こんにちは、アンドルです。最近徐々に気温が上がってきて春の陽気が感じられるなか様々な生き物が活発に活動するようになってきました。今回はその春を感じられる昆虫の一種であるナナホシテントウについて取り上げたいと思います。
ナナホシテントウは主に春から秋の中旬くらいに日当たりのいい草むらといった暖かくて、主食としているアブラムシが密集している植物の近くでみられます。私も先月からよくテントウムシがみれるようになったので、春の陽気が感じられるようになってきました。前述したように、アブラムシを主食としている通りナナホシテントウは肉食性の昆虫であり幼虫の時点で活発にアブラムシを捕食します。また幼虫は共食いをいとわずにするのでなかなか貪欲な食性をしています。そしてさなぎの期間を経て成虫になります。また、ナナホシテントウに限らず多くのテントウムシは天敵に襲われると黄色い汁を体から分泌します。これは実体験なので今でも覚えていますが、とても臭いうえに苦いです。この液体は捕食者に対しての防御手段ですが、完ぺきとは言えず通用しないこともあります。また派手な体色も警戒色として機能しています。越冬は成虫の姿でおこない、物陰や植物の根元などに数十匹ほどで越冬します。かなり密集しているのでなかなかのインパクトがあります。
テントウムシは漢字で天道虫と表記されることもありますがこれは、植物の枝といった先端に到達すると飛んでいくさまが昔の人には、太陽に向かって飛んでいくように見えたために和名としてつけられました。また、植物を枯らしてしまうアブラムシを食べることから生物農薬として使われることも増えてきています。ですが、一部のテントウムシはナスやジャガイモの葉を食べてしまうので注意が必要です。
以上、今回はナナホシテントウについて取り上げました。身近な昆虫として有名だと思いますが、少しでも知らないことが知れたらうれしいです。