・あらすじ
美しさ、演技力、名声全てを持つ大女優淵透世(ふち すけよ)を母に持つ主人公累(かさね)。母のような女優になりたい夢を持つも美しい母とは似つかない醜い容姿のせいでいじめられる日々を過ごしていた。限界を迎えた累は母の遺言を思い出し、母に託された1本の口紅を塗る。「欲しいものに口づけを」母の遺言に従っていじめの主犯格である少女に口づけた…すると累の顔は美しい少女の顔へと入れ替わっていた。母から託された「人の顔を入れ替えるチカラ」を持つ口紅を手に累は母と同じ運命たどるのか…。
・作品を知ったきっかけ
たまたまアニメを見ていた時にこの漫画のCMを見たことで作品の存在を知り、丁度新しく何か読みたいと思ったタイミングでレンタルしたのをきっかけにハマり、レンタル待ち出来ないぐらい続きが気になったので漫画を集め始めました。連載中1度も飽きずに最後まで集められた漫画はここ10年でこの漫画だけです。
・作品の見どころ
口紅を塗り相手に口づけると相手と顔が入れ替わる事を利用したサスペンス要素が、登場人物だけではなく読者も騙される展開にハラハラドキドキします。
そしてその過程で描かれる「美醜に振り回される人間の醜さ」に共感したり恐怖を感じ思わずゾクッとするのに、登場人物たちが救いの道に行くのか破滅の道に行くのか気になって読み進めてしまいます。
・外伝小説【誘】について
小説【誘(いざな)】は累の母が主役の物語で彼女の壮絶な過去が描かれています。これが【累】本編の終盤の物語の理解を深め面白さを倍増させているので、本編8、9巻あたりまで読んだらこの小説を読むことを強くオススメします。もちろん読まなくても本編は楽しめるのですが、私個人としてはある登場人物の行動が理解しきれなかったと感じたこともあるので読んだ方が絶対に楽しめると思います。
作者本人が小説を書いているのですが、長文を読むのが苦手な私でも読みやすく「漫画だけでなく小説の才能もある作家さんなのか!?」と驚きました。
・まとめ
この作品は【累ヶ淵】という怪談がモデルになっているので、水木しげるの漫画のような昔の雰囲気もありつつ古臭さを感じない絵柄と表現力にどんどん引き込まれるので男女問わず楽しめると思います。
※累ヶ淵は累を読み終えてから読むとつながりを理解できて面白いですよ。
今回はいつもの王道な作品とは違うタイプの作品を紹介してみました!いかがだったでしょうか?最近マンガアプリ(マガポケ、マンガBANGなど)で配信されるようになったので少しでも興味を持ったなら読んでみてほしいです!
王道少年漫画好きな私ですが大人になってからこういった作品にもハマるようになったので、今後もこういった大人向け作品も紹介したいと思いますのでお楽しみに!