かなりお久しぶりとなりました。なんとか13回目の投稿です。
期間が開いてしまった分は多少ストックや案が出来ているので少しずつ投稿していきたいと思います。
さて、今回投稿するエピソードは二人目と五人目、リヴィアとシャニをお迎えに行くお話です。
それではどうぞ!
『』オルミア 〔〕陽那乃 〈〉リヴィア 《》シャニ
『陽那乃ー、そろそろ新しい子入れないー?』〔そう簡単に言わないでください…、しばらく連絡してなかったので…〕『え、まさかもう候補がいるの!?』〔ええまあ、一応。内容も簡単に伝えてあります。〕『なにそれ最っ高!』〔あまり期待しないでくださ…あ、連絡来た。えーっと、陽那乃の紹介ならいいよ、ですって。〕『ずいぶん信頼されてるのね。』〔まあ、付き合いが長いのもありますし。〕『ならさっそく行きましょう。』〔え、今からですか〕『善は急げ、よ。』〔はぁ…〕
〈陽那乃ー!〉《こっちです…!》〔久しぶりです、リヴィアさん、シャニ。〕『初めまして。オルミアよ。えぇと、リヴィアちゃんとシャニちゃんね。』〈私のことは呼び捨てでいいですよ。見たところ年上のようなので。〉《は、はい…》〔シャニは人見知りなので気にしないでください。〕『それじゃあさっそく本題。彼女から聞いたけどどのくらいまで教えてもらった?』〈私は危険の代わりに脚が治るかも、って〉《わ、私でも役に立てるって、聞いて…》『話が早くて助かるわ。それじゃあまずは脚のことね。ある物質との認証試験に通ればまた歩けるわ。次にシャニちゃんね、そうね…、承認は難しいかも知れないけどそれでもできることはあるわ。あとはお二人次第ね。』〈…〉《…》『もちろんすぐじゃなくていいわ。』〈…行きます。〉《わ、私も…!》〔誘っといてなんだけど、いいの?〕〈私はほぼ選択肢がないもん。〉《私も、が、がんばります…!》『決定ね。さっそく移動しましょうか、私たちの教会へ。さ、捕まって。』
《うぷ…》〔ほら、お水。〕陽那乃がシャニの背中をさする。『今のうちにリヴィア、試験の方やっちゃいましょう。そんなに時間はかからないわ。行ってくるわね、陽那乃はシャニちゃんをお願い。』〔はい。シャニ、大丈夫…?〕〈分かりました。ちなみにどんな試験なんですか?〉『とっても簡単よ、血液検査。』〈そ、それだけ…?〉『ええ。』
『リヴィア、これは見える?』〈はい、まだぼんやりですけど…〉『なら次第に見えてくるわ、おめでとう。脚の方はリハビリからね。』〈はい、まだ信じられない…、医者にも治せなかったのに…〉『正確には治したというより別の物質で脚の代わりを創った、と言った方が正しいわ。』〈なるほど…〉
『おまたせ。シャニちゃんはどう?』〔やっと落ち着きました。〕『よかったわ。』《あうう…すみません…》『気にしなくていいわ。この二人が鈍感なだけよ。』〔何か言いました?〕『なんでもないわ、リヴィアは時間をかければ動けるようになるわよ。』〔ということは成功したんですね。〕『ええ。彼女は承認されたわ。シャニちゃんもあとで確認するわね。』〔ところでリヴィアさんは?〕『リハビリがてら一服してるわ。サポートを付けてるから大丈夫よ。』〔じゃあ私も。シャニ、ちょっと待っててね。〕《はい、いってらっしゃいです。》
〈お。来たね、陽那乃。〉〔万が一があったら困るだけよ。〕〈ははは、そんなに気負わなくていいんだぞ。〉〔そうもいかないわ。原因はともかくあの場所に誘った私も…〕〈ほれ、吸いな。〉たばこの箱を投げ渡す。〔…はい。脚の方は大丈夫ですか?〕〈平気平気!まだ手すりは必要だけどもう歩けるよ〉〔それならよかった…。〕〈そっちはどうなんだい?順調?〉〔はい。まだオルミアさんのサポートくらいだけどもう少しで一人での簡単な任務ができそうです。〕〈ほうほう。そのうち連れてってくれよ?〉〔もちろん。リヴィアさんの武装は…あ、まだ完全には認識できていないんですっけ。”認識”(み)えるようになったら教えてください。〕〈一応全体じゃないけど、あれは銃みたいな形状だった気がするよ。〉〔ふむ、銃ですか。私のは刀なので相性はいいですね。誤射されなければ、ですけど。〕〈ははは、あれはもう時効だろ?〉〔時効でも覚えてるってだけですよ。〕〈おーこわこわ、…む、呼ばれてるみたいだな。そろそろ戻るか。…そうだ、もう陽那乃の後輩なんだから呼び捨てでいいぞ。〉〔は、はい。…り、リヴィア…。〕
〔戻りました。〕《おかえりなさい。》『さて、シャニちゃんはやっぱり承認されなかったわ。その代わりにサポート用の術式をいくつか仕込んでおいたから。望遠とかサーモとかね。』〔シャニ、気持ち悪かったりしない?〕《はい、大丈夫です。》『経過は良好ね。ならこの教会の敵について……あ、その前に着替えてきなさい。陽那乃、二人に部屋の案内を。』〔はい、二人とも、こっち。〕
〔こっちがリヴィアさ…ん、の部屋で、私の部屋の向かいがシャニの部屋。簡単に荷ほどきして着替えてね。〕〈おう。〉《はい。》〔…シャニ、あんたしばらく見ないうちにまた大きくなった?〕《やっぱり言われたぁ!!》〈うむ、大きくなってるぞ。〉《リヴィアさぁん!?》
〔戻りました。〕『あら、早かったわね。もう少しお話しててよかったのよ?』〔いえ、これからもできますので。〕『…手遅れになっても知らないわよ。』〔…はい?〕『いいえ、独り言よ。』〈着心地良いですねこれ!〉《こんな素敵な肌触り、初めてです!》『おかえりなさい。いいでしょう?特注品なのよ、これ。』〔すごいですよね、これ。多少破れた程度じゃすぐに直るんだから。〕〈は!?〉《えぇ!?》『ふふ、新鮮なリアクションをありがとう。陽那乃ったらさも当然かのような反応なんだもの。』〔いや、ここでの生活してたらさすがに慣れますよ…〕『それもそうか。…さて、そろそろ本題に入りましょうか。まずは私たちの活動について。この教会の名前は 。』《…?》〈え?〉『私たちはこの”眼”を狙う組織、通称”ブリアー”と敵対しています。また、その組織の生み出す怪物、通称”異教徒”を浄化しないといけない。今までの人生とは真逆の生き方よ。覚悟しておきなさい。』〈…やってやりますよ。〉《…わ、私も!》『あら、頼もしいわね。ちなみに二週間後くらいに残りの二人を迎えに行くわ。』〔その時二人には回収の手伝いをしてもらうから。私はバックアップ。〕『ええ。一連の流れは陽那乃に伝えてあるけど明日と回収の前日にブリーフィングをするわ。今日は解散にしましょう、私はもう少しやることがあるから先に休んでていいわよ。』〔はい〕〈はーい〉《分かりました》
『仕込みは上々ね…、あと三種類くらい混ぜて…うん、これなら大丈夫ね。……ふふ、もう少しね…』
翌朝
〔…zzz〕《陽那乃さーん!朝ですよぉぉ!!》〈あいつったらまだ起きれないのか…〉《はぁ…はぁ…、こっちでどうやって起きてるんでしょう…起ーきーてー!!くーだーさーいー!!!》〔…z〕《いい加減に起きてくださいぃぃ!!》『あらあら、ずいぶんと賑やかね。』〈おはようございます、今までどうやって陽那乃を起こしてたんですか…?〉『簡単よ。(パァン)…ほら。』〈くおぉ…〉〔んぁ…あ、おはようございます…〕《本当に起きてる…》〈す、すごい…〉『陽那乃ったら朝以外は頼れるのにねぇ。』《本当に…昔から、ヒーローみたいでしたから。》『あら、まるで恋する乙女ねぇ。お顔が真っ赤。』〈わ、ぽかぽかだ〉《も、もう!》〔あったかぁい…〕《陽那乃さんまでぇ!》
『さて、みんな揃ったし、まずは周辺から慣れていかなきゃね。とはいってもほとんど何もないけど。』〈え。〉《なにも…?》〔ほぼないわよ。〕《甘味…》『あ、簡単なデザートくらいなら作れるわよ。』《タルト、ありますか!?》『もちろん。』《!!》〈シャニは本当に甘いものが好きだねぇ。〉《それはもう!》『ふふ、戻るまでに用意しておくわ。さ、そろそろ行ってらっしゃい。』
〔さて、まずはここの森ね。暗い。じめじめする。足元危ない。上も危ない。死角だらけ。迷いやすい。嫌い。〕〈ふーむ、陽那乃がそういうなら確かだろうな。〉《ええ。良くない気が溜まってます。》〈分かるもん?私にはイマイチ。〉《多分、サポート用だからお二人よりも分かりやすいんだと思います。》〔よし、次行くわよ。〕
〔ここは元市街地。脆い。臭い。たまに落ちてくる。ほ…ら!〕落ちてきたガレキを両断する。《きゃ…!》〔あとは死角、トラップ、不発弾。昔戦場だったみたいよ。〕〈相変わらずやるねぇ!〉《さすがです…!》〔ほら、また落ちてこないうちに次行くわよ。〕
〔ここはちょっとした池なんだけど濁ってるし水質最悪だから奴らの隠れ家にされがち。例えば…こ、う!〕水面を真っ二つにした瞬間、明らかに人の身体とは違った生物がこちらの様子を窺(うかが)う。が、そのまま水面は何もなかったように元に戻る。〈うわぁ、水切るなんて〉〔見えた?命が惜しければ近付かないこと。〕《は、はひ…》〔あとは…山もあるわね。基本装備の無い今は行かないわ。…ん、そろそろ戻りましょう。シャニの好きな15時が待ってるわ。〕《!!》
『どうだった?近辺。』〔相変わらずですね。もうどこかしら奴らの手に落ちてるかもしれません。特に池なんかいましたからね。〕『でしょうね。かといって放置もできないわ。そのうち潰しにでも行きましょう。』〈そんな散歩感覚で…?〉《もっもっ》『とりあえず近辺についてはいいかしら?今までは陽那乃だけだったけどこれからしばらくはあなたたち三人での行動を主とします。慣らしも必要だし潰しにも行かなきゃだし。かといって私が出ると地形変えちゃうし…』《もっもっ》〔いい加減出力の調整とかできないんですか…?〕『しんどいのよ、余計なエネルギー使っちゃうし。』〈…!もっもっ〉『だから今度改めて三人で出てもらうわ。』〔分かりました。…で、残り少ないわけですが〕《にこにこもっもっ》〔んむ、さすがに美味しいですね〕
こうして新たなメンバーが増え、賑やかになった。今だけの貴重な時間だと知らないまま───
いかがでしたでしょうか。教会の新メンバー、リヴィアとシャニ。二週間後の回収作戦。吸い込まれているかのような速度で減っていくスイーツ。そして彼女らを取り巻く環境。動き出す陰謀。はたしてどう動いていくのでしょうか。
気付けばあっという間に2026年、様々なことがありましたがゆるりと過ごしていきましょう。れゔぃりあでした!
