こんにちは、最近寒暖の差が一層激しい中皆様いかがお過ごしでしょうか?私は暖かい日の休日は友人と生物観察に出かけたり、寒い日は家でのんびり過ごしています。しかし最近見つけられなかった、とあるハチを見つけたのでそのハチをご紹介しましょう。そのハチの名はジガバチです。
ジガバチは地面や使われてない排水管といった場所に巣を作るハチです。と聞いてもどんな生き物なのか知らない人が多いと思います。ですので、このハチについて解説すると、アシナガバチやスズメバチと同じく狩りを行う狩ハチと呼ばれる分類で、メスは幼虫のためにガの幼虫を狩り巣に蓄えます。この際、前者の二種はイモムシを肉団子にして生きている幼虫にあたえますが、ジガバチは生きている状態のイモムシを巣に運び込みます。この時イモムシに毒針を打ち込み動けなくします。この効果はとても長く、捕らえられたら生存は不可能です。そして十分な量のイモムシを確保するとため込んだ幼虫の上に卵を産み付けて巣にふたをし、その後は成虫は幼虫に干渉しません。そうです、このハチは一般的に知られている巣を作って幼虫の世話をする種とは異なり社会性を持ちません。そして、狩られたイモムシは半死半生といった状態で自分が食べられるまで生き続けます。さて、ふ化した幼虫は自分の周囲にある新鮮な獲物をむさぼりつくし、繭を作り10日程で成虫となります。
余談ですが、ジガバチに限った話ではありませんが狩りバチの幼虫の食事は結構グロテスクなので画像の検索などは自己責任でお願いします。今回は以上です。ご愛読ありがとうございました。