※この記事は本文のネタバレを含みます、先に本文を読んでからこの記事を読むことをおすすめします
挿絵:Cici Ai
1,はじめに
皆さんこんにちは、幽刻ネオンです。
ついに、最初の作品を完成させました。
今回はコラボ作品一作目という事で挿絵やアイキャッチ等は【花の月様】が担当してくださいました。
素敵なイラストで愛着が沸き、ロゴまで作ってくださいました。
ありがとうございます、感謝です!
(両者,キャラクターに愛着があります)
よろしければ、ご本人の作品やイラストをぜひ読んでみてください。https://no-value.jp/author/0010290006/
今回は、廃校が舞台だったということもあり今までの作品と比べたら親近感がわきませんか?
怪異絡みの物語を紡ぐので次回もお楽しみに。
では、物語裏話やキャラクターの掘り下げなどをしていきましょう。
2,あらためて作品紹介
◇あらすじ【妖魔捜査官 廃校の闇】
肝試しに廃校(G中学)まで来てしまった【僕】。
大学のレポート課題を提出するために、クラスメートと裕翔とフィールドワークをすることに。
探索を続けていると、二階の教室のドアに【不気味なお札】が沢山貼られているのを見つけ開ける。
そこにあった【黒くて大きな箱】を見つけ開けてみると中身は空っぽだった。
安心した僕と裕翔はここから出ようとした。
落ちていたお札とロザリオネックレスを僕が拾った瞬間、背後から声が聞こえた。
だってまさか背後に、本物の白装束姿の美女と中世欧米風な黒装束姿の美男がいるわけがないだろ。
だが、裕翔に異変が起こり・・・・・。
これは不思議な者に出会いやすい僕が体験した物語
◇登場人物
↑月城ゆな(159㎝ 21歳)一人称:僕 二人称:~さん、あんた、お前、呼び捨て
好き:パズルや謎解き 嫌い:賑やかな場所、厄介事
【主人公。本名は、霊子。自分の名前を嫌う。中性的な見た目でボーイッシュ。母が巫女、父がエクソシストの末裔。大学二年生(民謡学部)とある目的で廃校を探索することになる。霊感が強く引き寄せられやすい体質(無自覚)で自由奔放であまり自分のことを考えない性格だが情に熱い】
↑氷室佐久夜(168㎝ 30歳くらい)一人称:私 二人称:~ちゃん、~くん、あなた
好き:ゆな、かわいい女の子 嫌い:孤独、約束を破ること
【お札の中に封印された雪女。好奇心旺盛な性格でかなりのお人好し。ゆなを気に入り取り憑くようになる。元々はあまり良心的じゃない性格だったが、祓えるものに封印され性格も変化した】
↑クライヴ・ドラクル(180㎝ 400歳)一人称:俺 二人称:呼び捨て、お前、貴様
好き:ゆな、血、読書 嫌い:嘘つき者、裏切り者
【棺の中で眠っていたヴァンパイアロード。冷静沈着で社交的な性格。恐ろしい見た目と低い声が特徴。ゆなを溺愛し契約した。彼は吸血鬼の中でも最恐で一度愛した人間を捨てたりはしない】
今回は特別にサブキャラクターも登場しますね。
↑友木裕翔 トモキ・ユウト
【ゆなと同じ民謡学部二年生の青年。怖がりで大人しい性格。廃校を訪れるが異変を感じてしまう】
↑黄昏リリカ タソガレ・リリカ
【『心霊捜査官』と名乗る怪異の専門家。全てが謎につつまれている】
※彼女の詳細は次回から明かされます。お楽しみに!
3,あとがき
ゆな、佐久夜、クライヴの初期設定は実は考察が捗る話ばかりなのです。
元々は本気でホラー小説を紡ぐ時に、一番考えたのがどんなキャラクターが出てくるかでした。
そこで上がったのは、ボーイッシュの普通の子がこんな心霊体験をしたらどうなるか。
当然皆さんはこう思うでしょう、【怪異よりも主人公が目立つ】かと。
ご安心ください、今回の作品は【キャラクター同士の掛け合い】を大事にしています。
今回は語り手が大学生の女の子で、廃校で出会った雪女と吸血鬼。
三人は元々性格も違いますし、当然ながら恋愛描写も多かったでしょう。
しかし、人間と化け物が出会うというのはどうしても恐怖心はうまれます。
主人公である【ゆな】がどうして廃校にフィールドワークに向かったのか。
裕翔の異変に二人は関係するのか。
ネタバレは語れないので、ぜひ本文を読んで確かめてみてください。
それではキャラ視点から初期設定を特別に公開します。
意外な秘密も見られるかも?
4,キャラクターボーナスタイム
月城ゆな
「元々僕は、最初からやる気があったわけじゃないんだ。大学で起きた不幸からまさかこんな事件に巻き込まれるとは思っていなかったぜ。裕翔にはツライ思いをしさせたと思う。後であやまっとこ。つーか、僕ってこんなにズボラだったのか?」
「マジかよ。イケメンになる予定だったのか。服装にはこだわりはねえけど。あの体験は忘れられない思い出になる。後でリリカに馬車馬のように働かされる・・・・・・困ったな」
氷室佐久夜
「私がなぜお札の中に封印されたかって?それは、学校で彷徨っていたらいきなり巫女さんらしき人にね。幽霊ではあったけれど本当は隠していたのよ。でも、ゆなちゃんが私を見つけてくれたおかげで一人じゃないってわかったから。どう?私って美しいでしょ?」
「まぁ素敵ね!髪型にはリボンがついているの。お気に入りなのよ。足元には黄色のアクセサリーがあるわ。ゆなちゃんが驚いていたけれど、私ってそんなに怖いの?着物もいいけれど、今度は可愛らしい服も着てみたいわ!ゆなちゃん、クライヴくん・・・・・お願い♡」
クライヴ・ドラクル
「眠りから覚めた時に、ゆなが現れた時は幸せのような時間だった。なぜなら、今まで見てきた人間の中で一番純粋なヤツだったからな。俺の容姿にも恐れず勇気を出していた。この時の自分はまだひねくれていたようだ」
「黒装束、燕尾服はいわゆる飾りだ。これまで様々な歴史をみてきたが、やはりなじみ深いのは彼女との出会いだろう。俺はそれくらい幸せな者だと実感した。後悔しただと?なに、俺はヴァンパイアロードだ。未来の妻ができたのはうれしいことだ。佐久夜も大切な友としてこれからは暮らしていこうじゃないか」
最後に
また次回のお話でお会いしましょう、幽刻ネオンでした。