『野球のチーム (東北楽天ゴールデンイーグルス)6』

2022年

チームスローガンは、「譲らない!」。

石井が前年に続いてGMと一軍監督を兼務。

2012年から球団社長を務めてきた立花に代わり、楽天モバイルの執行役員などを経て前年10月に副社長として入団していた米田陽介が1月1日付で社長に就任した。

「みんなが同じ目標に向かって同列で前のめりに臨んで欲しい」という石井の意向で、2010年以来12年振りにチームキャプテンを置かない方針が打ち出されている。

前年の首脳陣からは、鉄平・野村克則・館山・酒井忠晴が退団(野村は現役時代に在籍していた阪神の二軍バッテリーコーチ、館山もBCリーグ・福島の投手チーフコーチへ転身した。)。

野村・酒井・永井・垣内哲也が指導していた育成部門から、投手担当の永井と打撃担当の垣内が二軍のコーチへ転出した。

このような事情から育成部門の体制を一新。

野村が担当していた育成捕手コーチに代わって、育成外野守備走塁コーチのポストを新設するとともに、一軍打撃コーチの金森栄治と二軍コーチの後藤・今江・牧田明久を育成部門のコーチに就かせた。

また前年までソフトバンクで打撃コーチを務めていた立花義家を一軍打撃コーチ、石井監督のヤクルトの投手時代(MLBから復帰後の2006・2007年)のチームメイト(当時は左投手)で、東北高等学校(仙台市)OBの雄平(外野手への転向を経て2021年シーズン限りで現役を引退)を二軍打撃コーチに招聘。

当球団のコーチ経験者で、前年までNPB他球団のコーチを務めていた佐竹学が一軍外野守備走塁コーチ・栗原がスカウト部のプロスカウトとして当球団に復帰したため、佐竹の前任者であった岡田は牧田の後任扱いで二軍外野守備走塁コーチへ異動している。

MLB復帰の余地を残していた田中将も、前年からの2年契約に沿って現状維持ながらNPBの日本人選手では歴代最高額とされる推定年俸9億円でチームに残留を表明。

外国人選手では宋・ブセニッツ両投手との契約を更新した一方で野手のディクソンとカスティーヨを1シーズンで退団させたため、MLBのシアトル・マリナーズからホセ・マルモレホス、田中将の古巣に当たるヤンキースからクリス・ギッテンスを相次いで獲得した。

また、ソフトバンクから前年に戦力外通告を受けていた川島慶三が支配下登録選手、釜元豪が育成選手として入団。

日本ハムの外野手として前年にパ・リーグ盗塁王のタイトルを獲得していながら、シーズン終了後にノンテンダーFA扱いで退団を余儀なくされていた西川遥輝とも巨人との争奪戦の末に入団契約へ漕ぎ着けた。

2月1日からは前年に続いて、金武町で一軍・うるま市で二軍の春季キャンプを実施。

いずれのキャンプ地でも条件付きながら観客の入場を認めた一方で、一部の選手(鈴木大地など)には新型コロナウイルスへの感染がキャンプ前の自主トレーニング期間中から相次いで確認された。

また、同月26日に臨んだシーズン最初のオープン戦(浦添市民球場での対ヤクルト戦)ではヤクルト投手陣による継投の前に参考記録ながらノーヒットノーランを喫した。

楽天打線がオープン戦でノーヒットノーランを達成させられた事例は球団史上初めて(公式戦を含めれば3回目)だが、ヤクルトはいわゆる「ブルペンデー」としてこの試合に7人の投手を登板させていて、NPBの1試合で同じチームからノーヒットノーランの達成に携わった投手の総数としては(公式戦を含めても)最も多かった。

もっとも、その後のオープン戦ではおおむね順調で、球団史上初めて首位で全日程を終了。

育成選手ながら一軍の春季キャンプに参加していた小峯新陸(2020年入団の右投手)は、オープン戦で好投を続けた結果、レギュラーシーズンの開幕直前に支配下選手登録を初めて勝ち取った。

さらに、小峯・川島・西川に加えて、新人選手から安田悠馬(愛知大学からドラフト2巡目で入団した捕手)と西垣雅矢(早稲田大学からドラフト6巡目で入団した右投手)が開幕一軍入りを果たした。

3月25日の対ロッテ戦(楽天生命パーク)では、安田がチームの新人捕手では初めてパ・リーグ開幕戦でのスタメン出場を則本(2年振り7度目の開幕投手)とのコンビで果たしたほか、途中から小峯や西垣とバッテリーを組んだ。

翌26日に予定されていた第2戦は雨天で中止を余儀なくされたが開幕戦、「5番・三塁手」としてフル出場の茂木にも新型コロナウイルスの感染が確認されたため、楽天球団では27日の試合前に茂木の出場選手登録の抹消、楽天生命パーク内の消毒、一軍の首脳陣・選手・スタッフ全員へのPCR検査を相次いで実施を行い、検査を受診した全員に陰性が確認されたことから当初の予定に沿って対ロッテ戦を開催した。

この試合は9回裏までに決着が付かなかったものの、NPBがレギュラーシーズンにおける12回までの延長戦を2シーズン振りに認めていることから、チームは11回裏に田中和基のサヨナラ安打でレギュラーシーズン初勝利を挙げた。

一軍は上記のレギュラーシーズン初勝利から、オリックスとの3連戦(京セラドーム大阪)にかけて4連勝をマーク。

ところが、開幕3カード目に当たるソフトバンクとの初戦(楽天生命パーク)を控えた4月1日には、この試合での先発登板が予告されていた則本をはじめ、ベンチ入りを予定していた小深田、安田、ブセニッツ、小峯、川島、西口と小山一軍投手コーチが新型コロナウイルスに感染していることが新たに判明した。

この事態を受けて、チームは試合前に総勢で8人の選手を急遽入れ替え。

NPB生活18年目で開幕一軍入りを初めて逃していた涌井を急遽先発に立てたほか、本来はブルペンを担当する石井貴コーチを小山に代わってベンチへ入れるなどの措置を講じた(試合は0対1で敗戦)。

結局、4月2日・3日に予定されていたソフトバンクとの2連戦については、新型コロナウイルスへの感染の拡大を防ぐ目的で中止。

後のPCR検査で、弓削も感染していることが判明した。

一軍では、翌週(5日)に西武とのデーゲーム(楽天生命パーク)で公式戦を再開。

12日からは同パークでオリックスとの3連戦を控えていたが、オリックスにも一軍の選手・関係者から10人以上の感染が確認されたため、3連戦の中止に踏み切った。

4月にはこのように異例の事態が相次いだものの、一軍は同月下旬からパ・リーグの首位を独走。

同月26日の対ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)から、田中将がNPB復帰後初めての完封勝利を達成した5月10日の同カード(楽天生命パーク)まで球団記録の11連勝を達成したほか、達成の時点(通算31試合目)でシーズンの通算勝率が.800(24勝6敗1分)にまで上っていた。

ギッテンスは4月5日の対西武戦(前述)に、「5番・指名打者」としてスタメンで一軍公式戦へデビュー。

しかし、3回裏の第2打席で空振りの際に左手首を痛めたため、前年のカスティーヨに続いて「新入団の外国人野手がレギュラーシーズンの一軍デビュー戦で打席中に故障したあげく、翌日に出場選手登録を抹消される」という事態に見舞われた。

その一方で、前年の一軍公式戦で先発起用の機会が大幅に減っていた銀次が代打の切り札、弓削が中継ぎで新境地を開拓。銀次については、代打での打率が一時7割を超えるほどの勝負強さを発揮していた。

チームはリーグ戦での連勝が11で止まってから全体に調子が落ちていて、セ・パ交流戦の直前には涌井とブセニッツが登板中の負傷で戦線を離脱した。

交流戦でも西川・瀧中・マルモホレスなどが極度の不振で、期間中の6月上旬には、リーグ1位の座をソフトバンクに一時明け渡した。

もっとも、5月23日の対阪神戦(甲子園)では、前年に左肘のクリーニング手術を受けていた辛島が先発で登板。

一軍公式戦2年(573日)振りの勝利を記録したことによって、球団生え抜きの左投手としては初めて、一軍公式戦での通算勝利数が50勝に達した。

岸は西武時代から苦手にしていた広島にも同月9日の交流戦(楽天生命パーク)で初めて勝利。

この勝利によって、全球団勝利(NPB公式戦史上19人目の記録)を成し遂げている。

結局、チームは交流戦を勝率5割(9勝9敗)で終えたものの、最終カード(楽天生命パークでの巨人との3連戦)でリーグ内の首位に返り咲き。

6月12日の最終戦では辰己が2回裏の打席で「1イニング2打席連続本塁打」という球団の公式戦史上初めての記録を樹立したほか、先発投手の則本がNPB一軍公式戦での通算100勝(チーム生え抜きの投手では田中将大に次いで2人目の記録)と通算1500投球回を達成した。

交流戦終了後のリーグ戦では、銀次をマルモホレスに代わる指名打者、鈴木翔天(入団4年目の左投手)を中継ぎ投手として連日起用。

その一方で、炭谷が新型コロナウイルス感染の影響で戦線を一時離脱した。

また、田中将大は交流戦の直前(5月17日の対ロッテ戦)から7月16日の対オリックス戦(楽天生命パーク)までの登板試合で6連敗を喫するほどの不振で、6月17日の対ソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)では1試合4被本塁打(いずれもNPB/MLB公式戦を通じての自己ワーストタイ記録)見舞われている。

5月の11連勝中には最大で18にまで達していたチームの貯金も減る一方で、オールスターゲーム直前のリーグ戦では、ソフトバンクばかりか西武の後塵も拝する格好で3位に転落。

楽天生命パークでの対オリックス戦に西川が「1番・中堅手」としてスタメンで出場することが発表されていた7月18日には、新型コロナウイルスの感染症に関するチーム関係者へのスクリーニング検査で西川から採取された検体の陽性反応が試合開始の直前に判明したため、スタメンを西川から辰己に急遽変更する事態に至った。

その一方で、島内は同月23日の対西武戦(ベルーナドーム)において、一軍公式戦通算1,000安打(チームの生え抜き選手では銀次に続いて2人目の記録)をソロ本塁打で達成。

パ・リーグ全体ではオールスターゲームの直前に「加盟6球団のうち5球団の勝率が5割以上」という2018年以来の混戦へ突入していたが、チームはソフトバンク・西武に次ぐ勝率.512(44勝42敗2分=貯金2)の単独3位で前半戦を終えた。

7月26・27日に開催されたオールスターゲームでは、石井監督が前年リーグ3位チームの監督としてオール・パシフィックのコーチを初めて担当。

松井と浅村がファン投票1位、岸と島内が監督推薦、小深田が出場辞退選手の補充措置で出場した。

その一方で、同月28日にはシーズン初のトレードがDeNAとの間で成立。

1月に右肘のクリーニング手術を受けた影響で出遅れていた森原に代わって、伊藤裕季也(右打ちの内野手)が入団している。

7月30日には、新人の育成選手ながらイースタン・リーグでのセーブ数が最も多い宮森智志を、支配下登録選手へ移行させたうえで一軍に合流。

しかし、石井監督が当日の対日本ハム戦(楽天生命パーク)からベンチ入りを暫定的に見合わせたことに伴って、チームはこの試合から真喜志ヘッドコーチを監督代行に立てた。

当初は「石井監督に新型コロナウイルスに感染していた球団職員との濃厚接触が確認されたことに伴う自主隔離措置」と発表されていたが、石井監督自身の感染も隔離後のPCR検査で判明された。

石井監督は、8月6日の対ソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)からベンチでの指揮を再開したものの、チームは8月11日の対オリックス戦(京セラドーム大阪)から13日の対西武戦(楽天生命パーク)まで3連敗を喫したことによって、「最大で18にまで到達していた貯金の消滅」という日本プロ野球公式戦史上初の事態に見舞われた。

同月18日の対日本ハム戦(札幌ドーム)では、「6番・中堅手」としてスタメンに起用されていた辰己が体調不良を訴えて1回裏の守備から交代した。

試合後、辰巳が翌19日のスクリーニング検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されたため、オコエが辰己に代わって一軍へ急遽昇格した。

オコエは前年のレギュラーシーズン終盤以来の一軍昇格で昇格前はイースタン・リーグ公式戦で好成績を残していたものの、前年と同様に短期間で二軍へ降格した。

9月に入ってからは、浅村が7日の対ソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)で一軍公式戦1000試合連続出場(日本プロ野球史上9人目の記録)を達成。

次カードに当たるロッテとの2連戦(楽天生命パーク)では、田中将が9日の試合で自身初のNPBシーズン2桁敗戦(10敗目)を記録した一方で、翌10日の試合では松井が「1人の投手による5度目のシーズン30セーブ」というパ・リーグ史上初の快挙を成し遂げた。

8月22日の対ロッテ戦(楽天生命パーク)で一軍公式戦に初めて登板した宮森も、9月19日の対西武戦(ベルーナドーム)で「デビュー戦から登板22試合連続無失点」というNPBの新人投手タイ記録を樹立した。

その一方で、一軍は9月26日の対日本ハム戦(同チームの本拠地としての札幌ドームでは最後の対戦)で敗れたことによって、レギュラーシーズンを5試合残して優勝争いから脱落した。

さらに、同月29日の対ソフトバンク戦(楽天生命パーク)に敗れたことで、クライマックスシリーズ進出の可能性が完全に消滅。

10月2日(日曜日)にはオリックスとのシーズン最終戦(楽天生命パークでのナイトゲーム)で田中将大(この時点で9勝11敗)を先発に立てたものの、逆転負けによって田中がリーグ最多の12敗目を喫したばかりか、一時は最大で18もの貯金を擁していたチームも借金2(最終勝率.493)の4位でシーズンを終えた。

さらに、この試合が終了してから2分後(21:27)には、優勝へのマジックナンバーを1にまで減らしていたソフトバンクがシーズン最終戦(ZOZOマリンスタジアムでの対ロッテ戦)で敗戦。

この結果、オリックスはシーズン中にマジックナンバーを一度も点灯させないままリーグ2連覇を決めた。

投手陣からは、松井が自身2度目のリーグ最多セーブ(32セーブ)、野手陣からは島内がリーグ最多安打(161安打)のタイトルを獲得。

辰己はCOVID-19への罹患を乗り越えた末に、2年連続の最終規定打席到達と2桁本塁打に漕ぎ着けた。

もっとも一軍は金曜日開催の試合にとりわけ弱く、5月6日の対オリックス戦(京セラドーム大阪)での勝利を最後に19連敗でシーズンを終えた(連敗中は瀧中が6試合・岸が4試合・涌井と田中将大が3試合ずつ・則本と藤井聖と新人の松井友飛が1試合ずつ先発)。

終盤には前述した最終戦までホームゲームで7連敗を喫していたほか、金曜日のホームゲームに至っては、この年に楽天生命パークのみで13試合が組まれたにもかかわらず全敗した。

打線全体では左投手への対戦打率が.244(NPB全12球団中7位)で、オリックスの田嶋大樹に5勝、日本ハムの加藤貴之(いずれも左投手)に4勝を献上。

また、浅村は前年を上回る27本塁打を記録したものの、他の右打者が総じて振るわなかった。

チーム全体では、投打ともに主力選手の高齢化が進行。

パ・リーグ公式戦の全143試合に出場した野手は31歳の浅村だけで、先発投手陣(岸=37歳、涌井=36歳、田中将大=33歳、則本=31歳)、西川(30歳)、ギッテンス、マルモホレスの不振や戦線離脱が夏場以降のチームの失速に大きく影響していた。

ギッテンスは8月から一軍に復帰したものの、ノーアーチでシーズンを終了。

マルモホレスは一軍公式戦で7本の本塁打を放ったものの、シーズン中に3ヶ月もの二軍調整を余儀なくされた。

もっとも、浅村は二塁手、32歳の島内は外野手としてパ・リーグのベストナインに選出。

チーム2位の142試合に出場した島内は、1試合を除いてスタメンで4番打者に起用された末に3割をわずかに下回る打率(リーグ3位の.293)ながら通算161安打でリーグ最多安打のタイトルを獲得した。

投手陣では辛島が先発陣の一角に返り咲いたほか、チーム最多の61試合に登板した西口が無敗のままチームトップ(リーグ4位)の34ホールドポイント(=4救援勝利+30ホールド)をマーク。

その一方で、前年9勝の早川は5勝9敗でリーグ最多の19被本塁打、前年10勝の瀧中も(前述した金曜日開催試合での6連敗を含む。)2勝9敗を記録するなど伸び悩んだ。

二軍は三木監督の下で、2年振り3回目のイースタン・リーグ優勝を成し遂げたばかりか、阪神(ウエスタン・リーグ優勝チーム)とのファーム日本選手権にも勝利。

高田孝一(入団2年目の右投手)がイースタン・リーグの最優秀防御率(2.25)、最多勝利(11勝)、勝率第1位(.846)、優秀投手賞、新人賞のタイトルを獲得したほか、宮森がリーグ最多の17セーブで優秀選手に名を連ねるなど、若手投手の活躍が目立った。

レギュラーシーズンの終了後には、ドラフト会議での上位指名を経て入団していた選手(釜田、内田、岩見、2012年のドラフト1位で2020年から育成契約へ移行していた森雄大、2016年のドラフト2位で2019年から育成契約へ移行していた吉持亮汰)や、他球団から加わっていたベテラン選手(川島、福山、福井、釜元)に戦力外を通告。

川島・福山・釜田・岩見・森・釜元は、いずれも通告後に現役を引退した。

川島は二軍打撃コーチ、福山と釜田はスコアラー、岩見はアマチュア選手担当のスカウトとしてチームに残留。

釜元がソフトバンクへ球団職員として復帰する一方で、福井はBCリーグの福島レッドホープス、内田は社会人野球のエイジェックで現役生活を続けている。

日本シリーズの開幕2日前(10月20日)に催されたドラフト会議では、育成選手扱いを含めて前年と同じく10選手を指名(後に全員と入団契約を締結)。

1巡目では、ロッテが指名を事前に公表していた荘司康誠(立教大学の右投手)への入札を敢行したばかりか、ロッテとの指名重複に伴う抽選で荘司への独占交渉権を獲得した。

さらに、育成ドラフト会議では永田颯太郎(国立台湾体育運動大学の日本人留学生)を4巡目で指名した。

永田は愛知県(菊華高等学校)出身の内野手で、7月の一時帰国中に同校で練習していた姿が山田潤(東海地区担当のスカウト)の目に留まったことをきっかけに、台湾での視察などを経て指名に漕ぎ着けた。

契約保留選手名簿(12月2日付でNPBから公示)に掲載されている日本人扱いの支配下登録選手を対象に条件付きで開催された第1回現役ドラフト会議(同月9日)では広島の正随優弥を指名(後に入団)。

その一方で、正隨と同じ右打ちの外野手でもあるオコエが巨人からの指名を経て移籍している。

7続く・・・

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