アロマは人を健康にする?

アロマというと、芳香剤や香水のイメージでしょうか。アロマテラピー検定の1級を取得している私が、アロマの意外な効果を紹介します!

〇アロマ=精油
アロマというのは精油のこと。100%天然の植物から抽出して精製された、脂溶性のものです。10mlで千円を超えるのは普通で、安く売られているものは精油ではなくアロマという品名で、界面活性剤やアルコールを含んでいたりします。瓶の色が緑より茶色の方が遮光性が高く、特に柑橘系の精油は光に弱いので、茶色い瓶のものが安心です。また、精油はどの植物から採られているか、植物のどの部位から採られているか、原産国、抽出方法が明記されていなくてはなりません。購入の際にはラベルの表記をしっかり確認してくださいね。

〇精油の危険性
精油は植物から採っているとはいえ、成分が凝縮されています。そのまま触るのは刺激が強いため危険です。肌につける際はアルコールや精製水で薄めたものを使用します。その際、精油の効果を一番発揮するのは3%に薄めたもの。それ以上、それ以下だと効果が薄れます。飲むことも危険なので避けてくださいね。柑橘系は光に弱いといいましたが、光毒性(ひかりどくせい)といって、光に当たると毒をもってしまいます。柑橘の中でも有名なスイートオレンジは例外です。

〇バラの香りは人を魅力的にさせる
香りを楽しむだけでなく、健康の維持にも役立ちます。
ティーツリーが化粧品に配合されているのを知っている方もいるかもしれません。ティーツリーはオーストラリアの先住民、アボリジニが昔からお茶として使ってきました。抗炎症作用があり、薄めて肌に塗ると肌荒れに効果があります。
一方、バラはクレオパトラが愛用していた精油で、彼女はいつまでも若々しい見た目の方だったそうです。バラには抗炎症作用やストレスを低減する効果があります。かぐだけで、血圧や血糖値の上昇を抑え、女性ホルモンのバランスを整える効果を発揮してくれます。ホルモンバランスの乱れによる月経の不調を抑えてくれたりもします。肌を若返らせる効果のあるバラの精油は、クレオパトラの美しさの秘訣だったのかもしれません。

〇香りと記憶はつながっている
特定の香りをかいだ時、知っている香りのような気がするときがあります。化粧品や庭に咲く花、家族や昔住んでいた場所の思い出が蘇ることも。良い記憶と結びつくときもあれば、悪い記憶と結びつくこともあります。香りの感じ方は人それぞれ。心地よいと思う香りを選んでみてくださいね。

お店では試香紙(ムエット)に精油を垂らして試しにかぐことができます。同じ精油の名前でも種類や原産国、抽出部位なんかによって香りが変わったりすることもあるので、是非お気に入りの精油を見つけてみてくださいね!

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Snow

小説を書くことやハンドメイドが趣味です。動物も大好きです! うさぎを月にお見送りしました。コーギーのような柄の、立ち耳のネザーランドドワーフです。

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