お絵描きチャット、オフ会、面談時の雑談など誰かに絵を描く過程を見せた際に、「描くペースが早い」とか「迷いのない線だ」と言われることがあります。
強みなんだなあ…とは思ってましたが、どういう原理でそう解釈されたか調べてみました。
思い当たる節としては
- 構図はあらかじめ考えておくことが多い
- ここ数年はペン入れすることを前提に描いている
…ですかね。
両方とも誰かに見せることを前提に描くことが日課になっていることが大きいかもしれません。
以下、分析。プロや商業サイトにおける文献が見つからなかったためリンクは省略。
①構図をあらかじめ考えておく
意外と構図を考えてから描くという方は多くないらしい、ということから出た結論です。自分は暇つぶしの絵などでなければ大抵構図は先に考えています。自分の場合公開前提の絵のスタートが二次創作ですが、元ネタからアイデアを出していたら一次創作においてもそこまでアイデアに難儀しなくなった…という感じでしょうか。もしくは絵を描く際に「手を描く」縛りをつけているので、何かしらポーズを考える必要がある…とか。
②ペン入れすることを前提に描いている
よく絵を描く方の間で、ペン入れした際に下描きより劣って見える…という意見がありますが、私の場合ペン入れが終わる頃には線画がどうだったかという記憶がなかったり、ラフ線画を直接整えて色を塗ることも多いので、脳内で下描きの過程をある程度スルーしている可能性もあります。
よっぽどひどい下描きだった場合はペン入れした絵が二つ目の下描きになって手間が増えるというデメリットはありますが…。まあ、下描きも本番のつもりで描こうねという意識はある程度働いているかも。
ただ、画力自体にあまり左右されることではない気がします。商業小説の挿絵を描いている方に褒められた時はまじか!?と思いましたが、自分の趣味のキャパシティで描いていること(=アイデアにそれほど難儀しない)と上記の理由が効いたと結論づけました。
迷い線がない≠上手という説もありますし(諸説多すぎ)、私もそこまで上手な方ではありませんが、「○○秒でポーズ集の模写をする」練習法の存在を見るに、絵を早く・迷いなく描く…という需要は確かにある模様です。絵で食べている人やコミッションを受けたい人にとってはかなり重要なのだろうな…と思います。そう考えるとプロを目指しているわけでもなく、コミッションはなかなか踏み出せない自分がどうしてやたらと描くことが早いのだろうということは結構謎ですが。