオはキングレコードに持ち込まれ、そこでGOサインが出た事でアニメ化が始動。
そして制作にあたり、第1期の監督を務めた伊藤達文氏が上記のコンセプトに対しちょっとした勘違いをし、アニメ史上類を見ない「戦場で歌いながら戦う、変身ヒロイン」が誕生したのであった。
表層的なビジュアルだけ見れば、セーラーやプリの系譜の普通の変身ヒロイン物だが、その中身は少年漫画と特撮とメカ機構とアクション映画とオカルト要素をちゃんぽんに混ぜ込んだ、荒唐無稽な熱血バトルアクション。
独特な言語センスの台詞回し(通称「金子節」)を始め、ケレン味の利いた演出。 ジェットコースターの如き勢いで突っ走る勢いのあるシナリオ、そして最も大事な「歌」等、とにかくクセが強く人を選ぶ作風となっている。
その為、合わない人にはとことん合わず、ネタアニメ扱いされる事も屡々。 一方で劇中用語に倣い、嵌ったファンは適合者※と呼ばれたりする。
二期以降監督が変わり、ネットを意識したネタが多くなる。
ちなみに作中には金子氏がかつてシナリオを務めたワイルドアームズシリーズの用語や台詞がセルフパロディとして散りばめられており、ファンの楽しみの一つとなっている。
そして何より、本シリーズを語る上で欠かせない要素が「歌」である。 戦姫達は変身して敵と戦う時、あたかもミュージカルの如く歌いながら戦うのである。バックグラウンドで流れる類の挿入歌とかではなく、実際にリアルタイムで歌唱しながら殴ったり斬ったり撃ったりするのだ。
この劇中歌はただCD音源を流すのではなく、毎回アフレコ現場(歌唱ブースが併設されている)で歌い直された録り下ろし音源である。
これにより「歌いながら戦う」事を演出し、生歌ならではの力みやブレ、時には台詞との境目が分からなくなるほどの熱い叫びも交えた歌唱で、バトルを臨場感のあるものへと仕上げている。
多くの視聴者の度肝を抜いたこの演出は、前述した監督の勘違いと第1期でメインキャラの『天羽奏』を演じた高山みなみ女史(江戸川コナンの中の人)の発案によるもの。元よりTWO-MIXで活動していた彼女らしい意見である。
当人は一話退場(回想等の出番はあるが)なのにとんでもない置き土産をしていき、『(アニメ・声優)業界で最も過酷なシンフォギア収録現場』と各所で度々ネタにされている。
上松氏が代表を務めるElement Gardenによる数々の楽曲は、歌うキャラの心情に強くマッチした作詞作曲がなされており、劇中歌としてバトルを熱く盛り上げ、時に大きな感動を与えてくれる。
なお、CD版は聴きやすさを重視した歌入れとなっており、劇中版に慣れると「CD版じゃ物足りない」という現象がよく起こる。
戦姫ひとりにつき、戦闘曲1・日常曲1に加え、ユニゾン曲や決戦用の合唱曲でメンバーの揃った二期以降、シリーズ毎に24曲程追加され、敵役すら歌い出すので劇伴BGMを別にした挿入歌だけでも100曲を余裕で超え、アプリでも新曲が追加され続けた。2024年のアプリ終了で、いよいよシリーズも終わり、曲の追加は無いかと思われたが、パチンコの方で新曲が出ている。
各作品のOP曲はシリーズを通して、風鳴翼を演じる水樹奈々。 各作品のED曲はシリーズを通して、雪音クリスを演じる高垣彩陽。
これは『魔法少女リリカルなのは』シリーズにおけるOP曲が水樹(フェイト)、ED曲が田村ゆかり(なのは)のパターンに近い。
またOP曲のタイトルは最終決戦時の合体攻撃名になるのがお約束である。
※シンフォギアに適合した者。
転じて、シンフォギアシリーズの魅力に取り憑かれた紳士淑女の皆さんのこと。 当初はファンの間での俗称だったが、現在は公式にファンの呼称になった。 鉄オタの鉄分の様に、より深みに嵌る事を適合率が上がる、と言ったりする。 なお作中用語としては、基本的に適合者=シンフォギア装者である為「装者」で呼ばれる事の方が多い。
戦姫絶唱シンフォギア
Meteoroid-falling,burning,and disappear,then…
『戦姫絶唱シンフォギア』は2012年1月から3月まで放送されたTVアニメ。
そして『戦姫絶唱シンフォギアシリーズ』の第一作目。
OP:Synchrogazer 水樹奈々 ED:Meteor Light 高垣彩陽
全てはここから始まった。
放送前は奏と翼のダブルヒロインであるかの様な詐欺プロモーションが行われた為、いざ放送された第1話でいきなり主人公・響の墓前からのスタート、”ツヴァイウィング“の神曲の直後にモブが虐殺されるライブ、奏の散華等、多くの視聴者がスクリューボールの直撃を受けた。
作画や演出面では続作に比べると流石にチープさが目立つものの、各キャラクターの成長を丹念に描いた物語やOTONAの活躍、熱さ爆発・落涙必至の最終決戦など、総じて評価は高く、原点にして頂点との呼び声も高い。
あらすじ・1
現代よりも、少し未来。
人を炭化させ、死に至らしめる認定特異災害”ノイズ”の脅威に人類は脅かされていた。
異なる位相に存在し、通常兵器が通用しないノイズ。 唯一ノイズに対抗しうるのは、聖遺物を歌の力によって武装化するシンフォギアシステムのみ。
そしてそれを操るのがアーティストデュオ”ツヴァイウィング“の風鳴翼と天羽奏だった。ツヴァイウィングのライブ会場でノイズの襲撃に遭遇してしまった立花響は、否応なく戦いに巻き込まれ、砕けた奏のシンフォギアの破片を胸に受け、瀕死の重症を負ってしまう。
深手を負い動けなくなった響を守る為、天羽奏もまた切り札である”絶唱“を口にし、戦場にその命を散らした。「生きることを諦めるな!」という言葉を残して。
その二年後。 一命を取り留めた響は、一番の親友で『ひだまり』の小日向未来と共に風鳴翼が在学している私立リディアン音楽院へ入学する。
しかし、風鳴翼のCDを買いに街へ出た放課後。 再びまた目の前でノイズが現れ、その脅威に晒されてしまう。
偶々、付近にいた幼女を連れノイズの群れから逃げ走るも、ついには追い込まれ絶体絶命のピンチに。
「生きることを諦めないで!」、ノイズに脅える幼女に対してそう語り掛けた時、響の胸に突如として歌が浮かんだ。
Balwisyall nescell gungnir tron(喪失までのカウントダウン)
それは、かつて響を守る為に散った、天羽奏の置き土産のシンフォギア、撃槍・ガングニールの顕現であった。
to be next page. 14-2 https://no-value.jp/column/53443/