こんにちは。`L.I.D:りど`です。作品紹介アニメ編その2です。今回は自分が読者に対し見てほしいと思っている作品を紹介します。四月のある日、少女に出会いそれまで白と黒のモノトーンだった少年の日々がカラフルに色ずく。そこに秘められた想いと「嘘」の物語。
1.四月は君の嘘
2014年秋~2015年春にアニメ版が放送され、実写版映画が制作された作品。元は漫画として発刊されており、累計発行部数は500万部を突破している。
神童と呼ばれたピアニストの少年。あることをきっかけにピアノの音が聞こえなくなってしまいピアノから離れてしまう。そんな彼がヴァイオリニストの少女と出会うことで振り回され苦悩しつつも彼女のその姿に惹かれ成長していく。
東京都練馬区を主に舞台にしており実在する施設や公園、当時の鉄道もモデルになっているため西部鉄道とのタイアップ、聖地巡礼スポットとしても有名だ。
2.あらすじ
「ヒューマンメトロノーム」「譜面の僕」___。
正確無比、一音も外さず完璧に演奏することから周囲にその名で呼ばれ揶揄されてきたピアニスト`有馬公生`。11歳で母親の死を皮切りにピアノの音だけが聞こえないという症状を発症してしまったことでコンクールから遠ざかってしまう。
それから三年後、中学三年の四月。幼いころからの同級生`澤部椿`・`渡亮太`と共に日々を送っていた公生にある日、椿から渡を紹介してほしいという女の子がいるから引き立て役を手伝ってほしいと頼まれる。乗り気ではなかった公生だったが承諾し待ち合わせの日を迎える。椿と渡を待つ公生の耳にピアニカの音が流れてくる。その音を頼りに桜が舞う道を歩いていくと遊具の上で一人、ピアニカを吹く少女がいた。
彼女の名は`宮園かをり`。
これから開かれるコンサートで演奏するヴァイオリニスト。儚げで美しく、聴いた人の心に住み続けるようなその演奏は公生の心を大きく変え、ピアニストとして成長していく。親友の渡を好きな彼女に支えられ徐々に心惹かれていく公生。
だが彼女にはある秘密と伝えられない「嘘」があった___。
3.作品について
勧められて鑑賞したこの作品。なぜもっとはやく観なかったのかと後悔するほど感慨深いアニメ作品だった。所々に「自分らしさ」「自分の本当の気持ち」「何のために」といった心理・心境に対してどんな答えが出るのか、その答えのおかげで自分の迷いや悩みが吹っ飛び支えになったことも。
青春ものと感動もののアニメに興味がある読者にはおすすめの一作といえる。自分は全話鑑賞して2回涙腺が崩壊した。自分で言うのも何だが涙もろい性格なので大げさかもしれないが間違いなく一度は泣かされる羽目になるのでボックスティッシュ1箱は準備してほしい。
作中ではピアノ・バイオリンの演奏曲がある。`バッハ`や`ベートーヴェン`といった有名な作曲家、音楽家の曲を日本の有名なピアニスト・ヴァイオリニストが実際に演奏し収録している。クラシックを初めて聴く人、作曲家・音楽家の名前だけ知っている人でもこの作品を鑑賞すればクラシックに興味を持つこと間違いなしだ。
4.感想
語りつくしたいことが山ほどあるが、これ以上はネタバレになってしまうのでストーリー解説記事でここで書けなかった内容を語ろうと思う。
桜の木を見たり春の季節を感じたり、四月になるとふとこの作品を思い出すほど思い入れのある作品。自分の中ではアニメ作品の一二を争う高い評価なのでもし全話鑑賞した読者がいれば小一時間作品について語り合いたい。
読者の記憶に残ればいいなと思いを馳せ、この記事を締めくくろう___。