特別天然記念物に指定されているライチョウは、2万年前の氷河時代から生きている綺麗な鳥です。特に冬には真っ白な羽毛に覆われ、思わず撫でたくなります。このライチョウがどんな鳥なのか、紹介します!
〇絶滅の危機?
高山に住んでいるライチョウ。人間による開拓で住処が追われ、生息数も減少しています。夏は茶色く、冬は黒から真っ白になる羽毛を持っていて、一度に5から10個の卵を産みます。一度に多くの卵を産んでいるにも関わらず絶滅危惧種になっているのは、多くのヒナを野生動物が食べてしまうから。生きるのが大変になってきているんです。
〇ライチョウ様の飼育下での暮らし
日本では、ライチョウを人工孵化させる取り組みがなされています。なくなりやすいヒナを人工で育て、後に高山に放されます。限られた動物園で見ることもできます。
私は那須どうぶつ王国に行った際にライチョウを見たことがありますが、予想もしていないところで驚かされました。さすが神の鳥、一つのガラスケースに一羽ずつ、しかも空気清浄機が一台ずつ置かれていたんです。電気量販店で見るような、あの空気清浄機です。肝心のライチョウですが、大人しくふわふわと寝ていました。人間に保護されても感染症などにかかり、なくなるライチョウがいる中、優雅な暮らしをされているようでわたくしは安心致しました。
〇意外とたくましい
鶏のようにふっくらと可愛いのですが、高山で生きるだけあって、足が太くたくましいのです。雪の上を歩くとさくさく音がしてしまいます。海外ではライチョウは狩猟対象なので人を見ると逃げてしまいます。ですが日本では信仰の対象とされていたため、人間を見ても逃げません。もちもちしていて触りたくなりますが、だからと言って触るのは勿論NG。ニホンライチョウの人間への信頼を裏切ってはいけません。撮影をする際も観察をする際も、遠くからそっと見守っていきたいですね。
国内でも限られた山で見ることができるライチョウ。ヒナでも脚が太くがっちりしています。どんどん生活範囲が狭くなっている中、野生の厳しい環境で今も頑張って生きています。
絶滅危惧種、神の鳥
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