みなさんこんにちは。ましゅまろまかろんです。
都道府県それぞれ色んな方言ありますよね。
最近はバラエティー番組でも取り上げられていますよね。
その中でも多く取り上げられているのはどこの県の方言でしょうか。
そう。それは、青森県で使われる方言、「津軽弁」です。
みなさんは、青森といえば何を思い浮かべますか?
一番知られているのはりんごやホタテ、大間のマグロ、ねぶた祭ですよね。
今回は、青森県で使われる方言「津軽弁」について私が描いたイラストと共に説明していきたいと思います。
・青森の地方と方言について
津軽弁を学ぶ前にまずは、青森の各地方とそれぞれの方言を説明していきます。まず青森県は、この地図のように同じ県だけど他の県のように地方が分かれていて、方言も違います。
特に津軽地方と南部地方は奥羽山脈が間に挟まれており、お互いの方言が通じません。なぜ同じ県なのに方言が違うのかは、きっかけとなった戦国時代にさかのぼります。
昔の青森は当時、南部が青森を支配してました。しかし戦国時代になったころ、津軽氏は南部氏に謀反(裏切り)の疑いをかけられ、対立をしました。その後津軽氏は領地をどんどんと拡大し、独立していきました。江戸になっても色々あって、津軽と南部は戦国からの400年の因縁もあって、仲が悪くなってしまいました。
津軽と南部が仲が悪いのを他の県で例えると、大阪と京都が仲が悪いのと一緒です。もっと歴史を知りたくなった方は、ネットで調べてみてくださいね。次は、津軽地方のそれぞれのねぶた祭りの違いについて説明します。
・ねぶた祭りの種類と違い
みなさんご存じの青森県の夏祭りのねぶた祭りと、津軽地方内のねぶた祭りの違いなどを説明していきます。
ねぶた祭りは、それぞれ意味もあります。
・(青森市)ねぶた祭
・8月上旬に行われる。
・掛け声は「ラッセラー」
・戦の勝利の意味で、大きいねぶたが街中を歩く。
・跳人(ハネト)は、衣装を着れば誰でも自由参加可能。
・(五所川原市)立佞武多
・青森市のねぶた祭りと同じ期間。
・掛け声は「やってまれ」
・戦をしている意味で、荒々しい感じの縦に大きいねぶたが街中を歩く。
・太宰治や吉幾三という大スターを出している地域でもあるため、
吉幾三さんが来るときもある。
・(弘前市)ねぷた
・ねぶたや立佞武多と同じ期間。
・掛け声は「ヤーヤード」
・出陣の意味で、扇形のねぷたが街中を歩く。
・あちこちに障害物があるため、ねぷたに方向の指示をする人が乗っている。
・ご当地アイドルの王林ちゃんのグループ、「りんご娘」のMVで使われていた。
津軽弁①
次に、今回の本編である津軽弁を説明していきたいと思います。
まずは初級編です。
・「わ」・・・自分、僕、俺、私などの一人称
・「な」・・・あなた、君
・「く」、「け」・・・食べる?、食べなさい。
・「え」・・・家
・「へば」・・・それでは、じゃあね
・「まいね」・・・ダメ
・「じゃんぼ」・・・髪
・「どんず」・・・尻
・「め」・・・美味しい
・「まなぐ」・・・目
・「わや」・・・とても
津軽弁②
次は中級編です。
・「んだっきゃ」・・・そうだよね
・「せばだば」・・・それじゃあ
・「かまりっこ」・・・香りや匂い
・「あずましい」・・・気持ちいい
・「ちょす」・・・いじる、触る
・「あんべえ」・・・調子、体調、味
・「あらげね」・・・荒い、雑、荒っぽい
・「あんか」、「わんか」、「わんつか」
・・・少し、ちょっと
・「あぐど」・・・かかと
・「あめる」・・・腐る
津軽弁③
上級編です。
・「腹がにやにやする」・・・おなかが痛い
・「かっちゃくちゃねー」・・・いらいらする
・「わいは」・・・ビックリした時の表現。
標準語に例えると「うわぁ」とか「あらまぁ」などと一緒です。
・「けっぱる」・・・頑張る
などなど、他にも津軽弁の種類はたくさんあります。
終わりに
いかがでしたか?同じ日本でも同じ県でもこんなに方言が色々とありましたね。ちなみに上級編にあった「腹がにやにやする」は、お腹が笑っていることではありません(笑)。
津軽弁や青森に興味をもって詳しくなりたい人はネットで調べたり、実際に行ってみたりしてみてください!!
「へば!」