SYSTEM COLLABO`s GAME #04
2024年9月 他所の土俵で作られた名or迷作ゲーム 愛及屋烏
ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城
ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり
ドラゴンクエスト×無双シリーズ
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概要・2
『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』は、スクウェア・エニックスより2016年5月27日に発売されたアクションRPG。
ドラクエシリーズ版のアクションRPGである『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』の好評を受けて制作されるシリーズ第2作。
ドラゴンクエスト30周年の記念作品である。
ヒーローズ1作目の続編ではなく、世界設定・主人公・ストーリーは一新される。
また、前作で要望の高かったマルチプレイにも対応し、通信時は最大4人でのプレイが可能となる。異なる機種間での通信プレイ(クロスプレイ)にも対応。
PS3、PS4、PS Vitaの3機種で発売されるが、クロスセーブに対応しており、外出先ではPS Vitaでプレイし、帰宅してPS4でその続きを遊ぶといったことが可能。
また、前作や『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』とも連動特典もあるほか、前作同様にクエストやキャラクターの無料ダウンロードコンテンツも配信する。
連動特典は当初は同じ機種のセーブデータが必要だったが、後に最新版アップデートを適用する事によって異なる機種間でも受け取れる事が決定した。
Nintendo Switch版はダウンロードコンテンツの事前収録はもちろんのこと、新キャラクターとしてライアン、ボスキャラクターとしてシドーが追加されるなどの新要素のほか、ゲームバランスが調整されている。
必要なソフト容量が尋常じゃないので、パッケージ版が推奨される。DL版でのプレイは現実的では無い。
あらすじ・2
~竜が太陽を喰らう日 双子の王が生まれ、再び大地は戦乱に覆われる。~
物語の舞台となるのは、1000年に渡る長い平和が続いていた七つの王国。
1000年前に起こった大戦争ののち、各国は国同士での争いを禁じ平和を保ってきていた。
オレンカにある士官学校に留学中であったラゼルと、彼を訪ねに来た従姉妹のテレシアは互いに再会を喜び合うが、突如ジャイワールの王子ツェザールがモンスターを率いてオレンカを襲撃。
宗主国ゼビオンの女戦士オルネーゼの助けもあってジャイワール軍を退けたものの、
二人はこの戦いを契機に世界を覆う大きな争いの渦に巻き込まれていく。
参戦キャラクター・2
ストーリー中に使用可能なのは太字のキャラのみ。
ドラゴンクエストIV・ミネア、トルネコ、アリーナ、クリフト、マーニャ、ピサロ ドラゴンクエストV・フローラ、ビアンカ ドラゴンクエストVI ・ハッサン、テリー ドラゴンクエストVII・マリベル、ガボ ドラゴンクエストVIII・ククール、ゼシカ、ヤンガス ドラゴンクエストヒーローズ・アクト、メーア、ディルク、ジュリエッタ
転職
今作では主人公の2人が拠点の町にて転職が可能になっている。
主人公を僧侶にし、サポートに徹することで歴代キャラをメインに使って攻略を進める事も。 主人公の武器は変更可能なので自分の好みにあったキャラを育成する楽しみもできた。
各職業に独立したレベルが設定されているが、それぞれの職に他の職でも効果を発揮するパッシブスキルがある為、他のドラクエシリーズ同様に転職を繰り返す事で基礎ステータスの強化が可能になっている。
職業毎に2~5つまでの武器が装備変更可能。 基本職以外にも条件を満たす事で転職可能になる上級職もある。
神官にお金を払う事でスキルポイントの振り直しもできる。
総評・2
前作のTD要素や拠点とミッションを行き来するだけの閉塞感のあった移動など、賛否あった部分を手直しする事で前作に増してドラクエらしさが表現された。
環境に応じた魔物達が闊歩している広大なマップを目的地へと向かって進みながら時に戦い、時に逃げ、探索する正にドラクエの世界と言える作りは見事の一言。
演出もより派手になり、更に数が増えた特技・呪文を敵の群れに放つ爽快感も大きい。
一方で偏ったキャラ選出を始め、単調になりがちな戦闘バランスや無駄な工程を要求するアクセサリーなど、ゲームシステム面にいて作りが粗い点が多く目に付く。
特に、シナリオにおけるマルチプレイ要素は一緒に進められない点に加え、マッチングのし辛い仕様であった事もありその点に関する指摘も少なくない。
思い込みと決め付け、誤解からの戦闘からの和解の繰り返しのシナリオはグダグダとも言われがち。国の主導者勢が揃いも揃ってその様なので、魔物関係なく世界が滅びそうである。
ネットゲームライクなバランスでメインシナリオ以外の部分ではいかんせん作業感の強い要素が多く、プレイするのが面倒・飽きるといった声もある。
総じて、普通にクリアまで遊んで終わりという程度であれば遊んで損の無い作品と言える。
やり込み派の場合、その作業量に対して余り最適化されていないシステム面が自分にとってどう映るのかをまず検討した方が良いだろう。
END.