断捨離

 少しずつ春の気配が漂いはじめ、進学や就職、新生活に向けて動き出す時期になりました。衣替えのタイミングを狙って服の処分しようと思っても中々手放せず、何年も着ていない服がタンスに眠ったまま……なんてことはありませんか? この時期は、断捨離を行う絶好のチャンス。ただ捨てるだけでなく自分にとって何が本当に大切なものかを再発見することが出来て、収納スペースが広がり気持ちもスッキリします。その後の掃除も楽になりますね。ここでは筆者の経験談を交えつつ失敗しない断捨離の方法を3つにわけて紹介します。

1.十分なスペースを確保する 

 まず下準備として断捨離する予定のものを広げられる場所を作りましょう。

2.予め片付ける範囲を決めておく

 次に、今回はクローゼットの中だけ、という風に、小さい範囲からこつこつ整理していくことが肝心です。一気に大量のものを片付けようとすると、達成感が得られず、モチベーションが徐々に下がるため、結果、先延ばしにしてしまい終わりが見えなくなったりします。

3.「いる」「いらない」「保留」に分ける

 いよいよ思い切ってゴミ袋に入れる番。なるべく明確な判断基準を用意しておくことで作業効率が上がるため、出来るだけ「いる」と「いらない」のみで区別をつけましょう。ただ、どうしても捨てるのに躊躇いが生まれたりするものは一旦「保留」とし、適当な大きさの段ボールに入れて、期限を設けて捨てるべきか向き合いましょう。

 いかがだったでしょうか。私自身、実際にやってみると、手放せないと思い保留箱に一か月入れた服がどこかのタイミングで引っ張り出して使うこともなく、やっぱり要らなかった、と自分の価値観や興味を見つめ直すきっかけになりました。ゴミに出さずにオークションやフリマアプリやで売るのも賢い手ですね。時間や労力がかかりますが、決断力がつき、また、ものを減らした分がらっと住みやすい空間に変わると思います。心機一転して新たなスタートを切るために、是非この機会に身の回りの簡単な場所からでも断捨離に挑戦してみてください。

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行谷いさご

たまに講座を受けながら十年ぐらいエッセイを書き続けています。くどい言い回しが表れたり、感情を挟む以上に説明文が長かったり、その辺を何度も読み返して反省を繰り返しながら一作品、また一作品……と、丁寧に、少しずつ作り上げていきたいです。

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