おはようございます、アンドルです。突然ですが、蟲たちがどうやって冬を越しているのかということについて紹介したいと思います。少し考えると、なんで寒くなって数を減らした虫は次の年にはまた数を増やしているのか?という疑問を少しでも解決できれば幸いです。
まず冬を越すにあたって大事なことは寒さを防ぐこと、そして寒さで動きが鈍くなることにより天敵に襲われないようにするためです。ではどのように冬を越すのか?いくつか例を挙げましょう。まず、テントウムシ。秋の段階で木のうろや落ち葉が深く積もった場所に数十から数百に群れで密集して温度を上げて冬に備えます。次に夏場に生まれたアゲハチョウになります。彼らは秋になる前にたくさん餌を食べてさなぎになり冬を越します。次にカブトムシ。カブトムシは幼虫の段階で冬を越します。その方法は餌となる腐葉土の中にあり、腐葉土は保温性が高いため餌の確保と寒さを克服しています。また、バッタも産卵の時期になると卵を地中の中に産むことにより冬を越しています。地中は温度が地表よりも高いので地中に卵を産みます。アリも冬場はたくさんの餌を蓄えることで巣の中で越冬します。次は昆虫でなく別の生き物もあげましょう。まず蟲「ムシ」とは広い意味で爬虫類や両生類なども含まれます。なので次に取り上げるのはヘビです。ヘビは生垣や斜面に穴を掘り春先まで冬眠します。また、カエルも水辺の近くに穴を掘って冬眠します。もし春先に不自然な穴が斜面や田んぼの近くにあったのであれば、どちらかが冬眠から目覚めた証でしょう。トカゲも同じように冬眠します。
余談ですが、地球の温暖化により冬眠をしないムシが増えてきています。これが問題視されています。例えば蚊です。蚊は世界で一番人を殺した昆虫といわれています。理由はマラリアを媒介するからです。マラリアに関しては省略しますが、日本人が発症すれば死亡率がかなり高い病気です。そして、その蚊の成虫は冬場で死滅しますが、温暖化により成虫が越冬する個体が現れておりマラリアの感染拡大が問題視されています。
以上が冬を越している蟲たちの紹介でした。意外と知らないことがあったり、子供のころの思い出の中の疑問などを思い出していただければ幸いです。
以上アンドルでした。