突然ですが、 私たちが暮らしているこの惑星「地球」。この星がどのように誕生したのかご存じでしょうか?今回は命溢れる星地球の誕生について解説していこうと思います。
地球の誕生は約46億万年前に小惑星や宇宙にちりばめられたガスや水素が集まって誕生しました。この小惑星群や多数の気体の収束によって、原始惑星と呼ばれる状態となり地球が出来上がっていきました。しかし、まだまだこれからが我々の知る地球になる過程があります。まずこの原始惑星にさらに小惑星が衝突しました。その結果、地球表面には大量の熱エネルギーが渦巻き、大量の二酸化炭素と水素によって温暖化が加速し、地表の温度1000度を超えて、マグマの海となっていました。このマグマの海の中で重い鉄と軽い岩石に分かれて、鉄は地球の内部に沈み、軽い岩石は外側へと移動していきました。のちに沈んだ鉄は地球の核に、岩石はマントルになりました。
そして、ほかの天体との衝突が減ることにより地球の大気が冷えることによって、地表のマグマが固まり始めて大陸の基盤となる地殻が生まれました。さらに気温が下がることによって水蒸気が雨となって数年間ずっと降り続けました。この間何と6億年という途方もない時間によって地球の原型が形成されていきました。こうしてようやく生命が発生するかと思いきや、これからさらに最低2億年後にようやく肉眼ではとらえられない細菌が生まれて最初のいのちが始まりました。しかし、細菌だけでは現在の地球の環境は作れません。細菌誕生からまた数億年の時間がたってから、シアノバクテリアという藻の仲間が大量に発生し、光合成を行うことにより、ついに地球に酸素が生成されました。その過程でオゾン層が形成されて紫外線をさえぎることができるようになりました。紫外線はオゾン層を通過しないと生命にとっては害悪です。ここにきてようやく生命溢れる地球の原始の姿が誕生したといえるでしょう。
余談ですが、じつは地球は僅かに傾いていることをご存じでしょうか?これは憶測の段階ではありますが、地球にぶつかった小惑星の中でも特に巨大なものが衝突した際に地球の軸がずれたという説があります。この惑星の衝突がなければ地球に生命が誕生できず、さらにこの小惑星の一部が年月を経て月になったという説もありますが、これもまだ仮説の段階でありますが、大変興味深い内容であると私は考えます。
以上、今回は地球の誕生について解説していきました。今後も天体についても取り上げようと考えている次第なので、もしよければ次回も見ていただけると幸いです。
以上アンドルでした。