私はよく「気にしすぎだよ~」「もっと楽に考えていいんだよ」と言われることが日常的にかなり多いです。
「どうしてこんなに物事や他人に対して気にしすぎてしまうんだろう。」
それはずっと悩んでいたことで、今でも悩んでいます。
文字でのやり取りに緊張して、文章を打っても書き直しを何度もする、絵文字の選び方、返信の文面や絵文字の表情に過剰に反応してしまう。(怒っているんじゃないか)
もちろん、口頭で話すときや相手の顔が見える状態(特に目つきと声のトーン)でもそうです。
なので、少し他人と話すのがこわい気持ちは常にあります。今でも。
それは親しい方に特に感じます。
「怒られたらどうしよう、こわい」「このことで見捨てられたくない」
冷静になっているときは、そんなことで~と思うこともできるのですが、余裕がないときはこの言葉で頭の中がいっぱいで、パンクしてしまいそうになり、処方されている抗不安薬を飲むくらいです・・・。
怒られたらこわいという部分は、PTSDになった原因にもつながってくるところがあるので、そこまで思考がひっぱられてしまいます・・・。
「こんなに物事を重く感じているのは、私だけなのかなあ・・・」
インターネットで検索をしてみると、少し当てはまっているかもしれない用語が出てきました。
それは、HSPという言葉。
HSPの中の特徴には、過剰な反応を受けやすいという特徴があります。
「もしかしたらそれかもしれない!」
そう思って、HSPについて調べ始めるようになりました。
HSP(Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソン)は、感受性が一般的よりも高く、物事に対して敏感になりやすいという気質です。
主な例を挙げていきます。
- 情報処理を深くする
- 刺激を過剰に受けやすい(対人だけでなく、その日の気候や五感なども)
- 共感力が高い
- 心の境界線の線引きが、相手の影響によって強く受けてしまって脆い。
- 疲れやすい
- 自己否定してしまいがち
これだけ見るとネガティブに捉えてしまうと思います。
実際にこれらに当てはまっている私も困っているので・・・。
ですが、HSPにもポジティブな部分があります。
例えば・・・
- 仕事や大事なことを慎重に考えることができる
- 人に対して気遣うことができる
- 空気を読むことができる
- 相手からの相談に親身に乗れる
など、逆に考えるとこんなにポジティブな点があります。
HSPになると、いろいろなことを過剰に考えすぎて悩んでしまいがちです。
ですが、それが落ち着いてきたらこう考えられるようになるんじゃないかと私も思っています。
人に対して優しくなれる、大事なことはしっかり考えることができる。
これはかなりメリットなのではないでしょうか?
もちろん、HSPで苦しい状態のときはそれどころではありません。
相手の顔色を窺ったり、自己否定してしまうことはとてもつらいですよね。
今、私もそれで苦しんでいるところです。
挙げたポジティブな面については、いつかそうなれたらいいなあ・・・なんて思っています。
HSPとの向き合い方は難しく、時間がかかることだと思います。
少し心に余裕があるときは、ポジティブになれますが、余裕がないときはそれどころではありません。
今思えば、私は幼少期の頃からHSPだったのだと思います。
他人に依存されやすくそれがストレスになったり、顔色を窺うのは特に当てはまっていて、昔から心も体もつかれやすかったです。
もちろん、自己否定は今でも・・・。
それでもHSPを乗り越えていきたい!
というか、HSPと共存していきたい!
HSPを治すというより、私の場合は心が安定してきたらHSPとの共存を目指そうかと思っています。
正直、別の精神疾患・・・双極性障害やパニック障害、PTSDとは共存できません。
でも、HSPにはポジティブな面もある。
それなら共存するのは間違ってないかもしれない。
私はそう感じました。
なので、これからはHSPと一緒に生きていくことにします。
生きていてつらい、諦めそうになるときもある、でも本当は諦めたくない。
今回HSPについて調べて、改めてこう思えるようになりました。
HSPだからよかった、とは正直今の自分はまだ思えません。
でも、いつか誰かのためになれたらいいなという気持ちは捨てずにいようと思います。
ここまで読んでくださった中にHSPの方がいたら、一度HSPについて考えてみるのもいいかもしれません。
落ち着いているときに考えて、頭の中の整理をしたり。
ここまで読んでくださってありがとうございました!