ゲームの中の私がリアルの私に教えてくれたこと

精神疾患を患っている私は毎日「自分は病人なんだなあ」「障がい者なんだよなあ・・・」と、ネガティブな感情をもち気味です。

頭の中にいつもどうしても「精神疾患」「精神障がい者」という言葉がつきまとってきます。

「どうして普通(健常者)でいられなかったんだろう」

この気持ちはこれからもずっと持ち続けていくんだろうなと思いました。

ですが、今遊んでいる某オンラインゲームの中ではキャラクターの自分でいられます。

きっと周りは健常者の方ばかり(中には同じような悩みを持つ方もいるかもしれないけれど・・・)

最初のうちは、勝手に自分から壁を作っていた時期もありました。

でも、良い意味で

「このキャラクターは本当の私ではない。」

そう思えてからは不思議と自分がそういうことを抱えていることを一時的に忘れられるようになったりもしました。

仲良しグループで話している時、みんなで戦闘に行くとき、素直に普通に楽しめている自分がいます。

人に恵まれているからという理由も大きいんだと思います。

昔の私は必要最低限の会話しかしないくらいに、ほぼ無口でした。

高校生の頃は、家でも学校でも全く喋らず、一日一言も話さない・・・なんてこともしょっちゅうでした。

それが、今ではチャットでの挨拶だったり、そこから広がった雑談だったり、戦闘中にチャットでわちゃわちゃしたり。

ちょうど昨日も、みんなが集まるお家でたわいもない話をしたり、ふざけあったり、普通の私でいられたような気がします。

もちろん、この「話す」ということはリアル生活にも活かされています。

manabyのスタッフさんとも会話できるようになりました。

今まで「自分はみんなと違うから喋りたくない」と思っていた気持ちは、勝手に壁を作っていただけで「本当は人と喋ってみたかったんだな」と思っていたことに、今更気づきました。

リアル世界での私はいろんなことに日々悩んだり、気持ちが落ち込んだり、もうやだー!!!人間やめたい!!!石になりたい!!!木になりたい!!!葉っぱになりたい!!!(という意味の分からない思考)なんてことを考えるのはしょっちゅう。

鬱がつらすぎるときは寝込んでしまいますが、そんな頭の中を切り替えたいときはゲームで人と会話したいなあと思えるようになったのは、自分の中で大きな変化です。

※これがゲーム依存に関わってきてしまうこともあると思っている方もいると思いますが、それに関しての情報は調べている最中なのでそのうち記事にしようと思っています。

ゲームの中のキャラクターとしての私ですが、今は自信をもって人と会話できるようになりました。

ある意味リアル世界ともリンクしている部分があるので、このゲームをやっていて本当によかったなあと思っています。

このゲームを、というかこの人たちと仲良くなれてよかった、人に恵まれているなあ・・・と。

人との出会いは偶然で、私はその偶然がすごくしあわせなことに繋がりました。

どんなことがきっかけでも、結果的にしあわせになれるなら私は良いと思っています。

時には離れたり、いつの間にか縁が切れてしまうこともあると思いますが、それはそれで仕方のないこと。

割り切る気持ちも大切です。

改めて、今仲良くしてくれる人たちに感謝とこれからもよろしくね、という気持ちを伝えてみたくなりました。

・・・めちゃくちゃ恥ずかしいから心の中で言っておくだけだけど!

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ねむい

中学二年生の頃に文芸部に所属していたのがきっかけで書くのが好きになりました。私生活では22人のぬいぐるみと一緒に生活しています。基本的にいつも眠いです。

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