少しお久しぶりでございます。12回目のれゔぃりあです。
イラストを描いているうちにどんどんアイデアが貯まり、キャラクターエピソードが出来上がりました。何と言う事でしょう。
読みにくい個所などあると思いますが何卒よろしくお願いします。
今回のエピソードでは教会の長、オルミアとまだ一般人だった陽那乃との出会いを描いています。
今回は早めにお別れの挨拶をしておきます。次作もおおよそ完成しているので近いうちに投稿できると思います。
それではまたお会いしましょう!もはや夏!嫌になるね!れゔぃりあでした!
オルミアとの出会い
『』オルミア 「」陽那乃(次回から〔〕に変更)
ある日、オルミアというシスターから手紙が届いた。
【初めまして。突然だけど私のところでシスターとして働かない?それなりの危険はあるけどその分の待遇は期待してもらって構わないわ。もちろん未経験者でも歓迎。もし興味があるならこの連絡先に連絡してちょうだい。良い返事を待ってるわ。】
陽那乃は幼少期から刀と育ってきた。地元の道場でも指折りの実力者で、剣道部でも全国大会で優勝したほどだ。宛先を間違えたのかと思ったが、全国大会で優勝した時の写真が同封されており、間違いではないと分かった。裏面に連絡先と私の名前が書いていてあったからだ。怪しみながらその連絡先に電話をすると3コール目で電話が繋がった。
「こんにちは。あなたは…いったい?」『あら、大会の応援に行ってあげたのに忘れちゃった?まあ、それ以降会えなかったから無理もないわね。』「え…?」ズキン。と突然の頭痛。あの時の記憶にいなかったはずのナニカが映りこむ。『あら、ようやく思い出した?』「…っ、そっか、あの時の…、それで、本題だけど…」『あぁ、そうだったわ。簡単に言うとスカウトよ。あなたの腕を見込んで。』「危険、って書いてたけど…どのくらい危険なの?」『死ぬわ。』「…」『最悪の話よ。』「…分かった。受けるわ。」『あら、意外と早いわね。』「規模とかそういうのは分からないけど、なんとなく私がやらなきゃ、って思うの。」『へぇ、確かにあなたなら適任かもね。』「…?それで、どうしたらいいの?」『んん、そうね…、じゃあ荷物をまとめておいてもらえる?明日迎えに行くわ。』「わかりました。でもどのくらいですか?」『一生を懸けて悔いのないようにね。』プツン。「あ。…一生、か。いいじゃない。」
翌日。
チャイムが鳴る。「はいはい、今出ますよ、っと」『一生、大丈夫?』「今更です。ちなみにあなたと私以外の人っているんですか?」『まだ連絡待ち。だから、陽那乃が最初よ。』「そっか。」『そろそろ行きましょうか。』「そういえば場所って…」『捕まって。落ちないようにね。』「…え?」視界が変わる。見覚えのある光景から、見知った景色が遠くなり、やがて見えなくなって、まったく知らない景色へ。『はい、到着。酔ってない?』「えぇ、まあ…今のは?」『内緒。それより、今日からここがあなたのお家よ。ようこそ。立浪陽那乃さん。』「…はい。これからよろしくお願いしますね。オルミアさん。」
こうして、救いのない物語が始まるのであった───