LATER SEQUELS SERIES #10
2024年6月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
LIVE A LIVE(ライブアライブ) リメイク(1994→2022)
オクトパストラベラー(2018)
オクトパストラベラー2(2023)
Continuation from last page. 10-3 https://no-value.jp/column/66737/
8人の主人公・8つの道
主人公8人の頭文字を並べるとタイトルの「OCTOPATH」となる。 更に「8つの(octo)道(path)」(すなわち8つの物語)という意味にもなる。 海洋生物のタコは関係ない。
後に同じくスクエニが発売した『HARVESTELLA』には、本作のセルフパロディとして「トラベラーダコ」と言うタコが登場する。
神官・オフィーリア(Ophilia) CV.茅野愛衣
フロストランド地方の町フレイムグレースにある聖火教会の神官。 慈愛の心を常に忘れない心優しい女性。 幼い時に戦火で親を失い、教会の大司教ヨーゼフに引き取られ、彼の娘のリアナとは姉妹同然に育てられた。引き取られた当初は親を失ったショックで塞ぎこんでいたが、リアナによって立ち直った過去を持つ。
20年に一度、聖火を持って各地の教会を巡る儀式「式年奉火」をリアナが行う予定だったが、ヨーゼフ大司教が病に倒れてしまい、リアナがヨーゼフの傍に居られる様にと独断で聖火を入手。 「聖火を手にした者が式年奉火に行かなくてはいけない」という仕来りを逆手にとり、リアナの代わりに旅立つ。
プリムロゼ程ではないが美人と呼べる程の整った容姿をしており、パーティーチャットにて純粋さからプリムロゼにいじらしいと気にかけられており、テリオンやサイラスに美人と褒められて、狼狽える事がある(サイラスは無自覚)。
好きな男性のタイプはかなり理想が高く、プリムロゼに「男に夢見ちゃダメ」とツッコまれている。また、意外な事に常に笑顔だから表情が読み取れず、本人に欲がなく自然体なので賭け事には強いという才能を持っている。 旅を続けている為、手入れを怠って髪が痛む事に悩んでおり、薬師のアーフェンが無償で美容薬を渡した時は「後光が見える」と口にした。
ジョブは「神官」。全体回復に長けており、ピンチに陥った時は頼もしい。 光属性の単独・全体攻撃魔法も使える。 意外に打たれ強く、回復魔法の効力に連動する属性防御力は全キャラ中最高で物理防御力もそこそこある。 ベースジョブは神官である為、どの職に就いていても、いざという時は回復魔法で立て直せる。 ベースが神官である彼女を入れておけば、他のキャラのバトルジョブを回復役に割かなくてよくなる為、パーティ構成時のジョブ選択の自由度が向上する。
フィールドコマンドの「導く」を使う事で、街の住民達を増援として連れ出す事が出来る。導いた住民を特定の住民の元に連れて行く事で発生するイベント等も存在する。なおオフィーリアのレベルが低いと連れ出せない事がある。
増援となった住民は、戦闘中に固有アクション「加勢」を使って、一定回数まで呼び出す事ができ、オフィーリアを庇ってくれたり追加攻撃や援護を行ってくれたりする。
学者・サイラス(Cyrus) CV.梅原裕一郎
学問の都・アトラスダムの王立学園で教鞭を執る学者。王女の授業を担当するレベルの有望株。 理知的な二枚目で非常にモテるのだが、当人は色恋沙汰には疎く、あらゆる知識の獲得・共有に心血を注ぐタイプ。
学問の知識は大衆に広げるべき、と考えており、対照的に知識の独占を考える学長とは折り合いが悪い。
彼に恋慕する令嬢の学長への虚偽告発と図書館から1冊の希少本が盗まれたのをきっかけに学園の裏に隠された陰謀を解き明かす旅に出る。
ジョブは「学者」。アビリティ7枠のうち、6枠は炎・雷・氷各属性の全体攻撃で埋まっており、とてもシンプル。 属性毎の弱点を突きやすく、安定した戦いに臨むことができる。 エンカウント率や敵からの不意打ちを受ける確率を下げるサポートアビリティを覚えるのもありがたい。
フィールドコマンド「探る」を使う事で、街の住民達からパーソナルデータ等の様々な情報を聞き出せる。 情報を聞き出すと、同エリア内での隠しアイテムの出現や店の販売品目の増加、街の施設の利用料金の値下げが起こったり、他のフィールドコマンドの確率上昇する効果が発生する他、時にサブストーリー攻略のカギとなる特殊な情報も手に入る。一定確率で失敗するが、レベルが高いほど成功確率は上昇する。
固有アクション「予習」により、戦闘開始時に自動で敵の弱点を1つだけ明かす事が出来る。武器や属性攻撃で試行錯誤する手間が減るので便利。
学者のアビリティ・サポートアビリティの全局面での使いやすさや予習の御蔭で初見プレイ時の主人公の選択に迷ったら、彼一択と言っていい程にお勧めできるキャラクターである。
商人・トレサ(Tressa) CV.青木瑠璃子
コーストランドに住む商人一家の一人娘。負けん気は強いが生真面目な性格の持ち主で、若いながらも商才と審美眼に優れる。街を襲った海賊騒動で知り合った商人から手に入れた、とある旅の薬師の日誌を綴った手帳をきっかけに、一人前の商人を志して旅に出かける。メンバー最年少。
ジョブは最強職と噂の「商人」。アビリティは風属性の魔法を除けばサポートが中心で序盤は持て余しがちだが、戦略の幅が増えてからは何かと重宝するものも多い。特に傭兵呼びはリーフさえあれば制限なく手軽にカンストレベルの火力が出せる強力な技。 また最後に手に入るサポートアビリティはアビリティの消費SPを半減できるため強力であり、大器晩成タイプと言える。敵からお金を徴収することもできる。
フィールドコマンド「買い取る」により、街の住民が持っているアイテムを買うことができる。強いアイテムは割高だが、テリオンで盗めないアイテムも確実に入手できるのが強み(ただし非売品は除く)。
固有アクション「歩いてリーフ」により、道中を歩いているだけでお金を稼ぐ事ができる。序盤の金欠対策には重宝する。 入手金額はエリアに出現する敵の強さに依存するので、推奨レベルを超える危険地帯をうろうろと歩き回る様なハイリスク・ハイリターンな稼ぎ方もできる。
役職柄落ち着いていたり素性から達観してる面々が多い中、メンバー最年少ということもあってか転職時のドット絵や戦闘ボイスで萌えを狙ったような描写が存在しており、本作のムードメーカーといえる。
世間擦れしておらず、プリムロゼ編にて娼館がどういう施設なのか知らなかったのでプリムロゼにコッソリ解説されて赤面するパーティチャットが存在する。
剣士・オルベリク(Olberic) CV.小西克幸
ハイランド地方・山奥の村コブルストン。 そこに身分と名前を隠して暮らす、かつて剛剣と讃えられた、元・騎士の男。 寡黙だが村の男達に稽古を付けるなど面倒見は良く、村人からの信頼は厚い。
ある日、村を襲った山賊の首領から、共に仕えていた祖国・ホルンブルグ王国を裏切り、亡国の原因となった、かつての戦友エアハルトの噂を聞き、見失った己の「剣を振るう意味」を探し、そして戦友の真意を知るべく旅に出る。 メンバー最年長。
ジョブは「剣士」。自身の攻撃力や防御力を高めたり、全体攻撃や連続攻撃で弱点を突いてブレイクを狙いやすい他、仲間をかばう能力に長けている。
フィールドコマンド「試合」により、街の住民に決闘を申し込むことができる。申し込めるかどうかはレベル次第だが、女だろうが老人だろうが相手が乗り気でなかろうが関係なく試合を挑める。
試合を行うことで経験値稼ぎやレアアイテム入手を狙えたり、家の入口をふさぐ住民を倒して侵入したりできる。なお負けた場合のデメリットは正道枠なので特に無く、ゲームオーバーにもならない。
レアなアイテムを持つ町人と試合を繰り返し、換金アイテムや装備を集める事が出来る。
固有アクション「防御ブースト」を持っており、防御コマンドにブーストをかけて、ダメージを更に減らせるだけでなく、味方への物理攻撃を自動でかばう。
踊子・プリムロゼ(Primrose) CV.桑島法子
元貴族令嬢の踊り子。抜群の美貌を誇るがどこか影のある女性。 サンランド地方・サンシェイドの街で評判の高い踊り子として活動していたが、それは仮の姿であり、幼少時に父親を殺したカラスの刺青を入れた集団の情報を遂に掴んだ為、遂に復讐の旅に赴く。
ジョブは「踊子」。殆どのアビリティは支援系バフ効果だが、本作のバフ効果は強化倍率が大きい為、上手く使えば大変重宝する。 ランダム効果の「摩訶不思議の舞」も運が良ければ経験値が100倍になる等、稼ぎに役立つ。闇属性の攻撃魔法も使える。
フィールドコマンド「誘惑」により街の住民を「加勢」させる事ができる。 「導く」と違い、成功と失敗は確率(レベル補正もある)で決まる。なので序盤から最強クラスの町人をセーブ&ロードで強引に連れ歩く事が出来る。
他の旅人と比べ、ストーリーが一際シリアス。 流血を伴う裏切り等、ショッキングな展開が多く、空気感が大きく異なる。
父親の復讐を目的とする踊子、という事でドラクエ4のマーニャを思い出す人も多いだろうが、当人の性格や支配人に奉仕を強要される等、その路線は異なる。
薬師・アーフェン(Alfyn) CV.関智一
小さな村で薬師を営む青年。気のいい兄貴分といった性格で情に厚い。 かつて自分の命を救った恩人(実はトレサ編の手帳の主)の様に世界中で病に苦しむ人を救う為、大陸中を廻ることを決意する。
ジョブは「薬師」。神官と比べると単体対象も多く支援としてはやや劣るが消費SPが少なく、斧や氷での攻撃、毒の付与なと属性攻撃の幅が広め。 中でも状態異常を回復し、抗体を与えて事前に防ぐ「健全化」が強力。 他から援護を貰い、技を全体化することで、より戦闘が安定する。
フィールドコマンドの「聞き出す」は、サイラスの「探る」と同様に情報を引き出せる。こちらは正道枠なのでリスク無く確実に聞き出せるが、レベルに応じて聞けるかどうか(100or0)が変化する。
固有アクションによって戦闘中にアイテムを「調合」し、他のメンバーにできない回復効果を発揮させたり、敵に属性攻撃や状態異常を与えることができる。調合アイテムを大量に用意した上で使いこなせると非常に強力。
盗賊・テリオン(Therion) CV.松岡禎丞
世界を廻る、出自が不明の盗賊。 ある日、クリフランドの街のレイヴァース家に秘宝があり誰も盗めた者が居ないという情報を聞きつけ、屋敷への潜入を試みる。
だが、屋敷で罠にかかり、仕事の失敗を示す、罪人の腕輪「別名:愚か者の腕輪」を着けられてしまう。 腕輪を外す条件として屋敷から奪われた3つの秘宝を奪い返しに大陸中を巡る羽目になる。 かつて、盗賊として一緒に組んでいた人物に裏切られた事があり、他人を信用せずに寄せ付けない印象を持っている。その一方で他の主人公達に対しては無愛想ではなく、仲間に助言を与えたり、逆に仲間の能力を頼りにする発言をする事もあり、割と普通に接している。
ジョブは「盗賊」。敵からアイテムだけでなくHPやSPを盗む事ができる。 特に「スティールダガー」系は短剣二連撃かつ回復効果があるので序盤において大変重宝する。敵の物理面のデバフも可能。
フィールドコマンドにより、街の人々からアイテムを「盗む」事が可能。レベルやアイテムのレア度に応じて成功率が変わる。プレイヤーの行動次第では、値打ちがつけられない大切なアイテムを奪う外道にもなれる。
かつて魔神を封印した各ジョブを司る12神に盗賊も含まれており、街の住人にも時々そのような設定の者がいることからどうにもこの世界には「盗賊」という職業が普通に存在しているようである。
固有アクション「開錠」を持っており、彼にしか開けられない、鍵付きの宝箱が大陸中に数多く存在する。アイテムコンプリートを目指す人には彼の同行が必須であり、主人公候補・パーティ常連の筆頭の一人。
狩人・ハンイット(H’aanit) CV.甲斐田裕子
ウッドランド地方のシ・ワルキに住む村一番の狩人。 狩りの師匠・ギュンターが狩り以外だらしない事もあって、反面的に生真面目でしっかり者に育った女性。
最強の怪物「赤目」を狩る依頼を受けた師匠が消息を絶ってしまい、相棒の雪豹リンデと共に師匠の行方を追う旅に出る。
ジョブは「狩人」。 弓を主体とした、トリッキーなアビリティが多彩に揃っている。 サポートアビリティは攻撃的な物が多いが、特に最後に覚えられるラストアクトが「低確率で再行動」とかなり強力。
固有アクションにより敵モンスターを「捕獲」することが可能。捕獲率は対象のHPが低いほど上がる。倒したり逃げられてしまうと捕獲できないが、アビリティ「すん止め矢」により、敵のHPをギリギリに抑える事が容易になっている。 捕獲したモンスターは戦闘で自身の代わりに攻撃させる事ができる。 ただし、捕獲した魔物には町人の加勢と同じ様に個々に使用回数限度があるので使い切った後は再度捕獲に赴く必要がある。
フィールドコマンドにより、街中の住民に「けしかける」事で戦う事ができる。 オルベリクの「試合」に近いが、レベル制限がない代わりにアイテムと捕獲したモンスターを使った攻撃しかできない。
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