8月6日〜8日に開催された、仙台七夕まつりに行ってきました。伊達政宗公が始めたものが由来の400年余りの歴史があるお祭りです。今年は平日の開催でしたが200万人以上もの人が訪れました。
仙台駅に着くと巨大な吹き流しが出迎えてくれます。
駅に直結しているショッピングセンターの吹き流しです。渡り廊下から間近で撮ることができました。
駅前には屋台がたくさん出店していました。人気の10円パンも出店していましたが、夕方には売り切れていました。次に出会えたら食べてみたいです。
目抜き通りの商店街に着きました。大きな吹き流しを手の届く距離から楽しむことができます。多くの子ども達が手を伸ばして楽しんでいました。↓動画
全国から寄せられた50万羽もの折り鶴で平和を願う「ノーモアヒロシマ・ナガサキ」の吹き流しです。今年で49回目だそうです。
今年は能登への思いを込めた吹き流しも飾られていました。クラウドファンディングも実施されていたようです。
仙台市内の子供たちが制作した「復興折り鶴」です。テーマは「伝える感謝、つながる、広がる思い」。7万8000羽もの大きな迫力ある飾りで、多くの人が写真を撮影していました。
休業中のフォーラスの吹き流しも見つけました。
他にもお店ごとに多種多様な個性のある吹き流しや、アニメやゲーム作品の吹き流しも多く飾られていました。
お着物のお店のご店主とお話させていただきました。和紙と布を使って飾りが作られているそうです。
お気に入りの飾りを見つけました。くす玉の花の形と淡い配色が素敵でした。
「T-1グランプリ」
去年から中心部の6つの商店街で金賞を受賞した七夕飾りから、来場者のWEB投票で最優秀賞と優秀賞を決める大会が開かれていました。
最優秀賞 「ボタンのムツミヤ」
テーマは100色で紡ぐ物語で、創業100周年の想いが詰まっているそうです。カラフルなボタンが並んでいる店内を彷彿とさせる、100色の色遣いと細やかな装飾が素敵でした。ミニ七夕飾りの販売やワークショップなども行っていたそうです。
優秀賞 「白松がモナカ」
1番太さがあるように感じられ、カラフルな配色なのに気品と端正な佇まいを感じました。老舗銘菓のお店らしさを感じました。
「文具のキクチ」
吹き流しももちろん美しかったのですが、巾着飾りの配色が美しく様々な素材で細かく作られており、素敵だなと思いました。
お店では七夕キットも販売されていました。
「入間」
オリンピックの飾りが施されていました。ワールドワイドなテーマと細かいデザインが素敵でした。
「水晶堂眼鏡店」
ポップでとても可愛らしい配色とデザインです。四季を表しているのでしょうか。丁寧な切り紙がたくさん貼り付けられていていて美しかったです。
「大正園」
テーマは龍で天災を乗り越える願いが込められているそうです。吹き流し3本で一匹の大きな龍に見えるデザインが迫力を感じて素敵でした。個人的に2階にオープンした大型犬と触れ合えるお茶カフェがとても気になっています。
今年は仙台駅から徒歩で行くことができる、目抜き通り以外の商店街にも行ってみました。
「仙台朝市」
仙台駅のそばにある新鮮な海産物や野菜や惣菜などが揃う、仙台の台所です。いつも明るい朝市ですが、七夕飾りでさらに明るい雰囲気でした。すずめ踊りも開催されていたようです。
「大町通り」
子供たちが書いた短冊の笹飾りが通りにたくさん飾られていました。カラフルで温かみがある飾りでした。
「壱弐参横丁」
飲食店を中心に100以上ものお店が立ち並んでいる昭和レトロな雰囲気ある横丁です。よく見ると店舗ごとに違った飾りもありました。ステージも設置されてイベントも開催されていました。
「春日町」
定禅寺通りのメディテーク周辺の路地にあります。工夫された飾りがたくさん飾られていました。地名の由来となっている春日神社の飾りも素敵でした。
他にも仙台市の様々な商店街で七夕飾りを見ることができたり、イベントが開催されていました。
商店街にも出店がたくさん並んでいましたが、今年はカフェに入ってずんだのかき氷とお抹茶をいただきました。甘くて冷たくてずんだの食感が美味しかったです。疲れが吹き飛びました。
案内された2階席からは七夕飾りが見えました。
途中で雨が降ってきました。お店の方々が急いで飾りを下ろしたり、ビニールで覆う作業をしていました。雨の予報はありましたが、直前まで飾ってくれていました。
ちなみに、仙台七夕は雨が降ると言うジンクスをご存知の方も多いと思いますが、実は統計上8月は3〜4日に一回雨が降るので自然なことなのだそうですよ。
ゆっくり鑑賞したい方は夜もおすすめです。屋根のあるアーケード通りはいつでも明るいので安心ですし、竹飾りの吹き流しは雨対策でビニールに包まれているものもいくつかありますが、人が減りゆっくりみることができます。
勾当台公園の広場では屋台もたくさん出店していて、夜も楽しむことができます。
夕方になり少し涼しくなってからはカートでお散歩しているワンちゃんたちも多く見かけました。
【感想】
印象に残ったできごとは、おばあさんと大きな風船を2つ掲げた女の子が手を繋ぎながら歩いていて「風船嬉しいなー、嬉しいなー。」と繋いだ手を振りながら歩いていたのを見かけたことです。私も嬉しくなりました。
他にも、吹き流しを制作したご店主とお話しをさせていただいたり、声を掛けていただいて吹き流しとの写真を撮影していただいたり、温かくなるお祭りでした。
今年は特に外国人観光客を多く見かけました。来場者も多かったですが、仙台七夕祭りは、自分のペースでゆっくり歩いて見て回れるのも魅力の一つです。ぜひ、皆さんもお気に入りの飾りを探しながら歩いてみてください。来年の参考になれば嬉しいです。