・はじめに
今回紹介するこの作品は、中学時代学校に行きたくなかった私を友達と語るために学校に行かせ、ひきこもり時代の私をこの作品のブルーレイボックスを買うために派遣でフルタイムで働かせ、そして現在の私をYouTubeのアニメ無料配信と続編マンガ【金色のガッシュ!!Ⅱ】でワクワクドキドキの感動を再び与えてくれています。今回はそんな私の人生を支えたマンガ【金色のガッシュ!!】の魅力をたっぷり紹介したいと思います!
・どんな作品なの?
1000年に一度人間界で行われる魔界の王を決める戦い、選ばれた100人の魔物達が人間とパートナーになって互いの魔本を燃やし合い、最後に生き残った者が魔界の王となる。
主人公の清磨と魔物の少年ガッシュが衝突しつつもパートナーになり、やさしい王様になるために成長していく超王道バトルマンガです。
・この作品との出会い
私が中学1年の頃、たまたま日曜日に早起きしたらこのマンガのアニメを放送していたのを見たのがきっかけです。その時は見るアニメがなくて毎週途中から飛び飛びでなんとなく見ているだけだったのですが、ヨポポという魔物が登場するお話を見てキャラも設定もよく分からないのに号泣してから毎週どんな魔物が出るか楽しみになりました。アニメが「石版編」に入ってから急激に面白くなり、アニメが待てなくなったのをきっかけにマンガを集め始めました。
・作品の魅力
この作品の最大の特徴はタッグバトルがメインだというところです。魔本に書かれた呪文を人間が「心のチカラ」を使って唱えることで魔物は術を使って戦える。この設定によりこの作品の熱い王道展開で感動を作り出しているところが最大の魅力だと思います。
そして呪文の語呂が良いので思わず叫びたくなりますし、魔本を持って術を唱えるところが当時厨二心をくすぐられました。子供の頃ハマった人は本を持って真似したことがあるはず!
魔物と人間の多種多様なビジュアルのキャラクターたちから繰り出される切れの良いギャグに爆笑し、様々な関係性の出会いと別れに号泣…!ガッシュ達と仲良くなった魔物が魔界に帰るシーンでは何度泣いたか分かりません。私が人生で一番泣いたマンガだと思います!
・キャラクター紹介
【ガッシュ・ベル】「私はやさしい王様になる…!!」
口から電撃の術を出す元気いっぱいの魔物の子供。記憶喪失で清磨の父に助けられた恩を返すために清磨の教育係として清磨のもとへやってくる。魔界時代は落ちこぼれと馬鹿にされいじめられており、他の魔物たちに狙われる事もあるが、持ち前の明るさと優しさで魔物と友達になることもある。主な術は口から電撃を出す「ザケル」雷の竜を出す「バオウ・ザケルガ」。
【高嶺 清磨(たかみねきよまろ)】「ガッシュ!!!お前は俺の友達だ!!!」
天才ゆえいじめられ引きこもっていた中学生の少年。クラスメイトを見下して壁を作っていたが、ガッシュと出会い成長し正義感の強い少年へと変わってゆく。ギャグパートでは天才なのにアホになったり、テンポの良いツッコミと鬼の形相の顔芸で読者を楽しませてくれる。戦闘面では天才ぶりが発揮され活路を見出す!
【ブラゴ】「てめぇの執念が追っていたものは…てめぇが信じていたものは…あんな言葉で潰されるものだったのか!?」
重力を操るクールな少年で今作のライバルポジション。はじめは人間など足手まといだとパートナーのシェリーを力で従わせようとしていたが、彼女の覚悟を目の当たりにし人間の強さを認め成長していく。シェリーに対する思いは単なる情か、それとも…。
主な術は手から重力球を打ち出す「レイス」敵を重力で押しつぶす「グラビレイ」
【シェリー・ベルモンド】「あなたに救われたこの命…あなたを置いて私一人幸せにはならないわっ!!!」
ブラゴのパートナーでベルモンド家のお嬢様。母親のスパルタ教育に追い詰められ川に身を投げたところをのちに親友となるココに助けられる。命の恩人であり親友のココを邪悪な魔物ゾフィスから取り戻すために魔物たちとの戦いに身を投じる。
【ティオ】「私とガッシュが最後まで生き残ったら…どっちが勝ってもやさしい王様よ。」
守りの術が得意な勝気な魔物の子。今作のヒロインポジション。魔界時代に友達だった子に裏切られ誰も信じることが出来なくなっていたが、ガッシュと出会い共にやさしい王様を目指す仲間となる。主な術はドーム状の盾で守る「セウシル」堅い大きな盾で守る「マ・セシルド」
【大海 恵(おおうみ めぐみ)】「今度は私が助けてあげるわ!」
高校生アイドルで撮影に来た海でティオを助けたことがきっかけでパートナーとなる。面倒見が良いお姉さんでティオとは姉妹のような関係。清磨が気になっている。
【キャンチョメ】「僕は絶対に強くなるんだ!」
化ける術が得意な魔物の子でアヒルのような見た目をしている。非常に臆病で弱いが優しい心を持っている。ある出来事がきっかけで自分の弱さにコンプレックスを持つ。主な術はなんにでも化ける「ポルク」
【フォルゴレ】「私はイタリアの英雄パルコ・フォルゴレさ!」
イタリアのスターでモテモテ。ふざけたノリの男なのでギャグ担当に回ることが多く、ふざけすぎて清磨に電撃を食らうこともあるが…隠された過去がある。キャンチョメを家族のように大切に思っている。ヒット曲は「チチをもげ!」
【ウマゴン】「メルメルメー!」
魔界時代からのガッシュの友達でガッシュになついている。長いこと本の持ち主が見つからず清磨の家に居候していた。本当の名前はシュナイダーだがメルメルメーしか話せないため清磨に馬の怪獣でウマゴンと名づけられる。戦いを怖がっている。主な術は肉体強化の「シュドルク」
【カフカ・サンビーム】「ウマゴン。私たちは心で戦うんだ!」
ウマゴンのパートナーで技師として働く男性。ウマゴンの仲間を守りたい想いに応え協力してくれる。冷静で頼りになる大人の面もあるが、程よくギャグもこなしガッシュ一行に馴染む。口癖は「グルービー!」
【ウォンレイ】「私の後ろには傷つけてはいけない人がいる」
カンフー使いの魔物の少年。ガッシュと清磨に助けられたのがきっかけで仲間となる。パートナーのリィエンとは恋人のような関係で守る王を目指している。主な術は鉄拳で殴る「ゴウ・バウレン」と足技の「レドルク」
【リィエン】「ウォンレイ…私はあなたが好きある!!」
ウォンレイのパートナーでマフィアのボスの娘。父親にウォンレイとの関係を認めてもらえなかったが、ガッシュと清磨の助けで認められる。ウォンレイが好き…たとえ別れが来るとしても…。
【キッド】「ありがとう…大好きなナゾナゾ博士!」
小さな人形のような見た目の少年。とても純粋でよくナゾナゾ博士の嘘に騙されてしまうが博士のことが大好き。主な術は口からエネルギーを放つ「ゼガル」両腕からロケットパンチを放つ「ゼルセン」
【ナゾナゾ博士】「私の名前はナゾナゾ博士。なんでも知ってる不思議な博士さ」
なんでも知っている不思議なおじいさん。人をおちょくるのが好きで特に清磨を怒らせるのが好きなのでしょっちゅう電撃を食らっている。一見ふざけているが正義感が強くみんなを導く指導者の役割もはたしている。パートナーのキッドを孫のように大切に想っている。
※主な仲間を中心に紹介しました。魔物と人間、家族のような関係だったり、師弟のような関係だったり、様々な関係性があるので絶対に刺さるキャラクターがいると思います!
・アニメとの違い
原作は「邂逅編」「石板編」「ファウード編」「クリア編」の4構成で進むのですが、当時のアニメ制作の関係でアニメが原作に追いついてしまい「ファウード編」の鍵を破壊した後から完全にアニメオリジナルの話となり、バオウ・ザケルガの謎もガッシュの失われた記憶などの重要な伏線も回収せずあっさり終わります。なのでアニメのガッシュの面白さは原作より半減しているんです。
原作を補完する良いアニオリもあるので「石板編」まではアニメでもOKですが、「ファウード編」からは絶対に原作を読んでほしいです。清磨が当時のアニメでやってたら規制入るレベルでボロボロになる絶望感がエグいし、そんな状況でも清磨のため世界のために希望をもって戦う仲間たちの成長がカッコよく泣かせられるし、なにより敵キャラの結末がアニメとは全然違い泣けます!私の推しコンビが改心するので絶対に見てほしいです!そして最終章の「クリア編」ではもう一つの地獄がガッシュたちに立ちふさがります…ぜひ感動のラストを見届けてください!
※アニメは原作より子供向けに作られているので子供だましに見えるところもあるのでそういった部分を気にする人にも原作をオススメします。
※後はアニメは引き伸ばしの影響でテンポが悪い回もあるので、テンポ重視の人は絶対原作マンガを読むのをオススメします。
・おわり
漫画本の片づけをしていた時、このマンガは殿堂入り漫画として残すことを即決することが出来ました。人によってはノリがきついと感じる人もいると思いますが、コルルという魔物が出てくる2巻までは絶対に見てほしいです!それで心が揺さぶられない人はこのマンガ向いてないので別な作品を見ることをオススメします。
コルル回はアニメの出来が良いので是非アニメも見てほしいです!その際にはティッシュを用意しておくことを強く勧めます。ちなみに私はこの間のYouTube配信で見たとき30分間ずっと泣いてたのでティッシュの山が出来ました。大人になってから見ると少ない描写でもキャラの心情がより分かってしまうんですよね…。
熱い展開で笑いと感動を与えてくれる超王道少年漫画【金色のガッシュ!!】少しでも読んでみたいと思う人がいると嬉しいです!今後も私の殿堂入り漫画を紹介していくのでお楽しみに!