THRILL SHOCK SUSPENSE #17
2024年7月 変わらない評価を受ける名作推理ADVを紹介 愛及屋烏
東京サイコデミック
~公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿~
前述
推理ADVという一大ジャンル。
日本では1983年の『ポートピア連続殺人事件』から幾星霜。
名作と呼ばれるゲームはFCやPS1のソフトであろうとも未だに上位を譲らない。
そんな中でも実際にプレイしてみて、おススメしたい作品を紹介したい。
自叙
珍しく新作だが、各方面で期待値が高かったので発売日にPS4版を購入。
万代書店で定価より千円安い、まさかの4900円で発見。
だが、初回特典のオリジナルサントラは無しだったので五分か。
トロコンも簡単そうで良い感じ
世界観
世界は変わった。 2019年12月に東京都で発生した、未知のウィルスによる新型感染症は瞬く間に全国に広がり、『致死率40%』というエボラ出血熱をも上回る、高い数字を示した。
日本から海外への出入国も制限され、特に感染者の多かった東京都へと続く幹線道路は封鎖された。 つまり、首都封鎖である。
効果的な治療薬もないまま、感染は一般市民から医療従事者、警察官や自衛隊員にも広がり、ついには国家中枢にも到達した。
時の内閣総理大臣と官房長官、厚生労働大臣等の主要官僚までもが相次いで感染し、帰らぬ人となった。
その頃には、国内の死者数は20万人を超えていた。 厳戒態勢の中、急造の新政府が立ち上がり、新たな内閣総理大臣には、新型感染症への治療法を発見し、多くの重症者の命を救った元感染症の専門医だった人物が抜擢された。
新総理は、次々と新型感染症への対策と経済対策を打ち出し、そのどれもが成果を上げた。感染者数は、目に見えて減っていった。やがて、猛威を振るった新型感染症は終息した。
概要
2D×シネマティック・リアル科学捜査シミュレーションADV
東京サイコデミックは2024年5月30日発売の新作推理ADVゲーム。
開発はGRAVITY GAME ARISE。 『東京魔人學園伝奇シリーズ』の今井秋芳が監督/脚本/演出/ゲームデザインを手がけた。
Nintendo Switch、PS5、PS4、PC(Steam)のプラットフォームで、日本先行販売。定価5940円。
シナリオの演出方法に、2Dのキャラクターと実写の背景を組み合わせた、“2D×実写表現”を採用。
vtuberが良く活用している、Live2Dで表情豊かに描かれたキャラクターと実写を組み合わせることで、推理ドラマのようなリアルな展開が堪能できる。実写による冒頭のニュース映像は、日本ケーブルテレビジョンの塚田亮氏が担当しており、本物のニュース映像に見えるほどリアル。
あらすじ
未知のウイルスにより、パンデミックが発生し、首都封鎖に追い込まれた東京。
政府官僚にも拡大した被害は政府機能をマヒさせ、日本は混乱の渦中にあった。
そんな中、一人の専門医が特効薬を開発し、日本を救った。
国民の後押しもあり、彼――神蔵医師は総理大臣にまで登り詰めた。
その3年後、神蔵総理の打ち出した数々の政策は全て功を奏し、
首都封鎖も終息に向かい、日本は日常を取り戻したかのように見えた。
だが、世界は確実に変化していた。
多発する、超常的な事件。
プレイヤーは探偵として、仲間と共に事件解決に挑む!
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