無趣味だった自分に趣味ができる
生まれてこの方趣味らしいものがなかったのですが、着物を好きになって気付けば20年程が経ちました。
特にアンティークと呼ばれる古い着物の華やかさが好きで、これはもう趣味と呼んでも良いのでは?と思っています。
20代、突然のマイブーム到来
20代の頃、何の前触れもなく突然浴衣が着たくなりまずは1枚購入しました。
すると今度は別の柄や違う色が着たい!とどんどんはまり、一時期は7月8月の休みの日には毎回浴衣を着て出かけるほどでした。
その頃出会った友達が浴衣だけでなく、着物も自由な感性で着こなしているのを見て着物にも興味を持ち始めました。
その後は震災などで離れた時期もありましたが、30代になったのを機に着付けを習い始めて今に至ります。
着物は懐が深い
それまでの自分は着物にお堅くて難しいイメージを持っていました。
ところが20代で出会った友達は着物の中にブラウスを着たり足元はパンプスを履いていたりと、洋装アイテムを組み合わせるいわゆる「洋装mix」と呼ばれる着方をしていたのです。友達はとてもうまく着こなしており、その自由さとファッション性に私は心惹かれました。
思えば坂本龍馬の有名な写真も袴にブーツと洋装mixです。
着物は日本の民族衣装です。しかし、博物館に飾られているだけでなく、新しいものを受け入れながら今も日常で着られている生きた衣服であることがとても素晴らしいと私は思います。
着物が難しいと思われる要因
洋服にTPOや季節感があるように、着物にもそれらは求められ季節によって着られるものが変わります。
- 10月~5月 袷(あわせ:裏地あり)
- 6月、9月 単衣(ひとえ:裏地なし)
- 7月、8月 絽、紗(ろ、しゃ:透け感の強い薄い生地)
※浴衣も盛夏と呼ばれるこの時期に着ます。
基本はこの様に決まっていますが、最近は昔とは気候が変わってきていることから、普段着であれば体感温度を優先して着てもいいと言われています。
着物はファッション
昨年11月に「杜の都のアート展」に行きました。その日は暑かったので単衣の着物に合皮のプリーツスカートを中に履き、裾から見えるようにあえて着物を短く着付けました。更に足元は白い靴下にローファーという洋装mixにしました。
すると一緒に行ったお友達だけでなくアート展の出展者さんからもとても褒められ、拍手までしていただきました。
着物は着ているだけで褒められることの多い衣服です。それだけ注目を集める部分はありますが、TPOに合わせて普段着として着るなら洋装mixでも何でも自分のために自由に装って良いのではないでしょうか。
普段着に着物、楽しいのでおすすめです☺︎