NO MUSIC, NO LIFE.

NO MUSIC, NO LIFE.
NO MUSIC, NO LIFE.

タワーレコードのコーポレイトボイス「NO MUSIC, NO LIFE.」
この言葉は、みなさんもポスターなどで見たことがあるだろうと思います。

私の人生に、もしも音楽というものが無かったら?私は存在しないと言っても過言ではありません。クラシックもジャズもロックもパンクも…ジャンルを問わず聴きたいし触れたい人間です。「人生の中で、あとどれだけの音楽に出会えるんだろう?この世の中に音楽は数えきれないほど存在していて、これからもどんどん生まれていって、その全てに出会うなんて不可能。どうしよう。」と焦りさえ抱いていた頃もありました(笑)

さて、今の私と音楽の関係性はどうなのか?考えてみました。

鬱状態の時→音楽も聴けない
回復してきた時→音楽が聴きたい
軽躁→音楽にまみれたい・溺れたい

逆にしてみると…

音楽が聴けない・音に過敏→鬱状態
音楽を聴くと心地よい・癒される→回復
音楽を聴きたい欲が激しい→軽躁

あくまでも、双極性障害を持つ私個人の感覚なので、エビデンスにはならないと思います。
(が…研究してくださる方がいらっしゃれば是非協力させていただきたいです!)

音楽とは
「年齢も性別も言語も何もかも超えて心を交わしたり伝えることができるもの」だと私は思っています。人間だけではなく一部の動物さえも。

ドビュッシーの「月の光」を聴いている象
Debussy “Clair de Lune” on Piano for 80 Year Old Elephant

私は言語化が得意ではないので、音楽やアートやファッションを通して感情を表現したりコミュニケーションを持つことを好んできたのだと思います。

プロアマ問わず、音楽活動を続けている友人・知人がいます。
音楽以外の仕事をしながら…
子育てをしながら…
病と闘いながら…
音楽のために時間をつくり音楽をやり続ける彼らを私は尊敬し、憧れます。

音楽が好きというだけで、簡単に、単純に続けられるものでもないと思います。
私は10歳から25歳までの15年間、マーチングや吹奏楽という場所で音楽と共に生きていましたが、大人になり仕事や生活などの環境の中で両立させることができず、音楽を演ることをあきらめてしまいました。だからうらやましくもあります。

思い返してみれば、私が心身の異常を初めて自覚したのは、音楽から離れて2年ほど経った頃。もしかしたら、あのまま音楽を続けていれば私の心はここまで破壊されなかったのかもしれないと、たまに思うことがあります。

だからもし、あなたがいま
音楽に限らず
周りの意見ではなく
自分の本当の心や価値観に
正直に感じられたり触れられる大切なものがあるならば
どうかそれを手放さないでほしい
立ち止まる時もあるかもしれないけれど
ずっと大切にしてほしい
きっとあなたの心の支えになってくれるはず

わたしはそう願ってしまうのです。

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KRN

■シンプルなモノ・コトが好きですが頭の中は複雑です。 ■アート・ファッション・音楽などクリエイティブな分野に興味があり魅力を感じます。 ■目標 // ”One Step At A Time”~”一歩一歩” // ”Self-acceptance”~”自己受容”

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