NEW GAME Ⅰ BOUGHT #01
2024年11月 近年で新作で買ったゲームの紹介 愛及屋烏
イースX -NORDICS-
Continuation from last page. 1-1 https://no-value.jp/column/84527/
メインキャラクター
◆アドル・クリスティン CV:梶裕貴
我ら(プレイヤー)の現身にして、後にその名を轟かせる赤毛の冒険家。17歳。 今回は時系列的に『I』と『Ⅱ』の後であり、彼にとっては二度目の本格的な冒険となる。
始まり方が乗船していた商船の拿捕であって、彼のカルマである漂着(漂流)は無いかと思われたが、結局は劇中で個人・集団の両方で漂流する。
前作「Ⅸ」から7歳も違うので若い印象はあるが、それでも見た目・中身共に変化は少ない。他の地方での冒険では『珍しい』と言われる、彼のトレードマークの赤毛は出身のエウロペ方面では割と見かけるらしい。
彼の記念すべき初冒険エステリアでやった事は、この時点でそれなりに各方面に広まっている模様。
何気に今まで全く明かされなかった彼の故郷や家族の話、アドルが冒険を始めたきっかけ等も僅かではあるが描写される。
時系列ではⅩの直後で、アドルが一時的に記憶喪失になった「セルセタ樹海」の冒険で取り戻した過去の記憶と併せると、彼が故郷を旅立つ前の大部分が作品内で描写された事になる。
今作では文字通りカージャとの二人三脚で大海原を舞台に冒険をする事に。
時系列的に後年で呼ばれる事になる、有名な『赤毛のアドル』の異名だが、今回の冒険にてバルタ水軍の首領・グリムソンに付けられたモノだったと発覚した。 〇〇の△△△、という実に海賊感のある異名だったので納得である。
◆カージャ・バルタ CV:Lynn
本作のヒロインかつ、もう一人の主人公。 Xのアドルの相方…というか義兄弟枠。 アドルの冒険癖に付いていける立場故、置き去りになる毎度の現地妻感は薄い。
オべリア湾で剛腕を振るっているノーマンという海賊で、その頭目の一人娘でもある『海賊姫』。
従来のヒロインとは毛色が違うというか、味方のパーティーキャラとは思えない鮮烈な行い(バルタ水軍との約定を破った商船の船長の粛清)を新たな冒険(ゲーム)にウキウキしているアドルとプレイヤーに見せ付けてくれる。
海賊らしく粗暴なところもあるし平然と「殺す」等の言動もするが、性格自体は(厳しい言動もするが)結構普通。
ノーマンを忌避していたカージャと同世代のメンツやカルナックの住民も素性を知った後でも、彼女には初めから割と友好的で、全幅の信頼を寄せている。
前線にバリバリ出ている女性のノーマンが、見える範囲でほぼ皆無(バルタ水軍の拠点にはノーマンの女性も多くいる)な事に加え、相手がこんな美少女では、他と同じ様には扱えない、というのもあるだろう。
序盤のキツい男勝りな言動は、バルタ水軍頭領の娘という立場を鑑みて、虚勢を張って演じているような状態であったらしく、中盤のイベント後からは自然体の女性的な言動を見せるようになる。
ゲームが進むにつれて、プレイヤーがどんどん好きになる系のヒロイン。
今までは『イースⅧ』の『ダーナ』がヒロイン(兼もう一人の主人公)として頭一つ抜けていたという意見も多かった。(そのラストで得た立場もあって) だが今回、クリア後にダーナ・ロスに続き、カージャ・ロスを発生させるぐらいには人気のヒロインとなった。
◆ドギ CV:三宅健太
こちらもいつも通りのアドルの相方。23歳。 イースの冒険で出会った盗賊で、旅立つアドルに誘われて、今回から冒険の旅に同行している。 こっちはアドルと違い年齢通り結構若い容姿である。
やはり今作も裏方だったと思いきや、意外な形で再登場する。
プレイアブルなのがⅦのみなので、今作でドギが如何に恐ろしく、そして強いかを身をもって知った、というプレイヤーも多い事だろう。
『壁壊し』の異名に相応しい活躍?も見られる。 後から思い返すとギャグなのだが。
アドルとの旅を始めたばかりな事もあり、バルタ水軍からのスカウトを受けて、(アドルとの旅を続けるか)少し迷ったり、イース3(フェルガナの誓い)への布石として、故郷のフェルガナの話題が出るシーンも。
更にクリア後の隠し要素で、晩年のアドルが消息を絶った、とされる北極圏への旅に同じく晩年のドギが同行している描写が見れる。 何やら、バルタ水軍の船団(カージャの配下)も協力してくれてる様なので、普段の冒険(ゲーム)とは人員規模の異なる、かなりの大冒険らしい。
――お約束なのか、悪神の妨害か、船団とは逸れて、二人で進んでいる様だが。
◆グリムソン・バルタ CV:山路和弘
バルタ水軍の首領で、カージャの父親。
戦闘力は言うに及ばず頭もキレる、頭目に相応しい人物。
妙に間延びした口調で喋る。バルタ親子はマナの他にⅨのある人物が使った力も行使できる。
日本ファルコムのファンというか、軌跡シリーズファンからは「猟兵団長」兼「最強オヤジ」枠のキャラだと直ぐに判別されてしまう人。
カルナック少年団
◆グレン・ベルジュ CV:小林裕介
カルナックの街の自警団に所属する少年。
恐らく1、2年はいると思われるのだが、問題行動が多いらしく未だに見習い。
同年代の幼なじみで結成された、少年団リーダー。
父が町長でバルタ水軍と懇意にし、自警団を蔑ろにしている状況で、その原因でもあるノーマンに対しても少なからず不満を抱いている。
ただカージャに関しては、グリーガ-から助けられたり、同世代な事もあってか不平不満を感じた事は一度もなくノーマンと知った後も親友として接している。
周囲や友人達からの評価は満場一致でお気楽者の熱血漢、という感じだが、割と確信を突いた発言をしたり、柔軟な対応をしたりと地頭は良い。
◆ロザリンド・ラズヴェリ CV:青山吉能
カルナックで有名な宿酒場ラズヴェリの看板娘。 いつも笑顔で客に接し、気遣いも出来る良い子。
余所者のアドルや海賊のカージャに対しても非常に礼儀正しい一方で、少年団のメンツがなにやら恐れる顔もあるようで………
◆クルス・カーペント CV:広瀬裕也
カルナックで有名な商売家の跡取り息子。
年齢にそぐわない程に冷静かつ、誰にでも礼儀正しい。 しかも人徳や道徳を重んじるタイプで、父親と違い商売や利益優先という訳でもない。
少年団の一人だが、最近は家の商売が忙しく他の幼馴染とは少し疎遠気味。 若年で既に優秀な商売人で、紛れもない立派な跡取り息子なのだが、彼自身は他に夢があったようで、思う所がある様子。
◆レイフ・イヴリーズ CV:羽多野渉
少年団の一人にして今は外で『出稼ぎ』に出ている少年。
若干皮肉屋の二枚目だが、人当たりは悪くない。喧嘩になりやすいのは、主に直情的なタイプのグレンだが、別に仲が悪い訳でも互いに険悪な訳でもない。
アドルの来訪の直前までカルナックの外に出ていた為、グレン達はレイフが鉱山で働いている程度は把握していたが、近況については全く知らなかった。
そして一般人とは思えないほどの雰囲気を纏う時があるが………後に傭兵団に所属している事が発覚。アドルの関係者(仲間)がやたらと集う傭兵団が存在するので、ファルコムの傾向的にそこの可能性が高い。
◆ミラベル・アスラッド CV:阿澄佳奈
カルナックのアスラッド診療所に勤めている看護婦で、アスラッド家の一人娘。
世代が一つ上なのもあり、少年団のお姉さん的存在。だが、年齢のお話はタブー。
当初は海賊姫とカルナックで恐れられていたカージャにすら親身に接し、簡単に丸め込む大らかで理知的な性格の持ち主。
でも怒ると怖い。カージャですら軽く引くくらい怖い。 恫喝対象はもっぱら診療所を抜け出し釣りに出かける父親。 『メガネ』『釣りキチ』『学者』等が黒幕な事が多い、軌跡シリーズに毒されたプレイヤーは父親を疑ったが一般の釣り好きである。
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