おはようございます。アンドルです。桜が咲いたと思っていたらあっという間に散ってしまったと感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は、友人とともに様々な生き物を採取したり観察したりしていました。その中でも多く姿を見ることができ、春の到来を知らせる昆虫の一種であると考えている、モンシロチョウについて解説していきたいと思います。
モンシロチョウは、春から秋にかけて見られる昆虫であり、アゲハチョウに並ぶチョウチョとして知名度が高い種類です。冬はさなぎで越冬し、春先にふ化します。成虫は様々な場所で見られ植物の花から蜜を吸って生活しています。この習性から受粉の手助けになるため益虫になりえるポテンシャルを持っています。しかしながら、これもまた有名ですが幼虫はアブラナ科の植物を主食としており、キャベツや白菜といった農作物を食べてしまう害虫として認知されます。成虫は益虫、幼虫は害虫、この傾向は個人的にはチョウの生態として多いものだと考えています。先ほど幼虫は害虫と呼ばれていますが、幼体は天敵が多く寄生虫や肉食性のハチなどに捕食されることも多く、また農薬などにも弱いため駆除自体は簡単です。成虫もトンボやカマキリ、野鳥などたくさんの天敵が存在しており、この天敵の多さがモンシロチョウが増えすぎないようになっていると私は考えます。
余談ですが、名前や形が似ているモンキチョウと呼ばれる昆虫がいますが、彼らは近縁種にあたるもので、幼虫の時の食性が異なり、モンシロチョウはアブラナ科モンキチョウはマメ科の植物を餌にします。もっともどちらも害虫なので飼育をしないのであれば早めの駆除をオススメします。
以上今回はモンシロチョウの解説でした。今後ともよろしくお願いします。