退職後以降、ネットデトックスを目的にDAISOやSeriaで売られているB6サイズのMarumanスケッチブックを6冊使い切るというチャレンジを始めてから、アナログで絵を描くことが多くなりました。CREATORSに入る前に行った就労移行の支援員さんとの話し合いがきっかけでしたが、スケッチブックに極力毎日触れること自体は今も継続しています。
アナログ絵を描く際に便利なものとして「トレス台」があります。光を放つ板の上に紙を2枚置くことにより、下の紙にある絵が上にも映し出され、上の紙にペン入れをすることができる道具です。
退職からしばらく経った時期にDAISOで販売されているトレス台(商品名「トレースボード A5サイズ」)を入手し、初めて使った時は、その便利さに感動したものです。それまで、自作していたトレス台を利用していましたが、光の強さが半端ないというか…目の健康的にあまり長く使いたくないくらいに光ります。そのくらい下絵が鮮明に写るため、今では毎日~数日に一回の頻度で利用しております。これで550円とはすごいものです。
まず、線画まで描いてみます。
アナログを描く際は大体こんな感じです。
下絵については消しかすの片付けが面倒で、シャープペンシルよりフリクションを使うことが多いです。下絵に使う紙はコピー用紙程度の厚さなら何でもいいです。今回は百均ノートの切れ端を利用しましたが、個人的なお気に入りは無印良品の「落書き帳(B5)」です。わら半紙。
また私が下描きとペン入れの紙を使い分けている理由としては、上記の紙の状態以外だと時々ペン入れ以降の作業をデジタルに変更したくなるためです。ペン入れした画像を取り込んで綺麗にすることが結構大変なため、下描きの時点でスキャンした方が効率的に思えます。
塗りについては色鉛筆・水彩色鉛筆、不透明水彩がメインです。時々アルコールマーカーを利用することがあります。色鉛筆は削る手間はありますが、それ以外のコストパフォーマンスについてはかなり高いと感じているため、最近は積極的に利用しています。
絵は道具を選ばなければ、あまりお金のかからない趣味だと聞いたことがあります。
実際私は上記からわかるとおり高価な道具を使っていないこともあり、その意見に激しく頷いてしまいます。
今から描き始める方にとっても描き方の情報はネット上に溢れているので(見本を間違わなければ)特に現在はハードルの低い趣味だとも言える気がします。
話を戻し、絵の完成です。
かなり簡単な構図ですが、色鉛筆の塗りに対してはグラデーションや混色を活用することを心がけています。
線画の色は描く絵によって毎回使い分けています。
※完成した絵の取込は、
- スマートフォンのスキャナーアプリで取込を行う
(※早朝に薄いカーテン越しに、もしくは窓を少し開けた状態で撮影するのが、影でムラにならず丁度いいかと。スキャナーアプリは「Googleスキャン」を使用) - 1の画像を「除算」レイヤーを扱える画像加工ソフトに読み込ませる(自分はiOS版「Ibis Paint」です)
- 画像の紙の色をスポイトで拾い、新しいレイヤーで全体を塗りつぶした後該当するレイヤーのモードを「除算」にする
形式を取ってます。(どこかの記事で知った方法ですが、出典が見つからず…)
最初はネットデトックスの一環として始めたアナログ画ですが、思ったよりもハマっている自分がいてびっくりしています。普段デジタルで描いている方もたまにはいかがでしょう?